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【一環】と【一貫】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「いっかん」という読み方の「一環」と「一貫」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一環」と「一貫」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




一環と一貫の違い

一環と一貫の意味の違い

一環と一貫の違いを分かりやすく言うと、一環とは物事の一部分を表し、一貫とは考えや態度が変わらないことを表すという違いです。

一環と一貫の使い方の違い

一つ目の一環を使った分かりやすい例としては、「マスクや消毒は感染症予防の一環です」「キャリア教育の一環として企業見学を実施する」「地球温暖化対策の一環でクールビスを実施します」「タイヤチェーンの一環が外れているようだ」などがあります。

二つ目の一貫を使った分かりやすい例としては、「彼の意見は終始一貫している」 「小学校から大学まで一貫した教育システムです」「1000文で一貫文になります」「一貫の重さは何グラムくらいですか」などがあります。

一環と一貫の使い分け方

一環と一貫という言葉は、どちらも「いっかん」と読み、日常生活やビジネスシーンで使われていますが、意味や使い方には大きな違いがあります。

一環とは、「タイヤチェーンの一環」のような使い方で、鎖などの一つの輪を意味します。ただし、現在この意味で使われることはほとんどなく、「教育の一環」「対策の一環」のように、密接な関係を持つものの一部分の意味で使われることが多い言葉です。

一貫とは、始めから終わりまで貫き通すことを意味し、方針や態度などに対して使われる言葉です。「意見は終始一貫している」とは、議論の始めから終わりまで同じ主張をしており、矛盾がない様子を表します。また、一貫という言葉は、お金や重量あるいはお寿司の単位としても使われています。

つまり、一環とは全体を成す一部分を表し、物事に対して用いられる言葉であり、一貫とは始めから終わりまで貫くことを表し、考え方や態度などに対して用いられています。一環と一貫という言葉は、意味が全く異なる同音異義語なので、区別して使い分けるようにしましょう。

一環と一貫の英語表記の違い

一環を英語にすると「part」「link」「monocyclic」となり、例えば上記の「感染症予防の一環」を英語にすると「part of infection control」となります。

一方、一貫を英語にすると「consistency」「integration」となり、例えば上記の「一貫している」を英語にすると「be consistent」となります。

一環の意味

一環とは

一環とは、鎖などの一つの輪を意味しています。

その他にも、「互いに密接な関係をもつものの一部分、全体の一部分」の意味も持っています。

表現方法は「活動の一環として」「授業の一環として」「取り組みの一環として」

「活動の一環として」「授業の一環として」「取り組みの一環として」などが、一環を使った一般的な言い回しです。

一環の使い方

「ブレスレットの一環が壊れてしまった」「鎖の一環を探しています」「チェーンの一環が変形してしまいました」などの文中で使われている一環は、「鎖などの一つの輪」の意味で使われています。

一方、「地域貢献の一環として道路の清掃活動をしています」「仕事の一環で工場見学に行きました」「趣味の一環として英語を習っています」「エンディングノートは終活の一環である」などの文中で使われている一環は、「全体の一部分」の意味で使われています。

一環という言葉は、上記の例文にあるように二つの意味を持ちますが、一般的には「全体的なつながりをもっている物事の一部分」の意味で用いられています。一環の「環」は、訓読みで「わ」と読み、輪の形をしたものや周囲を取り巻くことを表す漢字です。

「仕事の一環」の意味

上記の例文にある「仕事の一環」とは、仕事という枠組みの中の一つであることを表し、物事を仕事として捉えていることを意味します。

一環の対義語

一環の対義語・反対語としては、関係のあることの一つの繋がりを意味する「一連」、あるひとまとまりの物事のすべての部分を意味する「全体」、ことごとくや全部を意味する「一切」などがあります。

一環の類語

一環の類語・類義語としては、 片方の端や一部分を意味する「一端」、全体の中での役割などの一端を意味する「一翼」、一つの隅や一部分を意味する「一角」、物事のある一つの側面を意味する「一面」、ある組織を動かしてい要員を意味する「歯車」などがあります。

