【列記とした】と【歴とした】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「れっきとした」という読み方の「列記とした」と「歴とした」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「列記とした」と「歴とした」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「列記とした」と「歴とした」の違い

「列記とした」は「歴とした」の間違い

「列記とした」と「歴とした」の違いを分かりやすく言うと、「列記とした」とは「歴とした」の間違った使い方、「歴とした」とは確かなものとして世間から認められていることです。

「列記とした」は誤字

一般的には「列記とした」という言葉は存在しません。読み方が同じことから、「歴とした」のことを間違えて「列記とした」を使っている人がほとんどです。

「歴とした」は正しい日本語

正しい言葉である「歴とした」を使った分かりやすい例としては、「彼女は歴とした私の妻です」「彼はとても小柄だが歴としたプロサッカー選手です」「歴としたアリバイがあるので私は犯人ではありません」「彼女は歴とした医者です」などがあります。

「歴とした」という言葉はあっても、「列記とした」という言葉は存在しません。同時に「歴とした」という単語の意味について「確かなものとして世間から認められていること」と覚えておきましょう。

「歴とした」の英語表記

「歴とした」を英語にすると「undoubted」「respected」となり、例えば上記の「彼女は歴とした医者です」を英語にすると「She is a respected doctor」となります。

「列記とした」の意味

「列記とした」とは

「列記とした」とは、「歴とした」の間違った使われ方です。

「列記とした」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じため、「歴とした」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「列記とした」と間違えやすい理由

「列記とした」と「歴とした」をなぜ間違えてしまうのかというと、パソコンや携帯などで「れっき」を変換すると「列記」は出てくるのですが、「歴」はでてきません。これが「れっきとした」を「列記とした」間違えて使う人がいる原因です。

また、間違った言葉である「列記とした」の「列記」とは並べて書き記すことを意味しています。そのため、確かなものとして世間から認められていることを意味する「歴とした」とは全く意味が違うので間違えないように気を付けましょう。

「列記」の正しい使い方

間違った言葉である「列記とした」の「列記」を使った分かりやすい例としては、「要点を列記する」「射法八節を列記しなさい」「参加者の名前を列記する」「江戸時代の刀の特徴を列記する」などがあります。

「歴とした」の意味

「歴とした」とは

「歴とした」とは、確かなものとして世間から認められていることを意味しています。その他にも、一般的な身分より位や階級が高いことの意味も持っています。

「歴とした」の使い方

「彼は歴とした花火師です」「彼には歴としたアリバイがあるので犯人とは言えません」「彼は日本国籍を取得したので歴とした日本人です」などの文中で使われている歴としたは、「確かなものとして世間から認められていること」の意味で使われています。

一方、「彼は歴とした家の出なので立ち振る舞いが上品だ」「彼女の家は歴とした家柄なので風習やしきたりに厳しいです」などの文中で使われている歴としたは、「一般的な身分より位や階級が高いこと」の意味で使われています。

「歴とした」は確かなものとして世間から認められていることを意味しており、存在や価値が確かにある場合に使う言葉になります。

「歴とした」の読み方

「歴とした」は「れきとした」と読んでしまいそうですが、正しい読み方は「れっきとした」です。なぜ「れっきとした」になったのかというと「れきとした」が言いにくいため促音化したのが理由になります。

「れっきとした」の他にも促音化した言葉は存在し、「真っ青」「待った」「降って」などがあります。

「歴とした」はひらがな表記でもよく使われる

また、「歴とした」は漢字ではなく、ひらがなの「れっきとした」もよく使われていると覚えておきましょう。

「歴とした」の類語

「歴とした」の類語・類義語としては、間違いなく明らかなことを意味する「紛れもなく」、偽りのない本物であることを意味する「正真正銘」、必ずと言って良いほどにのことを意味する「間違いなく」などがあります。

「列記とした」の例文

1.「列記とした」という言葉は存在しないので、おそらく「歴とした」の言い間違いだろう。
2.「歴とした」という言葉は確かなものとして世間から認められていることで、「列記とした」という言葉はない。
3.「列記とした」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.列記とした証拠があるので彼が犯人なのは間違いないという言葉を使う人はいるが、正しくは歴とした証拠があるので彼が犯人なのは間違いないです。
5.ここに並んでいるのは歴とした芸術作品ですという言葉はあるが、ここに並んでいるのは列記とした芸術作品ですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「歴とした」という言葉を間違えて「列記とした」と表現している時などが挙げられます。

「列記とした」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「歴とした」を間違えて使っている可能性が高いです。

「列記とした」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「列記とした」ではなく、「歴とした」と表現するのが正しい使い方になります。

「歴とした」の例文

1.この離婚調停は歴とした夫の浮気の証拠があるので、有利に進められるだろう。
2.警察から任意の取調べを受けることになったが、私には歴としたアリバイがあるので犯人ではありません。
3.彼女は日本で生まれたが、イギリス国籍を取得したので歴としたイギリス人です。
4.彼は小柄でスポーツをやってそうに見えないが、歴としたプロ野球選手です。
5.彼女は歴とした家柄の生まれで礼儀正しく上品なので、男性陣からとても人気があります

この言葉がよく使われる場面としては、確かなものとして世間から認められていることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、一般的な身分より位や階級が高いことを表現したい時にも使います。

例文1から例文4の「歴とした」は確かなものとして世間から認められていること、例文5の「歴とした」は一般的な身分より位や階級が高いことの意味で使っています。

「列記とした」と「歴とした」どちらを使うか迷った場合は、「列記とした」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「歴とした」を使うようにしましょう。

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