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【申し子】と【落とし子】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「申し子」(読み方:もうしご)と「落とし子」(読み方:おとしご)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「申し子」と「落とし子」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「申し子」と「落とし子」の違い

「申し子」と「落とし子」の意味の違い

「申し子」と「落とし子」の違いを分かりやすく言うと、「申し子」とは特別な能力生まれて持った子供のこと、「落とし子」とは妻以外の女に生ませた子供のことという違いです。

「申し子」と「落とし子」の使い方の違い

一つ目の「申し子」を使った分かりやすい例としては、「彼は神の申し子として崇められていました」「彼女はバレーボールの申し子と呼ばれている」「この男の子は天の申し子です」などがあります。

二つ目の「落とし子」を使った分かりやすい例としては、「内緒にしていたが息子は落とし子です」「落とし子の娘と会うことはできないので養育費だけ払っている」「貧困は戦争の落とし子だった」などがあります。

「申し子」と「落とし子」の使い分け方

「申し子」と「落とし子」は似た日本語ですが、意味は全く異なっているので間違えないように注意しましょう。

「申し子」は特別な能力生まれて持った子供のことや神仏に祈って授かった子のことを意味する言葉なのに対して、「落とし子」は妻以外の女に生ませた子供のことや大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のことの意味で使う言葉です。

「申し子」と「落とし子」の英語表記の違い

「申し子」を英語にすると「heaven-sent child」「gift from heaven」となり、例えば上記の「この男の子は天の申し子です」を英語にすると「This boy is a heaven-sent chil」dとなります。

一方、「落とし子」を英語にすると「the aftermath」「an unwelcome consequence」となり、例えば上記の「貧困は戦争の落とし子だった」を英語にすると「Poverty was the aftermath of war」となります。

「申し子」の意味

「申し子」とは

「申し子」とは、特別な能力生まれて持った子供のことを意味しています。その他にも、神仏に祈って授かった子のことの意味も持っています。

「申し子」の読み方

「申し子」の読み方は「もうしご」です。誤って「もうしこ」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「神の申し子」「野球の申し子」「サッカーの申し子」

「神の申し子」「野球の申し子」「サッカーの申し子」などが、「申し子」を使った一般的な言い回しになります。

「申し子」の使い方

「申し子」を使った分かりやすい例としては、「あれは観音様の申し子だ」「残忍な事件を起こした彼は悪魔の申し子と呼ばれている」「日本を準優勝まで導いた彼女はまさにバスケの申し子だろう」「彼は時代の申し子と呼ばれている」などがあります。

「申し子」は二つの意味を持つ言葉ですが、現代において一般的に使われているのは特別な能力生まれて持った子供のことの意味になります。また、子供だけでなく大人に対して使うこともできると覚えておきましょう。

主に、「時代の申し子」「野球の申し子」「サッカーの申し子」「バスケの申し子」「柔道の申し子」などのように、ある分野において突出した能力を持っている人を指す場合に使います。

「申し子」の類語

「申し子」の類語・類義語としては、社会の変動などに乗じて活躍する英雄的人物のことを意味する「風雲児」、世の人を救うために人の姿となって姿を現した仏のことを意味する「化身」、世にもてはやされる人のことを意味する「寵児」(読み方:ちょうじ)などがあります。

「落とし子」の意味

「落とし子」とは

「落とし子」とは、妻以外の女に生ませた子供のことを意味しています。その他にも、大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のことの意味も持ってます。

「落とし子」の読み方

「落とし子」の読み方は「おとしご」です。誤って「おとしこ」などと読まないようにしましょう。

「落とし子」の使い方

「この子は落とし子だが一生懸命育ててみせます」「息子に落とし子であることを伝えるのにはとても勇気がある」などの文中で使われている「落とし子」は、「妻以外の女に生ませた子供のこと」の意味で使われています。

