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【アトリエ】と【スタジオ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「アトリエ」と「スタジオ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「アトリエ」と「スタジオ」という言葉は、「芸術家の仕事場」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




アトリエとスタジオの違い

アトリエとスタジオの意味の違い

アトリエとスタジオの違いを分かりやすく言うと、アトリエは美術作品を作り上げる場所を表現する時に使い、スタジオは映像作品を作り上げる場所を表現する時に使うという違いです。

アトリエとスタジオの使い方の違い

一つ目のアトリエを使った分かりやすい例としては、「アトリエを設けることで公私のオンオフをすることができるようになった」「アトリエには仕事道具が山ほど転がっている」「アトリエ建築に興味を持っている」などがあります。

二つ目のスタジオを使った分かりやすい例としては、「レコーディングスタジオを自宅に作ってしまう人も多い」「フォトスタジオで七五三の写真を撮ってもらうことにした」「スタジオジブリ作品で好きなものを談義するのは楽しい」などがあります。

アトリエとスタジオの使い分け方

アトリエとスタジオはどちらも、アーティストの仕事場や作業場を意味する言葉ですが、指す対象が若干異なります。

アトリエは、画家、彫刻家、工芸家や建築家などの仕事場を指すフランス語です。材料や道具、作品を置くための場所でもあり、作業をするスペースも確保できるほどの広く、明るい空間であることが重要視されています。

一方のスタジオは、写真や映画の撮影所、音楽などの録音室を指す英語です。写真や映像の撮影だけでなく、編集なども行われていますが、編集のみを行う場所はスタジオとして本来扱われることはありません。

つまり、アトリエは絵画や彫刻などの美術作品を作り上げる場所に対して使われ、スタジオは楽曲や映画といった音声や映像などメディア作品を作り上げる場所に対して使われるという違いがあります。

写真の場合は、上記例文の「フォトスタジオ」のようにスタジオという言葉が使われるのが一般的ですが、アトリエという言葉が団体や組織の名称や屋号として使われることから、写真撮影スタジオに対して使われることもあります。

アトリエとスタジオの英語表記の違い

アトリエを英語にすると「atelier」となり、例えば上記の「アトリエを設ける」を英語にすると「set up one’s atelier」となります。

一方、スタジオを英語にすると「studio」となり、例えば上記の「レコーディングスタジオ」を英語にすると「a recording studio」となります。

アトリエの意味

アトリエとは

アトリエとは、画家、彫刻家、工芸家や建築家などの仕事場を意味しています。

アトリエの使い方

アトリエを使った分かりやすい例としては、「アトリエ部屋には大量の資材が置かれている」「友人のアトリエではモデルを招いてデッサン会を行う日が定期的にあるらしい」「アトリエ系の住宅に憧れを抱いている」などがあります。

その他にも、「アトリエと名前がついた写真スタジオも多い」「アトリエが屋号となったケーキショップの商品はまさに芸術品とも言える」「アトリエを含んだ名前のお菓子屋さんはどんなお菓子を売っているのだろう」などがあります。

アトリエは英語で「atelier」と表記され、「仕事場」「制作室」「画室」といった意味を持つ言葉ですが、本来はフランス語です。画家や美術家、工芸家、建築家らが仕事を行うための作業場を意味する点は、日本語を含め、共通しています。

似た言葉である「工房」も画家や彫刻家などの仕事場を指しますが、制作物が一点ものであることが多いアトリエと、複数生産を行うことが多い工房とで区別して使われています。

「○○アトリエ」「アトリエ・○○」などの屋号に使われることが多い

「○○アトリエ」「アトリエ・○○」などのように屋号に使われることも多く、製作所としてだけでなくデザイン業を扱う団体や事務所を指すこともあります。

アトリエは有名なゲームの名称に使われている

また、1997年に発売された「マリーのアトリエ」に始まる『アトリエシリーズ』と呼ばれるコンピュータRPGゲームは、錬金術師である主人公が自身の目的達成のためにアトリエにて錬金術を究めていくという作品で、アトリエを含む名称として非常に有名です。

