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【虫酸が走る】と【虫唾が走る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「むしずがはしる」という読み方の「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の違い

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の意味の違い

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の違いを分かりやすく言うと、「虫酸が走る」とは一般的に使われている、「虫唾が走る」とは一般的に使われていないという違いです。

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の使い方の違い

一つ目の「虫酸が走る」を使った分かりやすい例としては、「あなたの顔を見ると虫酸が走る」「ゴキブリを見るだけで虫酸が走る」「同じ職場に虫酸が走るくらい嫌いな人がいます」「彼女の声を聞くだけで虫酸が走る」などがあります。

二つ目の「虫唾が走る」を使った分かりやすい例としては、「あなたみたいな半端野郎を見ると虫唾が走る」「ムカデが嫌いだから想像しただけで虫唾が走る」「今でもあの人の顔を思い出すと虫唾が走る」などがあります。

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の使い分け方

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」はどちらも胸がむかむかするほど不快であることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「虫酸が走る」は一般的に使われているのに対して、「虫唾が走る」は一般的に使われていないという点です。

ただし、表記が違うだけでどちらも正しい日本語であり、お互いに置き換えても問題ない言葉なので、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

ではなぜ「虫酸」と「虫唾」二つの言い方あるのかというと、語源が二通りあるからです。「虫酸」は酸っぱい液は異の中にいる寄生虫によって生じた液という考えに対して、「虫唾」は胃の中に寄生している虫の唾液という説になっています。

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」の英語表記の違い

「虫酸が走る」も「虫唾が走る」も英語にすると「disgusted」「loathe」となり、例えば上記の「彼女の声を聞くだけで虫酸が走る」を英語にすると「It makes me disgusted just to hear her voice」となります。

「虫酸が走る」の意味

「虫酸が走る」とは

「虫酸が走る」とは、胸がむかむかするほど不快であることを意味しています。

表現方法は「虫酸が走る思い」「虫酸が走るほど嫌い」「虫酸が走る女」

「虫酸が走る思い」「虫酸が走るほど嫌い」「虫酸が走る女」「虫酸が走る男」などが、「虫酸が走る」を使った一般的な言い回しになります。

「虫酸が走る」の使い方

「虫酸が走る」を使った分かりやすい例としては、「彼女はすぐ他人の悪口を言うので虫酸が走る」「彼の顔を見ただけで全身に虫酸が走る」「お前みたいな奴と兄弟だと思うと虫酸が走る」「他人が使ったコップを使うのは虫酸が走る」などがあります。

「虫酸が走る」は胸がむかむかするほど不快であることを意味する言葉で、生理的に受け付けない物、人、生物などに対して使います。したがって、マイナスなイメージで使う言葉になります。

また、吐き気を催すほど嫌いという強い不快感がある場合に使うのが特徴です。そのため、少し嫌いだったり、ちょっと不快なだけでは使うことができないと覚えておきましょう。

「虫酸が走る」の由来

「虫酸が走る」の由来は虫酸です。虫酸とは胃酸過多のため胃から口に出てくる不快な酸っぱい液のことを意味しており、これに勢いよく流れることを意味する「走る」が合わさりました。

このことが転じて、酸っぱい胃液が口のなかに逆流してくるほどに不快なことを、「虫酸が走る」というようになりました。

「虫酸が走る」の類語

「虫酸が走る」の類語・類義語としては、腹が立つことを意味する「ムカつく」、非常に不快な気持ちになることを意味する「反吐が出る」(読み方:へどがでる)、嫌な気分になることを意味する「不愉快」などがあります。

「虫唾が走る」の意味

「虫唾が走る」とは

「虫唾が走る」とは、胸がむかむかするほど不快であることを意味しています。

表現方法は「虫唾が走る思い」「虫唾が走るほど嫌い」「虫唾が走る女」

「虫唾が走る思い」「虫唾が走るほど嫌い」「虫唾が走る女」「虫唾が走る男」などが、「虫唾が走る」を使った一般的な言い回しになります。

「虫唾が走る」の使い方

「虫唾が走る」を使った分かりやすい例としては、「彼の声を聞くだけで虫唾が走る」「虫唾が走るほどのニュースを出勤前に見てしまいました」「同じクラスに顔を見るだけで虫唾が走る人がいます」「朝から虫唾が走るような話を聞いてしまいました」などがあります。

