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【長きにわたり】と【永きにわたり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ながきにわたり」という読み方の「長きにわたり」と「永きにわたり」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「長きにわたり」と「永きにわたり」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「長きにわたり」と「永きにわたり」の違い

「長きにわたり」と「永きにわたり」の意味の違い

「長きにわたり」と「永きにわたり」の違いを分かりやすく言うと、「長きにわたり」よりも「永きにわたり」の方が期間が長いというニュアンスがあるという違いです。

「長きにわたり」と「永きにわたり」の使い方の違い

一つ目の「長きにわたり」を使った分かりやすい例としては、「長きにわたりご支援してくださりありがとうございました」「40年間長きにわたり勤務していた会社を退職することにしました」「長きにわたりお世話になりました」などがあります。

二つ目の「永きにわたり」を使った分かりやすい例としては、「永きに渡りご指導いただきありがとうございました」「永きに渡り貢献したことをここに賞します」「永きにわたりお勤めご苦労様でした」などがあります。

「長きにわたり」と「永きにわたり」の使い分け方

「長きにわたり」と「永きにわたり」はどちらも長い期間途切れなく続くことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「長きにわたり」よりも「永きにわたり」の方が期間が長いというニュアンスがあるという点です。

ただし、「長きにわたり」と「永きにわたり」に使い分けに明確な基準はありません。そのため、個人の裁量に任せられていると覚えておきましょう。

また、「長きにわたり」の方が広く一般的に使われているので、迷ったあら「長きにわたり」の方を使うのが無難です。

「長きにわたり」と「永きにわたり」の英語表記の違い

「長きにわたり」も「永きにわたり」も英語にすると「over a long period of time」「known for a long time」となります。

「長きにわたり」の意味

「長きにわたり」とは

「長きにわたり」とは、長い期間途切れなく続くことを意味しています。

表現方法は「長きにわたりありがとうございました」「長きにわたりお世話になりました」

「長きにわたりありがとうございました」「長きにわたりお世話になりました」などが、「長きにわたり」を使った一般的な言い回しになります。

「長きにわたり」の使い方

「長きにわたり」を使った分かりやすい例としては、「彼は長きにわたりファンに愛された存在です」「長きにわたり問題視されているが未だ解決していません」「長きにわたる内戦がついに終わりを迎えました」などがあります。

「長きにわたり」は長い期間のことを意味する「長き」に、ある期間途切れずに引き続くことを意味する「わたり」が合わさり、長い期間途切れなく続くことの意味で使われている言葉です。

「長きにわたり」の期間

「長きにわたり」は具体的にどれくらいの期間だろうと気になる人もいると思いますが、明確な定義はありません。10年くらいを指す人もいれば、30年くらいを指す人もいます。そのため、個人の裁量によるものと覚えておきましょう。

「長きにわたり」自体は敬語表現ではない

「長きにわたり」は「長きにわたり大変お世話になりました」「長きにわたりご支援ありがとうございました」などのように、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使うことができますが、「長きにわたり」自体は敬語表現ではありません。

そのため、「長きにわたり」を目上の人に対して使いたい場合は、前後の文章で敬語表現を使うようにしましょう。

「長きにわたり」の類語

「長きにわたり」の類語・類義語としては、長い期間のことを意味する「長期間」、長い年月のことを意味する「長年」、多くの年月のことを意味する「多年」などがあります。

「永きにわたり」の意味

「永きにわたり」とは

「永きにわたり」とは、長い期間途切れなく続くことを意味しています。

「永きにわたり」の使い方

「永きにわたり」を使った分かりやすい例としては、「小さい頃から永きにわたり大変お世話になりました」「100年の永きにわたり営業していた店舗がついに閉店しました」「永きにわたり絶対王政が続いてる国があります」などがあります。

「永きにわたり」は長い期間のことを意味する「永き」に、ある期間途切れずに引き続くことを意味する「わたり」が合わさり、長い期間途切れなく続くことの意味で使われている言葉です。

「永きにわたり」の期間

「永きにわたり」は具体的にどれくらいの期間だろうと気になる人もいると思いますが、明確な定義はありません。30年くらいを指す人もいれば、50年くらいを指す人もいます。そのため、個人の裁量によるものと覚えておきましょう。

ただし、「永きにわたり」は類語である「長きにわたり」よりも比較的長い期間を指す場合に使うことが多いです。

「永きにわたり」の注意点

「永きにわたり」を使う上で注意しなければならないのは、「永き」という表現があまり一般定に使われていないため、相手に違和感を与える可能性がある点になります。そのため、どちらを使うか迷った場合は一般的に使用されている「長きにわたり」を使うのがいいでしょう。

「永きにわたり」の類語

「永きにわたり」の類語・類義語としては、限りなく長い年月のことを意味する「永劫」、永い年月のことを意味する「永代」、限りのない永い年月のことを意味する「永世」などがあります。

「長きにわたり」の例文

1.長きにわたりサッカー界を牽引していた選手が、とうとう引退することになりました。
2.長きにわたり世界ランキング1位を維持していた選手が、ついに陥落しました。
3.長きにわたり私たちをサポートしていただき、本当にありがとうございました。
4.長きにわたり大問題となっているが、一向に解決する兆しがみえません。
5.長きにわたりお店を経営してきたが、今年いっぱいで閉めようと思っています。

この言葉がよく使われる場面としては、長い期間途切れなく続くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「長きにわたり」は日常生活とビジネスシーンどちらでも使うことができる言葉です。

「永きにわたり」の例文

1.永きにわたり運営を続けてた老舗店が、ついに閉店することになりました。
2.永きにわたりお勤めご苦労様でした。老後はゆっくり休んでください。
3.永きにわたりご指導ご鞭撻を賜りましたことを、心より深く感謝申し上げます。
4.永きにわたり多くのご功績を残されましたことに敬意を表します。
5.永きに渡りお世話になりました。このご恩は一生忘れません。

この言葉がよく使われる場面としては、長い期間途切れなく続くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「永きにわたり」は日常生活とビジネスシーンどちらでも使うことができる言葉です。

「長きにわたり」と「永きにわたり」はどちらも長い期間途切れなく続くことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、広く一般的に使われている「長きにわたり」を使うのが無難でしょう。

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株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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