【意外】と【以外】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「いがい」という読み方の「意外」と「以外」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「意外」と「以外」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。

意外と以外の違い

意外と以外の違いを分かりやすく言うと、意外は考えていた状態と違っていることを意味し、以外はある事物を除くことを意味するという違いです。

一つ目の意外を使った分かりやすい例としては、「意外な結果」「それは意外でした」「意外と知らない」「意外と簡単だった」「意外な展開を見せた」「意外にも重要な話であった」「意外に思う」「意外と知らないルール」「意外なヒット商品」などがあります。

二つ目の以外を使った分かりやすい例としては、「トマト以外の野菜」「それ以外は認めない」「関係者以外の立ち入りを禁ず」「迷惑以外の何者でもない」「生活必需品以外を生産停止とする」などがあります。

意外と以外は同音の言葉なのですが意味は全く異なります。そのため上記の例の意外の部分を以外に置き換えることも、以外の部分を意外に置き換えることも出来ません。

意外は考えていた状態と非常に違っていることに対する驚きの感情が含まれており、以外はある物や対象を除くという範囲を表しています。意外は感情を表しますが、以外は感情を表さないことが大きな違いになります。

意外を英語にすると「surprising」となり、「意外な結果」を英語にすると「surprising results」になります。一方の以外を英語にすると「except」となり、「トマト以外」を英語にすると「except tomato」となります。

意外の意味

意外とは、考えていた状態と非常に違っていることを意味しています。

意外を使った分かりやすい例としては、「意外と知られていない雑草」「意外に少ない」「最下位になるとは意外だ」「意外と楽しかった」「意外な味がする」「不用品が意外と売れる」「意外な雑学」などがあります。

その他にも「意外な結末を迎える」「意外に知らない物の値段」「意外とつまらない映画だった」「意外な組み合わせの食べ物」「意外なことに気付く」「意外な真相を語り始めた」「意外に思う」などがあります。

意外とは、考えていた状態と非常に違っていることを意味します。「意」という漢字には、こころや考えの意味があり、「意外」とは自分が考えていたことと違っていることに対する驚きの感情を表します。

上記の「意外と知られていない」は、知られていそうと思っていたが知られていない驚きの感情を表しています。また、「意外な結末」とは結末が自分が予想していたことと違っていて驚く感情を表します。

意外の類義語としては、予想が外れることを意味する「案外」、予想と違った成り行きとなることを意味する「予想外」、思ってもみないことを意味する「思い掛けない」、突然であることを意味する「不意」などがあります。

意外の対義語としては、そうなるのが当たり前であることを意味する「当然」、論じる必要のないほど明白なことを意味する「勿論」、言うまでもないことを意味する「無論」などがあります。

意の字を使った別の言葉としては、目的や計画を実現しようとする考えを意味する「意志」、正直に事にあたる心を意味する「誠意」、物事を気にかけることを意味する「意識」、尊敬する気持ちを意味する「敬意」などがあります。

以外の意味

以外とは、ある事物を除くことを意味しています。

以外を使った分かりやすい例としては、「タンポポ以外の草花」「それ以外の方法」「和食以外の料理」「それ以外の選択肢がない」「空白以外をカウントする関数」「万札以外は持っていない」「屈辱以外の何者でもない」「家族以外は誰も知らない」などがあります。

その他にも「通院以外の外出を禁止する」「イチゴ以外の果物は食べない」「それ以外は認めない」「日本語以外は話せない」「春と秋以外は海外で過ごす」「家族以外は面会謝絶になってしまった」「自分以外は信じられない」などがあります。

以外という言葉は、ある事物を除くことを意味します。「以」という漢字には時間・範囲・方向の起点を示す意味があり、「以外」とはある対象物や起点から外側のものを表します。

上記の「タンポポ以外の草花」とは、草花というカテゴリーの中でタンポポを除いたものでありチューリップやコスモスなどを指します。

また、「通院以外の外出を禁止する」とは「通院を除く外出は禁止する」となり、通学や買い物などの外出は禁止し、通院は禁止しないということになります。

以外の類義語としては、取りのけることを意味する「除く」、それ以外の人や物事を意味する「他」、他のものであることを意味する「別」などがあります。

以外の対義語としては、ある範囲の内側を意味する「以内」、行為の目標となるもの「対象」などがあります。

以の字を使った別の言葉としては、文字や言葉を使わずにお互いの心と心で通じ合うことを意味する「以心伝心」、ある時からのちを意味する「以降」、ある基点より遠い所を意味する「以遠」、理由を意味する「所以」(読み方:ゆえん)などがあります。

意外の例文と使い方

1.ホームステイや留学のお土産として、高価な菓子折りより百円の小物の方が意外と喜ばれることがある。
2.意外な結末を迎えた事件は古今東西たくさんあり、驚かされる。
3.仕事熱心な彼は、意外にも料理が趣味で子煩悩だそうだ。
4.彼女は明るく社交的だが、面倒くさがりという意外な一面がある。
5.彼は、知ってるようで意外と知らない身近な雑学を人に話すことが好きだ。

この言葉がよく使われる場面としては、考えていた状態と非常に違っていることを表現したい時などが挙げられます。

意外という言葉は、思っていたことと実際は違っていて驚く感情を表すことがあります。例文3では、仕事熱心で家庭的ではないと考えていた彼が、実際は家庭的だという事実に驚いている感情を表しています。

以外の例文と使い方

1.地元民以外の多くの人が青森県に対して「りんごの県」というイメージを持っているが、実際は絶景観光地や絶品グルメが豊富にある。
2.春は一年の中で一番花が咲く時期であり、桜以外にも見頃な美しい花が多く咲いている。
3. こんな夜中に洗濯機をまわすなんて、迷惑以外の何物でもない。
4.収益が低迷しており、「値上げ以外で客単価を上げる方法」というセミナーに参加することにした。
5.結婚式や入籍日に選ぶと良いといわれている縁起のいい日は大安以外にもある。

この言葉がよく使われる場面としては、ある事物を除くことを表現したい時などが挙げられます。

以外という言葉は、名詞や代名詞の後に続く言葉で対象となる事物を除くことを表します。例文1にある「地元民以外」とは地元民を除く他の県民や国民を表します。また、例文5にある「迷惑以外の何物でもない」は迷惑そのものであることを意味しています。

意外も以外も日常生活においてよく使われる言葉すが、間違えて表記しやすい言葉です。意外は驚きの感情を表し、以外は感情を表さないことを覚えておくと良いでしょう。