似た意味を持つ「つかぬことをお聞きしますが」(読み方:つかぬことをおききしますが)と「つかぬことをお伺いしますが」(読み方:つかぬことをおうかがいしますが)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」という言葉はそれまでの話とは関係ないことを聞くこと、どちらもを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」の違い
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」の意味の違い
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」の違いを分かりやすく言うと、「つかぬことをお聞きしますが」よりも「つかぬことをお伺いしますが」の方が丁寧な表現という違いです。
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」の使い方の違い
一つ目の「つかぬことをお聞きしますが」を使った分かりやすい例としては、「つかぬことをお聞きしますが北海道ご出身なんですか」「つかぬことをお聞きしますがご年齢はおいくつなのでしょうか」などがあります。
二つ目の「つかぬことをお伺いしますが」を使った分かりやすい例としては、「つかぬことをお伺いしますがご結婚なされているのでしょうか」「つかぬことをお伺いしますがどちらの大学のご出身ですか」などがあります。
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」の使い分け方
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」はどちらもそれまでの話とは関係ないことを聞くことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「つかぬことをお聞きしますが」よりも「つかぬことをお伺いしますが」の方がより丁寧な表現という点です。
また、どちらも敬語表現なので目上の人に対して使うことができますが、よりかしこまった場面では、より丁寧な表現である「つかぬことをお伺いしますが」の方が適切と覚えておきましょう。
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」の英語表記の違い
「つかぬことをお聞きしますが」も「つかぬことをお伺いしますが」も英語にすると「Excuse me for asking but」「Pardon me for asking but」「Do you mind if I ask you」となります。
「つかぬことをお聞きしますが」の意味
「つかぬことをお聞きしますが」とは
「つかぬことをお聞きしますが」とは、それまでの話とは関係ないことを聞くことを意味しています。
「つかぬことをお聞きしますが」の漢字表記
「つかぬことをお聞きしますが」を漢字にすると、「付かぬ事をお聞きしますが」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「つかぬことをお聞きしますが」を使うようにしましょう。
「つかぬことをお聞きしますが」の使い方
「つかぬことをお聞きしますが」を使った分かりやすい例としては、「つかぬことをお聞きしますが、海外で生活されていたことはあるのですか」「つかぬことをお聞きしますがこちらの女性に見覚えはありませんか」などがあります。
「つかぬことをお聞きしますが」はそれまでの話の関係ないことを意味する「つかぬこと」に、聞くことの敬語表現である「お聞きしますが」が合わさり、それまでの話とは関係ないことを聞くことの意味で使われている言葉です。
つまり、「つかぬことをお聞きしますが」はそれまでの話とは全く関係ないことを尋ねることに対して、相手への気遣いを表しています。
「つかぬことをお聞きしますが」は目上の人に使える
また、「つかぬことをお聞きしますが」は謙譲語表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対しても使うことができると覚えておきましょう。
「つかぬことをお聞きしますが」の注意点
「つかぬことをお聞きしますが」を使う上で注意しなければならないのは、「つかぬこと」を「どうでもいいこと」や「つまらないこと」の意味と勘違いして、つまらないことを聞くという間違ったの意味で覚えないことです。
「つかぬこと」と「つまらないこと」の発音が似ているため、近年では混同している人が増えているとも言われています。ただし、「つかぬこと」と「つまらないこと」は全く関係性のない言葉なので、誤用しないように注意しましょう。
「つかぬことをお聞きしますが」の類語
「つかぬことをお聞きしますが」の類語・類義語としては、一旦言葉を切って話題を変えることを意味する「ところで」、話題を他に転じる時に使う言葉を意味する「それはさておき」などがあります。
「つかぬことをお伺いしますが」の意味
「つかぬことをお伺いしますが」とは
「つかぬことをお伺いしますが」とは、それまでの話とは関係ないことを聞くことを意味しています。
「つかぬことをお伺いしますが」の漢字
「つかぬことをお伺いしますが」を漢字にすると、「付かぬ事をお伺いしますが」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「つかぬことをお伺いしますが」を使うようにしましょう。
「つかぬことをお伺いしますが」の使い方
「つかぬことをお伺いしますが」を使った分かりやすい例としては、「つかぬことをお伺いしますが、見積書の完成はいつ頃になるでしょうか」「つかぬことをお伺いしますがこちらの写真の場所に見覚えはございませんか」などがあります。
「つかぬことをお伺いしますが」はそれまでの話の関係ないことを意味する「つかぬこと」に、聞くの謙譲語である「お伺いします」が合わさり、それまでの話とは関係ないことを聞くことの意味で使われている言葉です。
例えばそれまでの話とは関係ない話を急にすると、相手が驚いたりしますよね。そこで、「つかぬことをお伺いしますが」と一言入れることによって、相手が準備することができるのです。
「つかぬことをお伺いしますが」はクッション言葉
つまり、「つかぬことをお伺いしますが」はクッション言葉でもあります。
クッション言葉とは、「大変恐れ入りますが」「大変申し訳ございませんが」「大変ありがたいお話なのですが」「不本意ではございますが」などのように、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことです。
「つかぬことをお伺いしますが」は目上の人に使える
「つかぬことをお伺いしますが」は謙譲語を使用したとても丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使うこともできます。
「つかぬことをお伺いしますが」の注意点
「つかぬことをお伺いしますが」を使う上で注意しなければならないのは、「つかぬこと」を「どうでもいいこと」や「つまらないこと」の意味と勘違いして、つまらないことを聞くという間違ったの意味で覚えないことです。
「つかぬこと」と「つまらないこと」の発音が似ているため、近年では混同している人が増えているとも言われています。ただし、「つかぬこと」と「つまらないこと」は全く関係性のない言葉なので、誤用しないように注意しましょう。
「つかぬことをお伺いしますが」の類語
「つかぬことをお伺いしますが」の類語・類義語としては、それまでの話とは関係ないことを尋ねることを意味する「つかぬことをお尋ねしますが」、会話で新しい話題に入るときに用いる言葉のことを意味する「時に」などがあります。
「つかぬことをお聞きしますが」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、それまでの話とは関係ないことを聞くことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「つかぬことをお聞きしますが」はビジネスシーンでも使うことができる言葉です。
「つかぬことをお伺いしますが」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、それまでの話とは関係ないことを聞くことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「つかぬことをお伺いしますが」はビジネスシーンでも使うことができる言葉です。
「つかぬことをお聞きしますが」と「つかぬことをお伺いしますが」はどちらもそれまでの話とは関係ないことを聞くことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、よりかしこまった場面では「つかぬことをお伺いしますが」の方を使うようにしましょう。