【照会】と【照合】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「照会」(読み方:しょうかい)と「照合」(読み方:しょうごう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「照会」と「照合」という言葉は、どちらもを確かめることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




照会と照合の違い

照会と照合の意味の違い

照会と照合の違いを分かりやすく言うと、照会とは問い合わせて確かめる、照合とは二つ以上のものを照らし合わせて確かめるという違いです。

照会と照合の使い方の違い

一つ目の照会を使った分かりやすい例としては、「銀行で入金明細照会を行った」「ご照会の件につきましては後ほど担当者からご連絡させて頂きます」「パスワードをお忘れになった場合は下記の方法でご照会ください」などがあります。

二つ目の照合を使った分かりやすい例としては、「パスワードが照合しないので作業が行えない」「指紋照合によって犯罪捜査がより進んでいく」「DNAを照合した結果親子でないことが分かってしまった」などがあります。

照会と照合の使い分け方

照会と照合は確かめるという同じ意味を持つのですが、確かめ方が違うというのが明確な違いになります。照会は不明や疑問に思っていることを問い合わせて確かめるに対して、照合は二つ以上あるものを照らし合わせて確かめる意味になっています。

どちらの言葉もビジネスシーンと日常生活両方で使うため、一度は見かけたことがあるはずです。特に、照会はビジネスシーンのメールや電話でよく登場する言葉です。

照会と照合の英語表記の違い

照会を英語にすると、「inquiry」となり、例えば上記の「ご照会の件につきましては後ほど担当者からご連絡させて頂きます」を英語にすると「The person in charge will contact you about your inquiry later」となります。

一方、照合を英語にすると「Collation」となり、例えば上記の「指紋照合によって犯罪捜査がより進んでいく」を英語にすると「Crime investigation goes further with fingerprint collation」となります。

照会の意味

照会とは

照会とは、問い合わせて確かめることを意味しています。

表現方法は「照会を受ける」「照会をかける」「照会を行う」

「照会を受ける」「照会をかける」「照会を行う」「照会する」などが、照会を使った一般的な表現方法です。

照会の使い方

照会を使った分かりやすい例としては、「銀行で残高照会を行った」「その件については区役所でご照会をお願い致します」「ご不明な点がございましたら下記の担当者の連絡先にご照会ください」などがあります。

その他にも、「ご照会頂いた件につきましては、只今確認中ですのでもうしばらくお待ちください」「新商品に関するご照会の件という題名でメールを送った」「この度はご照会頂きありがとうございます」などがあります。

照会という言葉は、相手に問い合わせて情報を確認する時に使います。そのため、ビジネスシーンでよく使われる言葉になります。

「ご照会頂いた件」の意味

上記の「ご照会頂いた件につきましては、只今確認中ですのでもうしばらくお待ちください」の「ご照会頂いた件」という表現はビジネスシーンで頻繁に使われるので覚えておきましょう。ご照会頂いた件は問い合わせて頂いたと件という意味になっています。

照会の類語

照会の類語・類義語としては、照らし合わせて参考にすることを意味する「参照」、何かをしようとするとき、資料などをみて自分の考えを決める手掛かりにすることを意味する「参考」、物事の実態などを明確にするために調べることを意味する「調査」などがあります。

照会の照の字を使った別の言葉としては、行いを反省して一つ一つ確かめることを意味する「照顧」(読み方:しょうこ)、文章などを照らし合わせて確かめることを意味する「照校」、照らし合わせて調べることを意味する「照査」などがあります。

照合の意味

照合とは

照合とは、照らし合わせて確かめることを意味しています。

照合の使い方

照合を使った分かりやすい例としては、「パスワードの照合に失敗しました」「書類を原簿と照合する作業をしている」「指紋照合システムのおかげで被疑者の余罪も追及することが出来た」「二つのリストを照合した」などがあります。

照合という言葉は、二つ以上のものを比べて確かめる時に使います。ビジネスシーンでも日常生活でも見かけるはずです。

表現方法は「データ照合」「指紋照合」「照合結果」

照合を使った言葉としては「データ照合」「指紋照合」「照合結果」「照合テスト」「照合システム」などがあり、一度は聞いたことがあるでしょう。

照合の類語

照合の類語・類義語としては、二つの物事を照らし合わせて比べることを意味する「対照」、二つの物を並べて合わせて、それぞれの特性や違いを比べることを意味する「対比」、両方比べて確かめることを意味する「照らし合わせる」などがあります。

照合の合の字を使った別の言葉としては、思いがけなく物事が一致することを意味する「暗合」、お互いの気持ちがぴったり合うことを意味する「意気投合」、偶然に一致することを意味する「偶合」などがあります。

その他にも、合わせた割符のようにぴったり一致することを意味する「契合」(読み方:けいごう)、二つ以上のものが結びついて一つになることを意味する「結合」、問い合わせて知ることを意味する「承合」などがあります。

照会の例文

1.息子の携帯使用料金がとても高かったため、料金プランの照会を行う予定だ。
2.市民から病院照会を受けると該当病院を探すのだが、これはとても大変な作業だ。
3.先日、国土交通省から工事実施計画の変更の意見照会がありました。
4.こちらの用紙に照会を希望される場所の情報をご記入ください。
5.インターネットから残高照会が確認できるようになって、便利な世の中になったと感じる。
6.忘れ物や落とし物は県警のホームページから照会ができます。手順に従って必要事項を入力してください。
7.今はスマホがあるので、わざわざ銀行まで行って残高照会を行う必要もなくなった。
8.私達は警察に男の身元を照会したが、過去に事件を起こしたという記録はなかったようだ。
9.その件については当方ではわかりかねますので、市役所でのご照会をお願い致します。
10.私は明後日の札幌便の空席照会をするために、電話で問い合わせをしました。

この言葉がよく使われる場面としては、問い合わせて確かめることを表現したい時などが挙げられます。

照会は不明な点や知りたいことについて問い合わせて確かめるたい時に使う言葉と覚えておきましょう。例文5に出てくる「残高照会」は、銀行口座を持ってる人なら一度は見たことのある言葉なので、馴染みがあるはずです。

照合の例文

1.パスポートが本物であるか照合が取れたので、やっと本国に帰国できる。
2.照合を行いますので、運転免許証など本人確認ができる物を持参ください。
3.押した印影が照合できないため、とても困っている。
4.複数のカメラで撮影された、さまざまな角度の人物を照合できるシステムが開発された。
5.ディレクトリにあるファイルとエクセルにあるファイルの照合を取る。
6.銀行のお届け印を紛失し照合できなくて困っていたら息子が勝手に持ち出し自分の印鑑として会社で使っていた。
7.マイナス20キロのダイエットに成功してから、空港の税関でパスポートの顔写真照合に時間がかかるようになった。
8.現場にあった犯人とみられる指紋の照合の結果、一致するものは見つからなかった。
9.無人コンビニはAIで管理されており、入店時にブラックリストと照合されるので、過去にトラブルを起こした人は入ることが出来ない。
10.航空チケットの名前のローマ字と、パスポートに書かれたローマ字とが一文字でも違うと、照合されたときに別人とみなされてしまい、搭乗することができなくなる恐れがある。

この言葉がよく使われる場面としては、照らし合わせて確かめることを表現したい時などが挙げられます。

照合は二つ以上の物を比べて確かめたい時に使う言葉です。例文1から例文3のように本人確認するために照合を行うという使い方はよくしています。

照会と照合は意味が似ているため使い方を間違えやすいのですが、不明な点を問い合わせて確かめる時には照会を、二つ以上の物を照らし合わせて確かめたい時は照合を使うと覚えておけば間違いないでしょう。

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