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【しのぎを削る】と【火花を散らす】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「しのぎを削る」(読み方:しのぎをけずる)と「火花を散らす」(読み方:ひばなをちらす)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「しのぎを削る」と「火花を散らす」という言葉は、どちらも激しく争うことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「しのぎを削る」と「火花を散らす」の違い

「しのぎを削る」と「火花を散らす」の意味の違い

「しのぎを削る」と「火花を散らす」の違いを分かりやすく言うと、「しのぎを削る」とは同じくらいの実力の者同士の争いでしか使うことができない、「火花を散らす」とは実力差があっても使うことができるという違いです。

「しのぎを削る」と「火花を散らす」の使い方の違い

一つ目の「しのぎを削る」を使った分かりやすい例としては、「ここは二党がしのぎを削る激戦区です」「明日からお互いにしのぎを削る日本シリーズが始まる」「この辺りは多くの居酒屋がしのぎを削っている」などがあります。

二つ目の「火花を散らす」を使った分かりやすい例としては、「二人は主導権をめぐって火花を散らす」「タイトル獲得に向けて両チームが火花を散らす」「日清戦争では日本と清が火花を散らした」などがあります。

「しのぎを削る」と「火花を散らす」の使い分け方

「しのぎを削る」と「火花を散らす」はどちらも激しく争うことを意味している言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「しのぎを削る」は同じくらいの実力の者同士の争いでしか使うことができないのに対して、「火花を散らす」は実力差があっても使うことができるというのが違いになります。

「しのぎを削る」と「火花を散らす」の英語表記の違い

「しのぎを削る」も「火花を散らす」も直訳した英語はありませんが近い表現として、「to compete ruthlessly」「have a fierce competition」などがあります。

「しのぎを削る」の意味

「しのぎを削る」とは

「しのぎを削る」とは、激しく争うことを意味しています。

「しのぎを削る」の漢字表記

「しのぎを削る」を漢字にすると「鎬を削る」と表記することができます。また、「凌ぎを削る」と表記するのは誤りなので、気を付けるようにしましょう。

「しのぎを削る」の使い方

「しのぎを削る」を使った分かりやすい例としては、「この辺りは多くの有名カレー店がしのぎを削っている激戦区です」「彼とは学生時代にライバルとしてしのぎを削る戦いを繰り広げていました」「シェア獲得のためにあの会社とはしのぎを削っている」などがあります。

「しのぎを削る」は激しく争うことを意味する慣用句です。慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「しのぎを削る」の語源

「しのぎを削る」の語源は刀で戦うことです。「しのぎ」とは漢字にする「鎬」となり、 刀剣で刃と峰との間に刀身を貫いて走る稜線のことを意味しています。そして、激しく刀で切り合うと鎬がどんどん削れていきます。

このことが転じて、激しく争うことを「しのぎを削る」というようになりました。また、現代では刀と関係ない争いでも「しのぎを削る」を使っても問題ありません。

「しのぎを削る」は上記の「彼とは学生時代にライバルとしてしのぎを削る戦いを繰り広げていました」のように、個人同士だけではなく、「シェア獲得のためにあの会社とはしのぎを削っている」のように、企業などの団体同士でも使うことができます。

「しのぎを削る」を使う上で注意しなければならないのは、同じレベルの者同士が争っている場合にのみ使えるという点です。したがって、プロチームVSアマチュアチームのように能力に差があり結果が目に見えている場合には、「しのぎを削る」を使うのは適していません。

「しのぎを削る」の類語

「しのぎを削る」の類語・類義語としては、互いに同じ目的に向かって勝敗や優劣を競い合うことを意味する「競争する」、互いに励ましあって鍛錬や修行をすることを意味する「切磋琢磨」などがあります。

「火花を散らす」の意味

「火花を散らす」とは

「火花を散らす」とは、激しく争うことを意味しています。

「火花を散らす」の読み方

「火花を散らす」の読み方は「ひばなをちらす」です。誤って「ひはなをちらす」「かばなをちらす」などと読まないようにしましょう。

また、「火花を散らす」は「火を散らす」と表記することも可能です。

「火花を散らす」の使い方

「火花を散らす」を使った分かりやすい例としては、「法案可決をめぐり火花を散らして議論しました」「準決勝ではシード校同士が火花を散らすこととなった」「編集と火花を散らして議論したおかげで良い作品が完成しました」などがあります。

