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【友人】と【知人】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「友人」(読み方:ゆうじん)と「知人」(読み方:ちじん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「友人」と「知人」という言葉は、どちらもお互いに知り合っている人を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




友人と知人の違い

友人と知人の意味の違い

友人と知人の違いを分かりやすく言うと、友人は親しい人を意味しており、知人は単に知っている人を意味するという違いです。

友人と知人の使い方の違い

一つ目の友人を使った分かりやすい例としては、「今日は友人に会う予定がある」「今月誕生日だから友人にプレゼントを贈る」「一緒にいて楽しい友人を増やしたい」「友人にお金を借りるのはやめた方がいい」「困ったから友人に助けてもらう」「僕には友人が少ない」などがあります。

二つ目の知人を使った分かりやすい例としては、「彼とは旧知の知人である」「知人の訃報が入る」「知人の言葉遣いが気になる」「一度話したことがある知人が逮捕された」「知人にお金を貸すことになった」「知人との金銭トラブルが起きた」「知人にばったり会って驚いた」などがあります。

友人と知人の使い分け方

友人と知人という言葉は、お互いに知り合っている人という共通する意味を持っているのですが、友人は親しい関係であることを表し、知人は親しい関係はなく単なる知り合いであることを表します。関係が深いか浅いかが友人と知人の違いになります。

友人と知人の英語表記の違い

友人を英語にすると「friend」となり、例えば上記の「友人に会う」を英語にすると「meet friends」となります。一方、知人を英語にすると「acquaintance」となり、例えば上記の「旧知の知人」を英語にすると「old acquaintance」となります。

友人の意味

友人とは

友人とは、お互いに心を許し合う親しい人を意味しています。

友人の使い方

友人を使った分かりやすい例としては、「学生時代の友人とは今も会っている」「彼とうまくいかなくて友人に相談する」「結婚適齢期になり疎遠気味の友人が増えた」「気が弱い友人を助けたい」「合コンに来ないかと友人に誘われる」「今の旦那との出会いは友人からの紹介です」などがあります。

その他にも、「大切な友人が困っている」「心から信頼していた友人に裏切られる」「自慢ばかりする友人にうんざりしてきた」「髪色が変だと友人にバカにされる」「中学時代からの友人とは年一しか会えない」「顔色が悪いと友人から心配された」「友人を大切にするようにしなさい」などがあります。

友人の語源

友人という言葉は、お互いに心を許し合う親しい人を意味しており、知人よりも親しい間柄であることを表します。「友」という漢字は二つの手が互いに取り合っている象形から成り立っており、手と手を取り合って助けるたり親しむ意味があります。

友人の類語

友人の類語・類義語としては、互いに心を許し合って対等に交わっている人を意味する「友達」、一緒に何かをする間柄の人を意味する「仲間」、友達や親しい仲間を意味する「朋友」(読み方:ほうゆう)、仲のよい間柄の人を意味する「仲よし」などがあります。

友の字を使った別の言葉としては、同じ学校で一緒に学ぶ友達を意味する「学友」、友人としての親しい交わりを意味する「友好」、兄弟や友人に対する親しみの情を意味する「友愛」、友達の間の情愛を意味する「友情」などがあります。

知人の意味

知人とは

知人とは、お互いに知っている人を意味しています。

知人の使い方

知人を使った分かりやすい例としては、「彼は仕事関係の知人が多い」「この取引先の専務は昔からの知人です」「知人から車を買うことになった」「遠くの知人を訪ねる」「顔も覚えていない知人とLINEで繋がる」「知人として付き合うならよいけど恋愛感情は持てない」などがあります。

その他にも、「知人であり恩人である人」「彼とはただの知人です」「知人に弁護士がいるから頼りになる」「彼女は共通の知人です」「知人の子供が虐待を受けている」「知人のご両親は礼儀作法にうるさい」「このテレビに出ている先生はちょっとした知人です」などがあります。

知人という言葉は、お互いに知っている人を意味しており、友人と違って親しくない間柄に使われます。お互いに面識がある程度であったり、挨拶をする程度の顔見知りであれば友人ではなく知人と表現します。

知人の類語

知人の類語・類義語としては、互いに相手を知っている相手を意味する「知りあい」、あまり親しくはなく顔は知っているという間柄の人を意味する「顔見知り」、何度も会っていて顔を知っている人を意味する「顔なじみ」などがあります。

知の字を使った別の言葉としては、すぐれたを知恵を意味する「英知」、思慮分別をもって知ることを意味する「知覚」、推し量って知ること意味する「察知」、知らせることを意味する「報知」などがあります。

友人の例文

1.友人の誕生日プレゼントを買いに行ったが、決めきれずに買えなかった。
2.結婚式の友人代表スピーチを頼まれ、何を話せば良いのか悩んでいる。
3.会ったことはないが、楽しくやり取りしたり悩みを相談したりできるSNS上の友人がいる。
4.友人の突然の訃報を聞いて、ショックで言葉が出なかった。
5.彼は明るく楽しい雰囲気があるので、いつも友人たちに囲まれている人気者です。
6.しばらく会っていない友人から結婚すると連絡があり、同じ日に別の友人から離婚することになったとメールがあり人生いろいろだと思った。
7.友人は東京でレストランを経営しているので、今度顔を出してみようと思います。
8.学生時代の友人とはしばらく会っていないので、今度の同窓会を楽しみにしています。
9.彼は信頼していた友人に裏切られてから、ずっと塞ぎ込んでしまいました。
10.仕事では彼とは激しい議論をしたりすることもあるが、プライベートでは仲のいい友人同士です。

この言葉がよく使われる場面としては、お互いに心を許し合う親しい人を表現したい時などが挙げられます。

例文3のように、会ったことはなくとも心を許している関係性があれば知人ではなく友人と表現します。逆に何度も会ったことがあっても親しい関係でなければ、友人ではなく知人と表現します。

知人の例文

1.友人も知人もいない旅行先で、大事なカバンを盗まれて途方に暮れる。
2.彼女は知人がたくさんいるが、友人は少ないので寂しい思いをしている。
3.親類や友人だけでなく、知人にもお土産を買ったら大変な金額になってしまった。
4.社交的な叔母は知人が多いので、行く先々で立ち止まっておしゃべりばかりしている。
5.彼は古くからの付き合いがある知人であるが、なぜか心を開いてもらえない。
6.気になっている人と食事をすることになり、本当は元カレと行ったレストランだったが知人に教えてもらったお店なのと嘘をついた。
7.彼は知人との金銭トラブルで、かなり悩んでいたようで、げっそりと痩せていました。
8.私の知人に税理士さんがいるから、もしよかったら紹介しましょうか?
9.彼女は私と同僚の共通の知人であることがわかり、お互いに驚き合っていました。
10.私は父親の知人の紹介で、今の職場で契約社員として働くことになりました。

この言葉がよく使われる場面としては、お互いに知っている人を表現したい時などが挙げられます。

例文1から3のように、友人と知人を並べることによって関係の深さの違う間柄を列挙することがあります。また、例文5のように古くからの付き合いがあっても親しい関係でなければ、友人ではなく知人と表現します。

友人と知人は同じような意味を持ちますが、親しい関係であるかどうかの違いがあります。友人は親しい関係、知人は知り合い程度の関係と覚えておけば間違いないでしょう。

言葉の使い方の例文
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