「虫唾が走る」は胸がむかむかするほど不快であることを意味する言葉で、生理的に受け付けない物、人、生物などに対して使います。したがって、マイナスなイメージで使う言葉になります。

また、吐き気を催すほど嫌いという強い不快感がある場合に使うのが特徴です。そのため、少し嫌いだったり、ちょっと不快なだけでは使うことができないと覚えておきましょう。

「虫唾が走る」の読み方

「虫唾が走る」の一般的な読み方は「むしずがはしる」ですが、歴史的仮名遣いで「むしづがはしる」とすることも可能です。

「虫唾が走る」の類語

「虫唾が走る」の類語・類義語としては、腹が立つことを意味する「癪に障る」(読み方:しゃくにさわる)、いらいらして気分が晴れないことを意味する「むしゃくしゃする」、気持ちがいらいらしてじっとしていられなくなることを意味する「苛立つ」などがあります。

「虫酸が走る」の例文

1.以前飲み会の帰りに上司からセクハラを受けたが、今でも思い出すと虫酸が走る。
2.クラスに虫酸が走るほど嫌いな女子がいるので、学校へ行くのが億劫になる。
3.現実世界ででインターネットスラングを使っている人を見ると、虫酸が走る。
4.パワハラ上司の名前を耳にするだけで虫酸が走るので、その人の名前を口にしないでもらいたいです。
5.言いたいことを言わずに、裏で悪口ばかり言っているいる人を見ると、虫酸が走る。
6.社内恋愛で二股をかけるなど私の同期も含め過去に何人もの女子社員がやめていった、イケメンで一見いい人そうなK主任の顔が視界に入ると虫酸が走る。
7.部長についてはあの顔を見るだけで虫酸が走ると女性社員のなかで話題にするくらいに嫌われているようだった。
8.あの美術教師のプライドが高くて生徒に対してマウントをとってくる態度、私は虫酸が走るほど嫌いなのだ。
9.中学生の時に書いたポエムを読んでみると虫酸が走るのはなぜだろう。自己満足の産物に過ぎないからだろうか。
10.正義感も度が過ぎると虫酸が走るものだから、正しいと思っていても悪いことをしているような気持ちでやることが大事だ。

この言葉がよく使われる場面としては、胸がむかむかするほど不快であることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「虫酸が走る」はマイナスなイメージで使われている言葉です。

「虫唾が走る」の例文

1.職場の上司が虫唾が走るほど嫌いなので、会社へ行きたくありません。
2.部屋でクモを見かけたが、退治し損ねてしまった。まだ部屋にいると思うと虫唾が走る。
3.嫌いなお笑い芸人を見ると虫唾が走るので、すぐチャンネルを変えるようにしています。
4.若い女の子と話したいがために、おじさんが若者言葉を使っている姿を見ると、虫唾が走ります。
5.あの時のことを思い出すと虫唾が走るので、なるべく思い出さないようにしています。
6.お前みたいなやつと兄弟というだけで虫唾が走るなんて言われたものだから私は思わず兄の胸ぐらをつかんだ。
7.彼は他人が触ったコップを触るだけでも虫唾が走ると言っていたので相当な潔癖男子だと思いました。
8.新人研修と謳って他人の尊厳を踏みにじってヘラヘラしている講師をみると、さすがの私も虫唾が走るし、胸糞が悪い思いがしました。
9.ろくに仕事ができないのに色目使って上司に気にってもらうような女子社員にはまったく虫唾が走るね。
10.社内に虫唾が走るほど嫌いな人がいるのだけど、仕事は楽しいので我慢するべきか、転職すべきか迷っている。

この言葉がよく使われる場面としては、胸がむかむかするほど不快であることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「虫唾が走る」はマイナスなイメージで使われている言葉です。

「虫酸が走る」と「虫唾が走る」はどちらも胸がむかむかするほど不快であることを表す言葉です。どちらの言葉を使うか迷った場合、一般的に使われているのが「虫酸が走る」、一般的に使われていないのが「虫唾が走る」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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