【赤裸裸】と【赤裸々】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「せきらら」という読み方の「赤裸裸」と「赤裸々」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「赤裸裸」と「赤裸々」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「赤裸裸」と「赤裸々」の違い

「赤裸裸」と「赤裸々」の意味の違い

「赤裸裸」と「赤裸々」の違いを分かりやすく言うと、「赤裸裸」とは一般的に使われていない、「赤裸々」とは一般的に使われているという違いです。

「赤裸裸」と「赤裸々」の使い方の違い

一つ目の「赤裸裸」を使った分かりやすい例としては、「同窓会で赤裸裸なトークが繰り広げられていました」「真実を赤裸裸に告白することにしました」「彼は壮絶な体験を赤裸裸に語りました」などがあります。

二つ目の「赤裸々」を使った分かりやすい例としては、「この本は彼の想いが赤裸々に描写されている」「私はホームレス生活を赤裸々に語りました」「彼は赤裸々に物を言う」などがあります。

「赤裸裸」と「赤裸々」の使い分け方

「赤裸裸」と「赤裸々」はどちらも包み隠さないことを意味しており違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「赤裸裸」よりも「赤裸々」の方が一般的に使われているという点です。

ただし、どちらも正しい日本語表記なので好きな方を使っても問題ないと覚えておきましょう。

「赤裸裸」と「赤裸々」の英語表記の違い

「赤裸裸」も「赤裸々」も英語にすると「candidly」「frankly」となり、例えば上記の「彼は赤裸々に物を言う」を英語にすると「He speak candidly」となります。

「赤裸裸」の意味

「赤裸裸」とは

「赤裸裸」とは、包み隠さないことを意味しています。

「赤裸裸」の読み方

「赤裸裸」の読み方は「せきらら」です。誤って「あかはだかはだか」「あからら」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「赤裸裸に告白する」「赤裸裸に書く」「赤裸裸なトーク」

「赤裸裸に告白する」「赤裸裸に書く」「赤裸裸なトーク」「赤裸裸に語る」「赤裸裸に綴る」などが、「赤裸裸」を使った一般的な言い回しになります。

「赤裸裸」の使い方

「赤裸裸」を使った分かりやすい例としては、「私は夫に抱いていた想いを赤裸裸に告白しました」「信用してもらうために自分の想いを赤裸裸に語る」「この本は著者の行き場のない切実な心情が赤裸裸に書かれている」などがあります。

「赤裸裸」は包み隠さないことや体に何もつけていないことを意味する「赤裸」(読み方:せきら)を強調した言葉です。そのため、体に何もつけていないことの意味も持っていますが、一般的に使われているのは包み隠さないことの意味になります。

「赤裸裸」の由来

「赤裸裸」の元になった言葉である「赤裸」は元々体に何もつけていないことの意味で使われていましたが、この真っ裸であることが転じて、包み隠さないことの意味で使われるようになりました。

「赤裸裸」は本来は隠したくなるような経験や自分の本心を、他人に対して包み隠さず話す場合に使うことが多いです。

「赤裸裸」の類語

「赤裸裸」の類語・類義語としては、心の中や物事を包み隠さずすべてを明らかにすることを意味する「開けっ広げ」(読み方:あけっぴろげ)、開けっ広げで露骨なことを意味する「明け透け」(読み方:あけすけ)などがあります。

「赤裸々」の意味

「赤裸々」とは

「赤裸々」とは、包み隠さないことを意味しています。

表現方法は「赤裸々に語る」「赤裸々に綴る」「赤裸々に告白する」

「赤裸々に語る」「赤裸々に綴る」「赤裸々に告白する」「赤裸々に書く」「赤裸々なトーク」などが、「赤裸々」を使った一般的な言い回しになります。

「赤裸々」の読み方

「赤裸々」の読み方は「せきらら」です。誤って「あかはだかはだか」「あからら」などと読まないようにしましょう。

「赤裸々」の使い方

「赤裸々」を使った分かりやすい例としては、「この本は著者の想いが赤裸々に綴られていました」「自分の暗い過去を赤裸々に話すことにしました」「妻への手紙で赤裸々に感情を記すことにしました」などがあります。

