【勢力的】と【精力的】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「せいりょくてき」という読み方の「勢力的」と「精力的」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「勢力的」と「精力的」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「勢力的」と「精力的」の違い

「勢力的」は「精力的」の間違い

「勢力的」と「精力的」の違いを分かりやすく言うと、「勢力的」とは「精力的」の間違った使い方、「精力的」とは疲れを見せずに物事に積極的に対処していくことです。

「勢力的」は誤字

一般的には「勢力的」という言葉は存在しません。読み方が同じなこととから、「精力的」のことを間違えて「勢力的」を使っている人がほとんどです。

「精力的」は正しい日本語

正しい言葉である「精力的」を使った分かりやすい例としては、「彼は精力的に働いてくれている」「彼女の精力的な仕事ぶりは評価したいです」「私が最も精力的に取組んでいる趣味は野球です」「彼は募金集めに精力的に働きました」などがあります。

「精力的」という言葉はあっても、「勢力的」という言葉は存在しません。同時に「精力的」という単語の意味について「疲れを見せずに物事に積極的に対処していくこと」と覚えておきましょう。

「精力的」の英語表記

「精力的」を英語にすると「energetic」「vigorous」となり、例えば上記の「彼は募金集めに精力的に働きました」を英語にすると「He worked energetically to raise funds」となります。

「勢力的」の意味

「勢力的」とは

「勢力的」とは、「精力的」の間違った使われ方です。

「勢力的」が間違っている理由

「勢力的」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「精力的」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「勢力的」と「精力的」を間違ってしまう理由としては、「勢力」と「精力」の読み方が同じなのが原因です。ただし、「勢力的」は誤用なので使わないように注意しましょう。

ではなぜ「勢力的」が間違った言葉かというと、「勢力」と「精力」の意味の違いです。「勢力」は他を抑えて支配下におくいきおいと力を意味しており、「勢力」だけで成り立っているので「的」をつけてしまうと間違った日本語になります。

一方、「精力」は仕事を成し遂げていく元気のことを意味しているので、そのような様子のことを意味する「的」と合わせて疲れを見せずに物事に積極的に対処していくことの意味で使うことが可能です。

したがって、正しい日本語は精力的になると覚えておきましょう。

「勢力」の使い方

間違った言葉である「勢力的」の「勢力」を使った分かりやすい例としては、「近年は野党が勢力を伸ばしている」「台風の勢力が衰えたのでもう安心だろう」「彼の勢力は会社中に及んでおり誰も逆らうことはできません」などがあります。

「精力的」の意味

「精力的」とは

「精力的」とは、疲れを見せずに物事に積極的に対処していくことを意味しています。

表現方法は「精力的に活動」「精力的に活躍」「精力的に取組む」

「精力的に活動」「精力的に活躍」「精力的に取組む」などが、「精力的」を使った一般的な言い回しになります。

「精力的」の使い方

「精力的」を使った分かりやすい例としては、「私は配信技術を精力的に学んでいます」「彼女は3年経った今も精力的に活動し続けている」「新入社員が精力的に働いているので評価したいです」「私が最も精力的に取組んでいる趣味は釣りです」などがあります。

「精力的」は疲れを見せずに物事に積極的に対処していくことを意味する形容動詞です。形容動詞とは活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができます。

「精力的」は物事に対する積極的な取り組みや、活発的な動きを示す場合に使うのが一般的です。そのため、日常生活、ビジネスシーン、スポーツシーンなど、様々な場面において使うことができます。

「精力的」の特徴

「精力的」は物事に積極的に対処していくという前を向いた表現なので、基本的にプラスのイメージを伴って使用していると覚えておきましょう。したがって、マイナスのイメージで使うことはほとんどありません。

「精力的」の類語

「精力的」の類語・類義語としては、心身の活動の源となる力のことを意味する「元気」、活力に溢れていることを意味する「エネルギッシュ」、気力があって意気込みが鋭いことを意味する「気鋭」、活発なことを意味する「活動的」などがあります。

「勢力的」の例文

1.「勢力的」という言葉は存在しないので、おそらく「精力的」の言い間違いだろう。
2.「精力的」という言葉は疲れを見せずに物事に積極的に対処していくことで、「勢力的」という言葉はない。
3.「勢力的」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.彼らは勢力的にライブ活動をしていますという言葉を使う人はいるが、正しくは彼らは精力的にライブ活動をしていますです。
5.私は趣味のバスケットボールに対して精力的に取り組んでいるという言葉はあるが、私は趣味のバスケットボールに対して勢力的に取り組んでいるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「精力的」という言葉を間違えて「勢力的」と表現している時などが挙げられます。

「勢力的」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「精力的」を間違えて使っている可能性が高いです。

「勢力的」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「勢力的」ではなく、「精力的」と表現するのが正しい使い方になります。

「精力的」の例文

1.地域のボランティア活動に精力的にご活動いただき、大変感謝しております。
2.彼は世界平和のために精力的に働いているので、応援したいです。
3.警察が精力的に捜査をしているものの、未だ犯人の目星がついていません。
4.新規プロジェクトの立ち上げメンバーに任命されたので、精力的に働いています。
5.精力的に取り組むことで、画力が徐々に向上していきました。

この言葉がよく使われる場面としては、疲れを見せずに物事に積極的に対処していくことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「精力的」はプラスのイメージで使われている言葉です。

「勢力的」と「精力的」どちらを使うか迷った場合は、「勢力的」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「精力的」を使うようにしましょう。

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