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【碁を指す】と【碁を打つ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「碁を指す」(読み方:ごをさす)と「碁を打つ」(読み方:ごをうつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「碁を指す」と「碁を打つ」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「碁を指す」と「碁を打つ」の違い

「碁を指す」は「碁を打つ」の間違い

「碁を指す」と「碁を打つ」の違いを分かりやすく言うと、「碁を指す」とは「碁を打つ」の間違った使い方、「碁を打つ」とは囲碁を打つことです。

「碁を指す」は誤字

一般的には「碁を指す」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「碁を打つ」のことを間違えて「碁を指す」を使っている人がほとんどです。

「碁を打つ」は正しい日本語

正しい言葉である「碁を打つ」を使った分かりやすい例としては、「彼は碁を打つことを職業としている」「碁を打つことでストレスが解消される」「碁を打っているとあっという間に時間が過ぎてしまう」「碁を打つことが私の娯楽です」などがあります。

「碁を打つ」という言葉はあっても、「碁を指す」という言葉は存在しません。同時に「碁を打つ」という単語の意味について「囲碁を打つこと」と覚えておきましょう。

「碁を打つ」の英語表記

「碁を打つ」を英語にすると「play a game of go」「play go」となり、例えば上記の「碁を打つことが私の娯楽です」を英語にすると「Playing go is my recreation」となります。

「碁を指す」の意味

「碁を指す」とは

「碁を指す」とは、「碁を打つ」の間違った使われ方です。

「碁を指す」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「碁を打つ」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「碁を指す」と間違えやすい理由

「碁を打つ」を「碁を指す」と間違ってしまう理由としては、似た言葉である「将棋を指す」と混同してしまっていることが原因です。

将棋は最初から盤の上に置いてある駒を水平方向に動かすので、「指す」が適しています。一方、囲碁の石は最初から盤の上に置いてあるわけでなく、新たに盤の上に置いて行くのが「指す」ではなく「打つ」が正しいと覚えておきましょう。

また、チェスは盤上の駒を動かすので「指す」、オセロは盤に駒を置くので囲碁と同様に「打つ」を使うのが正しいと言われています。

間違った言葉である「碁を指す」の「指す」は将棋で対局すること、ある種の気分や気持ちが生じること、指などで目標とする物や場所を示すこと、人や物をそれと決めて示すことなど、様々な意味を持っている言葉になります。

この間違った言葉である「碁を指す」の「指す」を使った別の言葉としては、「時計の針が十時を指している」「文中のそれは何を指していますか」「北の方向を指しました」「将棋を指すことが大好きです」などがあります。

「碁を打つ」の意味

「碁を打つ」とは

「碁を打つ」とは、囲碁を打つことを意味しています。

表現方法は「碁を打つ人」「碁を打つ場所」

「碁を打つ人」「碁を打つ場所」などが、「碁を打つ」を使った一般的な言い回しになります。

「碁を打つ」の使い方

「碁を打つ」を使った分かりやすい例としては、「最近ネットで碁を打つことにはまっています」「上達したいので1日1回は碁を打つことにしています」「私は碁を打つことが大好きです」「碁を打つことが習慣になってきました」などがあります。

「碁を打つ」は囲碁を打つ場合にしか使わないので幅広く使える言葉ではありません。とても限定的な表現と覚えておきましょう。

碁を打つことを職業にしているのは棋士

碁を打つことを職業にしている人々、つまり囲碁のプロのことは「棋士」と呼びます。なお、将棋のプロのことも「棋士」と呼んでいるため、区別するために「囲碁棋士」「将棋士」と呼ぶこともあります。

碁会所は有名な囲碁を打つ場所

碁を打つ場所とし代表的なのが碁会所になります。碁会所(読み方:ごかいしょ)とは席料を支払って有料で囲碁を打つことができる場所のことです。全国的存在しているが、基本的に駅前などの人が集まりやすい場所にあります。また、日本棋院内にも有料で打てる場所があるそうです。

しかし、2000年代になってからインターネットの碁が普及するようになり、碁会所へ行かなくても碁を打てるようになったため、やや縮小傾向にあると言われています。

「碁を指す」の例文

1.「碁を指す」という言葉は存在しないので、おそらく「碁を打つ」の言い間違いだろう。
2.「碁を打つ」という言葉は囲碁を打つことで、「碁を指す」という言葉はない。
3.「碁を指す」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.碁を指す友人が欲しいという言葉を使う人はいるが、正しくは碁を打つ友人が欲しいです。
5.碁を打つことが私の趣味ですという言葉はあるが、碁を指すことが私の趣味ですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「碁を打つ」という言葉を間違えて「碁を指す」と表現している時などが挙げられます。

「碁を指す」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「碁を打つ」を間違えて使っている可能性が高いです。

「碁を指す」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「碁を指す」ではなく、「碁を打つ」と表現するのが正しい使い方になります。

「碁を打つ」の例文

1.テレビで放送されていた囲碁のアニメに影響されて、碁を打つことに興味を持ち始めました。
2.小さい頃から碁を打つのが好きだったので、高校は囲碁部がある所を選びました。
3.碁を打つばかりで学業を疎かにしていたので、母親から怒られてしまいました。
4.平日はおじいちゃんが、休日はお父さんが碁を打ってくれるので、練習相手に困ることはありません。
5.碁を打つのが好きなので、プロ棋士を目指すことにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、囲碁を打つことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、囲碁を打つ場合にのみに使うとても限定的な言葉です。

「碁を指す」と「碁を打つ」どちらを使うか迷った場合は、「碁を指す」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「碁を打つ」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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