「赤裸々」は包み隠さないことや体に何もつけていないことを意味する「赤裸」(読み方:せきら)を強調した言葉です。そのため、体に何もつけていないことの意味も持っていますが、一般的に使われているのは包み隠さないことの意味になります。

「赤裸々」は本来は隠したくなるような経験や自分の本心を、他人に対して包み隠さず話す場合に使うことが多いです。

「赤裸々」の類語

「赤裸々」の類語・類義語としては、遠慮がなく率直なことを意味する「ざっくばらん」、感情などを隠さずにありのまま外に表すことを意味する「露骨」、包み隠さず明らかなことを意味する「あからさま」などがあります。

「赤裸裸」の例文

1.昨日放送されていたドキュメンタリー番組では、アフリカの難民の現実が赤裸裸に描かれていました。
2.人気俳優が赤裸裸な自叙伝を出版したことで、世間から大きな反響を呼びました。
3.数週間黙秘を続けていた容疑者が、真実を赤裸裸に告白し始めました。
4.私生活を赤裸裸に語るのは辞めなさいと、マネージャーから釘を刺されました。
5.激烈な攻防戦の模様を赤裸々に描く戦争映画は大ヒットし、世界中で話題となりました。
6.真実を赤裸裸に話すことはとても勇気がいることだが、清水の舞台から飛び降りる心境で話してみようと思う。
7.有名芸能人が芸能界の裏の事情を赤裸裸に語ったことで、SNSではとても話題になっている。
8.私小説というのは自分のすべての感情を赤裸裸に記すことであり、高尚なゴシップとなんら変わりない。
9.映画俳優の彼がテレビ出演を断ったのは、赤裸裸な自己を見せることに躊躇があったのかもしれない。
10.男性アイドルの赤裸裸な男女関係を惜しげもなく話す姿に、一部の女性ファンは反発していたが、多くのファンは受け入れているようだった。

この言葉がよく使われる場面としては、包み隠さないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「赤裸裸」は本来は隠したくなるようなことを包み隠さず打ち明ける場合に使う言葉です。

「赤裸々」の例文

1.本日発売の週刊誌に、世間を騒がせた事件の真相が赤裸々に語られていました。
2.この本は、犯罪被害者の方々が苦しみながらも前向きに頑張っておられる様子が赤裸々に描かれている。
3.人気急上昇中の女優が元彼との恋愛生活を赤裸々に語った深夜番組が、世間で話題になりました。
4.驚愕の事実を赤裸々に暴くドキュメンタリー番組は、世間からとて好評です。
5.このメンバーで女子会を行うと、赤裸々なトークが繰り広げられることが多い。
6.過去に詐欺を働き逮捕歴のある男が、そのだましの手口や組織の内幕を赤裸々にテレビで語っていた。どんな世界も実行役は切り捨てられ、上層部がうま味を味わうようにできているのだなと妙に納得してしまった。
7.赤裸々告白というつり広告の文字につられて、普段は買わない週刊誌を買ってしまった。
8.夫の浮気による離婚からシングルマザーの子育てなど、彼女は今までの心境を赤裸々に語ってくれました。
9.元ホストだった芸能人が、トークイベントで自身の壮絶なホームレス生活を赤裸々に語ってくれた。
10.有名なYouTuberがファンの質問に赤裸々に答えると言っていたので、たくさんの質問が寄せられた。

この言葉がよく使われる場面としては、包み隠さないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「赤裸々」は本来は隠したくなるようなことを包み隠さず打ち明ける場合に使う言葉です。

「赤裸裸」と「赤裸々」はどちらも包み隠さないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、どちらも正しい日本語なので好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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