「火花を散らす」は激しく争うことを意味する慣用句です。日常生活だけではなく、ビジネスシーン、スポーツシーンなど様々な場面で使うことができます。

「火花を散らす」の語源

「火花を散らす」の語源は武士の戦いです。武士の武器は基本的に刀を使用し、刀は鉄できているので刀と刀がぶつかり合うと火花を散らします。この互いに激しく刀を打ち合わせて戦うことが転じて、激しく争うことを「火花を散らす」と言うようになりました。

「火花を散らす」はお互いに譲らず激しく争っている状態であれば、使うことができるというのが特徴です。例えば、国と国との戦争でも使えますし、親友と言い争いしてる場面でも使うことができます。

また、スポーツで優勝をかけて争っている場面や、チーム内でのレギュラー争いなんかでも使うことが可能です。その他にも、社内で昇進をかけて競っている場面や、新プロジェクトの方針で議論している場合でも使うことができます。

つまり、「火花を散らす」は激しく争っている状況であれば使えるので、とても幅広い場面で使うことができる言葉です。

「火花を散らす」の類語

「火花を散らす」の類語・類義語としては、相反する立場や利害などがぶつかって争いとなることを意味する「衝突する」、激しく戦うことを意味する「激闘する」、火を発することを意味する「発火する」などがあります。

「しのぎを削る」の例文

1.新宿は多くのラーメン店がしのぎを削る激戦区です。ここで生き残るのはそう簡単ではないだろう。
2.最近のコンビニ各社は、様々なキャンペーンを行ってしのぎを削っている。
3.明日は甲子園出場をかけて、ライバル高校としのぎを削ることになるだろう。
4.この地区は複数の焼肉店が出店しており、お互いにしのぎを削っています。
5.日本は強豪国がしのぎを削る死の組に入ってしまった。果たして予選を突破できるのだろうか。
6.カード会社がポイント付与合戦でしのぎを削っているが、正直私はお得にポイントをためる以前にスマホの操作にまごついている。
7.この辺りは多くの有名ラーメン店がしのぎを削っている激戦区ですから、きっとあなたに合う一杯が見つかるはずです。
8.ここは与野党がしのぎを削る激戦区で、それぞれの候補者が必死に有権者にアピールしています。
9.これからの家電業界は国内においてしのぎを削るだけでは済まされず、世界の名だたるIT業界と戦わなければならないだろう。
10.他の連中はレッドオーシャンの中でしのぎを削ることばかり考えているが、私はブルーオーシャンを探すことが成功への道だと考えている。

この言葉がよく使われる場面としては、激しく争うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「しのぎを削る」は実力が同じくらいの相手と競っている場合に使うことができる言葉です。

「火花を散らす」の例文

1.候補者は火花を散らして、市長の座を争っています。
2.上司と後輩が火花を散らして言い争いをしていたが、私には見守るしかできませんでした。
3.甲子園決勝は両エースが火花を散らす投手戦となり、会場は大いに盛り上がりました。
4.サークルのマドンナと誰が付き合うかで、男性陣は火花を散らしている。
5.欧州上位クラブが火花を散らす1戦は、とても見応えがあると思います。
6.出向してきたハイスペック男性社員にアピールしようと女性陣が火花を散らしているようだが、彼は僕に女性には興味がないと打ち明けた。
7.高校のディベート大会では、強豪チーム同士が火花を散らす激論を交わしていて、非常に面白かった。
8.二人は次のプロジェクトの主導権をめぐって火花を散らしていたが、他の社員はどうでもいいという感じであった。
9.県知事と市長はまるで古い友人のような挨拶をするも、二人の視線は火花を散らすようだった。
10.妻と不倫相手の女は、お互い言葉にならない言葉で、見えない火花を散らしている。

この言葉がよく使われる場面としては、激しく争うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「火花を散らす」はビジネスシーンやスポーツシーンなどでよく使われている言葉です。

「しのぎを削る」と「火花を散らす」はどちらも激しく争うことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、同じくらいの実力の者同士の争いでしか使うことができないのが「しのぎを削る」、実力差があっても使うことができるのが「火花を散らす」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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