アトリエの類語

アトリエの類語・類義語としては、仕事場や作業場、研究集会を意味する「ワークショップ」、研究室を意味する「ラボラトリー」、物事を作り出す人や会社を意味する「メーカー」などがあります。

スタジオの意味

スタジオとは

スタジオとは、映画の撮影所や音楽などの録音室を意味しています。

スタジオの使い方

スタジオを使った分かりやすい例としては、「サテライトスタジオで公開収録をしている風景を眺めることができた」「フォトスタジオに世話になった回数は片手で足りるほどだ」「スタジオの舞台セットは素人ではなかなかお目にかかれない」などがあります。

その他にも、「スタジオジブリの最新作は発表されるたびに話題になる」「アニメーションのスタジオが新設されたらしい」「最近はスタジオで同時収録されずとも作品が完成することも多いように思う」などがあります。

スタジオは英語で「studio」と表記され、「仕事場」「工房」「放送室」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、写真撮影スタジオの屋号にも多く用いられています。

「サテライトスタジオ」の意味

上記例文の「サテライトスタジオ」とは、放送用スタジオから離れた場所に設置された小さなスタジオを指す言葉です。街頭など本来は演奏を行う場所ではないところに設置され、放送局に中継して放送を行います。

また、フォトスタジオの屋号だけでなく、アニメーション制作会社として有名な「スタジオジブリ」などのようにアニメーション会社の名称としても用いられています。

スタジオの類語

スタジオの類語・類義語としては、製作所や製作会社を意味する「プロダクション」、美術展を意味する「サロン」、向上や製造所を意味する「ファクトリー」などがあります。

アトリエの例文

1.親戚のアトリエは非常に汚いため、たまに片付けに行ってはその礼に絵の描き方を教わるのが習慣となった。
2.絵画教室として開放しているアトリエはいくつも存在するため、絵を学びたいのであれば習いに行くこともできる。
3.子ども向けのアトリエでは親も一緒になって様々なものを作らせてもらうことができる。
4.アトリエ建築家による住宅は、非常におしゃれでまるで美術作品かと思えるような佇まいだろう。
5.一度はアトリエ設計をお願いして、自分だけの作業場となる一軒家を持つことを夢見たことがある。

この言葉がよく使われる場面としては、画家、彫刻家、工芸家や建築家などの仕事場を意味する時などが挙げられます。

例文4の「アトリエ建築家」や例文5の「アトリエ設計」とは、デザイン性が高い建築物を請け負う建築家や事務所を指す言葉で、「アトリエ系」とも呼ばれています。

スタジオの例文

1.今や報道番組などではバーチャルスタジオが当たり前となっており、ニュース映像や天気予報で各所が写される際に用いられている。
2.ミュージシャンらによるスタジオ収録を生で見たことはないが、アーティストらに密着取材を行う番組では少し見たことがある。
3.フォトスタジオに足繁く通っていたら、カメラにも興味が出始め、自前の一眼レフを購入するに至った。
4.社会人になってからはダンススタジオに行かなければ大きな音楽を掛けて踊る機会なんてない。
5.ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、映画の世界を体験することのできるテーマパークとしてオープンした。

この言葉がよく使われる場面としては、映画の撮影所や音楽などの録音室を意味する時などが挙げられます。

例文1の「バーチャルスタジオ」とは、実写映像とコンピュータによって生成された映像を合成できる機能を持つスタジオを指す言葉で、カメラの動きに合わせてスタジオも動くという特徴があります。

アトリエとスタジオは、どちらも「芸術家の仕事場」を表します。どちらを使うか迷った場合は、美術作品を作り上げる場所を表す場合は「アトリエ」を、映像作品を作り上げる場所を表す場合は「スタジオ」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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