一貫の意味

一貫とは

一貫とは、 一つの方針・方法・態度で、始めから終わりまで貫き通すことを意味しています。

その他にも、「重量の単位、昔の貨幣の単位」の意味も持っています。

表現方法は「一貫した」「一貫している」「裸一貫」

「一貫した」「一貫している」「裸一貫」などが、一貫を使った一般的な言い回しです。

一貫の使い方

「子どもに対して一貫した態度をとる」「一貫した英語学習カリキュラムです」「彼女の主張は一貫している」「あの人の話には一貫性がない」などの文中で使われている一貫は、「始めから終わりまで貫き通すこと」の意味で使われています。

一方、「一貫は何キロなのか調べました」「戦国時代の通貨単位には一貫があります」「裸一貫から財産を築き上げました」「お寿司は一貫、二貫と数えます」などの文中で使われている一貫は、「重量の単位、昔の貨幣の単位」の意味で使われています。

一貫という言葉の「貫」は、「貫通」のように物の中間を貫き通すことや、「貫徹」のように最後まで筋を通してやりぬくことを表す漢字です。一貫とは、初めから終わりまで方法や考えを曲げずに通すことを意味します。また、重さやお金の単位、お寿司を数える単位も表す言葉です。

「一貫性」の意味

上記の例文にある「一貫性」とは、始めから終わりまで矛盾がない状態であることを意味します。人が自分の行動や主張などを一貫性のあるものにしたい、と思う心理のことを「一貫性の原理」といいます。

四字熟語「終始一貫」「首尾一貫」の意味

一貫を用いた四字熟語には、「終始一貫」「首尾一貫」があります。 どちらも最初から最後までずっと変わらないことを意味しますが、終始一貫は行動に対して使われることが多く、首尾一貫は方針に対して使われることが多い言葉です。

「仕事の一貫」は誤り

一貫を用いた誤った表現には「仕事の一貫」があります。正しくは「仕事の一環」であり、一連の仕事の一部を構成している要素を表します。

一貫の対義語

一貫の対義語・反対語としては、物事に一貫性がなくまとまりのないことを意味する「支離滅裂」、まとまりのあるものが秩序を失い乱れることを意味する「四分五裂」、方針などが絶えず変わって定まらないことを意味する「朝令暮改」などがあります。

一貫の類語

一貫の類語・類義語としては、同じ態度や状態などが始めから終わりまで続くことを意味する「終始」、意志や考え方などを貫き通すことを意味する「貫徹」、その事にいちずに当たることを意味する「徹する」などがあります。

一環の例文

1.ネックレスの一環が外れてしまったので、お店に修理を依頼しようと思います。
2.体調管理も仕事の一環だと考え、残業せずに睡眠をしっかり取るようにしています。
3.月に一回、環境活動の一環として社員一同で会社周辺のゴミ拾いをしています。
4.エアコンは設定温度を1℃上げることは、SDGsの取り組みの一環である。
5.私は英語の勉強の一環として、洋楽を聴いたり洋画を観たりしています。

この言葉がよく使われる場面としては、鎖など繋がっている輪のうちの一つ、全体的な繋がりをもっている物事の一部分を表現したい時などが挙げられます。

例文1の文中にある一環は繋がっている輪のうちの一つの意味で用いられ、例文2から例文5の一環は物事の一部分の意味で用いられています。例文3や例文5の「一環として」は複数の連なる事柄の一つであるさまを意味し、「一つとして」と言い換えることが可能です。

一貫の例文

1.お客様のニーズや意向を反映する、という私たちのスタンスは一貫している。
2.意見がコロコロ変わる人より、話が一貫している人の方が信用されやすいものです。
3.システムを売るだけで運用をアウトソーシングしているのでは、一貫したサービスとは言えないだろう。
4.お金の使い方が上手な人は、首尾一貫した倫理観をもっていることが多いと思います。
5.江戸時代のお金の単位である一貫は、今で言えばどれぐらいの価値があるのだろうか。

この言葉がよく使われる場面としては、始めから終わりまで同一の主義や方法で貫き通すこと、重量や貨幣の単位を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の文中にある一貫は、同一の主義や方法で貫き通すことの意味で用いられています。例文5の一貫は、貨幣の単位として用いられています。

一環と一貫という言葉は、どちらも「いっかん」と読む同音異義語です。どちらの言葉を使うか迷った場合、全体の一部分を表現したい時は「一環」を、同じ方法や考え方を貫くことを表現したい時は「一貫」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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