一方、「この瓦礫の山は戦争の落とし子です」「彼女は日航機墜落事故の落とし子です」などの文中で使われている「落とし子」は、「大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のこと」の意味で使われています。

「落とし子」は妻以外の女に生ませた子供のことや大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のことという二つの意味を持つ言葉ですが、どちらの意味でも使われています。

また、大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のことの意味は、意図されたのではなく、ある事に付随して、自然に生じた結果というニュアンスで使うことが多いです。

「落とし子」はどちらかというとマイナスなイメージで使われることが多い言葉と覚えておきましょう。

「落とし子」の類語

「落とし子」の類語・類義語としては、身分の高い男が正妻以外の身分の低い女に生ませた子のことを意味する「落胤」(読み方:らくいん)、妻以外の女に生ませた子供のことを意味する「落とし胤」(読み方:おとしだね)などがあります。

「申し子」の例文

1.彼はサッカーの申し子であり、将来日本をワールドカップ優勝へ導いてくれるだろう。
2.町の居酒屋から一代で飲食業界のトップへ登り詰めた社長は、まさに時代の申し子と呼ぶべきだろう。
3.彼女は19歳でヴィンブルドンを優勝したので、テニスの申し子と呼ぶべき存在です。
4.平成の申し子として、弊社の社長がテレビ番組に出演していました。
5.彼は野球の申し子と言われていたが、試合中に大怪我をしてからは、以前のようなプレーはできなくなってしまいました。
6.幼子がお経を唱え始めたことに村人たちはたいそう驚き、あれは観音様の申し子だという噂が広がった。
7.蕎麦と寿司は江戸文化の申し子であり、上方の模倣だったところから一気に文化が花開いたのだ。
8.大学時代の友人はバブルの申し子で金遣いも荒かったが、今もそのくせが抜けず多額の借金を抱えているようだった。
9.かつて野球の申し子と言われていた男も、年齢を重ねるに連れて成績が振るわず、ついには二軍落ちしてしまいました。
10.私が入社して間もない頃は、上司や先輩たちからゆとり教育の申し子だと馬鹿にされることもありました。

この言葉がよく使われる場面としては、特別な能力生まれて持った子供のことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、神仏に祈って授かった子のことを表現したい時に使います。

上記の例文にあるように、「申し子」はある分野において突出した能力を持っている人というニュアンスで使うことが多い言葉です。

「落とし子」の例文

1.私は落とし子だったので、父親はいないものだと思っています。
2.成人式の日に、私は落とし子であることを母親から告げられました。
3.落とし子だった娘が元気に成長し、お嫁さんなることを聞いた時は涙が止まりませんでした。
4.現在使われなくなった大きな施設は、オリンピックの落とし子とも言われている。
5.世の中が乱れる時は、落とし子と呼ばれるものが横行するだろう。
6.彼女は私は落とし子なんですとぼそっと打ち明けたが、普段の屈託のなさの裏に辛い過去があったのだろうかと言葉に詰まってしまった。
7.まさか自分が落とし子だと考えたこともなかったので、事実を告げられたときはとてもショックだった。
8.私は子供の頃、他の兄弟と違って劣等生なのはきっと悪魔の落とし子だからと、自分を呪っていました。
9.歪な教育の落とし子たちは、ひとたび信奉するイデオロギーの敵と認定すると一斉に襲いかかってくるのです。
10.家電製品における過剰装備・過剰品質はバブル時代の落とし子であり、今では見られない現象だった。

この言葉がよく使われる場面としては、妻以外の女に生ませた子供のことを表現したい時などが挙げられます。大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のことを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「落とし子」は妻以外の女に生ませた子供のこと、例文4と例文5の「落とし子」は大きな事件や事業などが原因で起こった予想外の悪い出来事のことの意味で使っています。

「申し子」と「落とし子」は似ている言葉ですが、意味は全く異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、特別な能力生まれて持った子供のことを表現したい時は「申し子」を、妻以外の女に生ませた子供のことを表現したい時は「落とし子」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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