【今後とも】と【引き続き】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「今後とも」(読み方:こんごとも)と「引き続き」(読み方:ひきつづき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「今後とも」と「引き続き」という言葉は、どちらもこれからものことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「今後とも」と「引き続き」の違い

「今後とも」と「引き続き」の意味の違い

「今後とも」と「引き続き」の違いを分かりやすく言うと、「今後とも」とは未来のことに対して使う、「引き続き」とは現在進行形のことに対して使うという違いです。

「今後とも」と「引き続き」の使い方の違い

一つ目の「今後とも」を使った分かりやすい例としては、「今後ともご指導頂けましたら幸いです」「今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします」「今後とも末長いご支援をいただきますようお願い申しあげます」「今後ともよろしくお願いいたします」などがあります。

二つ目の「引き続き」を使った分かりやすい例としては、「引き続きサポートの方よろしくお願いいたします」「結婚しても引き続きここで働く予定です」「昨日からの引き続きで会議が行われている」「2週間も引き続き雨が降っている」などがあります。

「今後とも」と「引き続き」の使い分け方

「今後とも」と「引き続き」はどちらも似た意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「今後とも」はこれからもや以後のことを意味しており、今のやりとりなどが一旦終わって、またやりとりをする時にもお付き合いしましょうというニュアンスで使う言葉です。つまり、「今後とも」は未来のことに対して使う言葉になります。

一方、「引き続き」はやりとりや取引などの最中に「この後もよろしくお願いします」や「最後までよろしくお願いします」というニュアンスで使います。つまり、「引き続き」は現在在進行中のやりとりや取引に対して使う言葉です。

ただし、やりとりや取引の最中に「今後とも」を使っても問題ありません。そのため、どちらの場合でも「今後とも」の方が使われることが多いです。しかし、やりとりや取引が終了した際に「引き続き」を使うのは間違った使い方なので、気をつけるようにしましょう。

「今後とも」と「引き続き」の英語表記の違い

「今後とも」を英語にすると「continued」となり、例えば上記の「今後ともよろしくお願いいたします」を英語にすると「Thank you for your continued support」となります。

一方、「引き続き」を英語にすると「continuously」「continually」「one after another」となり、例えば上記の「2週間も引き続き雨が降っている」を英語にすると「It has been raining continually for two weeks」となります。

「今後とも」の意味

「今後とも」とは

「今後とも」とは、これからものことを意味しています。

表現方法は「今後とも変わらぬ」「今後ともよろしくお願いします」

「今後とも変わらぬ」「今後ともよろしくお願いします」などが、「今後とも」を使った一般的な言い回しです。

「今後とも」の使い方

「今後ともよろしくお願いします」「今後とも変わらぬお付き合いのほど」「今後ともご愛顧」「今後ともご指導ご鞭撻」などが、「今後とも」を使った一般的な言い回しになります。

「今後とも」を使った分かりやすい例としては、「今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」「今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします」「今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます」などがあります。

「今後とも」はこれからもや以後もなどを意味する言葉で、これからも関係を続けていきたいという意思を表す場合に使います。また、「今後とも」は目上の人にも目下の人にも使うことが可能です。

「今後とも」はビジネスメールでよく使われる

「今後とも」を最も使う場面はビジネスメールです。「今後ともよろしくお願いいたします」「今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします」などの言い回しで、結びの言葉として使います。

「今後とも」は、お詫びのメールで謝罪する場合や、継続して関係を続けない人に対しては使えない言葉なので、そういった場面では使わないように気をつけましょう。

「今後とも」の類語

「今後とも」の類語・類義語としては、これから先のことを意味する「以後」、今から以後のことを意味する「これからも」などがあります。

「引き続き」の意味

「引き続き」とは

「引き続き」とは、物事が途切れることなく続くことを意味しています。

表現方法は「引き続きよろしくお願いいたします」「引き続きお楽しみください」

「引き続きよろしくお願いいたします」「引き続きお楽しみください」「引き続き厳しい状況」などが、「引き続き」を使った一般的な言い回しになります。

「引き続き」の使い方

「引き続き」を使った分かりやすい例としては、「昨日から引き続き雨が降っている」「本イベントを引き続きお楽しみください」「この案件は引き続き私が担当します」「昨日に引き続き本日もよろしくお願いいたします」などがあります。

「引き続き」は物事が途切れることなく続くことを意味しており、時間的にそれほど近くなくても、前の事と関連のある事や同じ事が続いて起こる場合に使います。また、ビジンスシーンにおいてよく使われています。

「引き続き」は現在進行中のやりとりや取引に対して使うというのが特徴です。そのため、一度終了してしまったものに対して、「引き続き」を使うことはできないと覚えておきましょう。

「引き続き」の類語

「引き続き」の類語・類義語としては、同じ事を続けて行うことを意味する「続け様」(読み方:つづけざま)、同じことや似たことが間を置かずに続けて行われることを意味する「立て続け」、前から行っていることをそのまま続けることを意味する「継続」などがあります。

「今後とも」の例文

1.この度は誠にありがとうございました。今後ともお付き合いのほど、切によろしくお願いいたします。
2.厳正なる抽選の結果、ご期待に沿えず、申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願い申し上げます。
3.皆様のご期待に添えるよう、これからも精進してまいる所存です。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
4.昇進できるようこれからも努力してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
5.皆様に愛されるグループになるよう今後とも努力してまいりますので、応援のほどよろしお願いいたします。
6.今後とも微力ではございますが、地域の発展へ寄与できるよう努力を続けてまいります。
7.この度はいろいろアドバイスをいただきましてありがとうございました。今後ともご指導いただけましたら幸いです。
8.本日はたくさんのお祝いの言葉をありがとうございました。今後とも変わらぬお付き合いの程よろしくお願いします。
9.弊社の商品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
10.平素は格別のご厚情をを賜り厚く御礼申し上げます。今後とも変わらぬご高配を賜りますようお願い申し上げます。

この言葉がよく使われる場面としては、これからものことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「今後とも」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「引き続き」の例文

1.後程こちらからご連絡いたします。取引の方引き続きよろしくお願いいたします。
2.本プロジェクトも終盤に差し掛かってきましたが、引き続きよろしくお願いいたします。
3.結婚式でスピーチの後に司会の方が、「引き続き、お食事とご歓談をお楽しみください」と言っていました。
4.昨年から引き続き厳しい状況ではありますが、日本でも旅行需要は回復の兆しが出ている模様です。
5.昨日から引き続き大雪なので、外に出ることができません。
6.デジタル放送だと、試合が延長になってもサブチャンネルで引き続きご覧いただけるようになっています。
7.店頭でのお取り扱いは一旦終了となりますが、オンラインでは引き続き受注販売致します。詳しくはホームページでご案内しておりますので、よろしければご確認ください。
8.売り上げについては引き続き厳しい状況は続いていたが、社員たちの努力によってなんとか持ち直し始めていた。
9.探偵さんは引き続き調査を続けてくれるとは言っていたが、今までのようにはいかないだろうな。
10.親会社は変わってしまったが、この案件は引き続き彼が担当してくれると言うことで安心している。

この言葉がよく使われる場面としては、物事が途切れることなく続くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「引き続き」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「今後とも」と「引き続く」はどちらも結びの挨拶として使われる言葉です。どちらの言葉を使うか迷った場合、未来のことに対して使うのが「今後とも」、現在進行形のことに対して使うのが「引き続き」と覚えておきましょう。

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