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【糧となる】と【糧になる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「糧となる」(読み方:かてとなる)と「糧になる」(読み方:かてになる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「糧となる」と「糧になる」という言葉は、どちらも精神や生活の源泉になることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「糧となる」と「糧になる」の違い

「糧となる」と「糧になる」の意味の違い

「糧となる」と「糧になる」の違いを分かりやすく言うと、「糧となる」の方が「糧になる」よりも強調された表現という違いです。

「糧となる」と「糧になる」の使い方の違い

一つ目の「糧となる」を使った分かりやすい例としては、「素晴らしい絵画は心の糧となる」「愛する息子の成長が生きる糧となる」「今回の経験は成長する糧となるだろう」「挫折した経験は人生を生き抜く糧となるだろう」などがあります。

二つ目の「糧になる」を使った分かりやすい例としては、「今回の失恋は自分の糧になるはずです」「このように苦労したことは人生の糧になるはずだ」「この経験は明日の糧になるだろう」などがあります。

「糧となる」と「糧になる」の使い分け方

「糧となる」と「糧になる」はどちらも精神や生活の源泉になることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「糧となる」の方が「糧になる」よりも強調された表現という点です。

ではなぜ「糧となる」の方が強調された表現かというと、「糧となる」は紆余曲折を経てその結末にたどり着いたというニュアンスになるに対して、「糧になる」は自然の流れでその結末にたどり着いたというニュアンスになるのが理由になります。

「糧となる」と「糧になる」の英語表記の違い

「糧となる」も「糧になる」も英語にすると「serve as a foundation for the future」「be a source of growth」となり、例えば上記の「明日の糧になる」を英語にすると「be a source of growth for tomorrow」となります。

「糧となる」の意味

「糧となる」とは

「糧となる」とは、精神や生活の源泉になることを意味しています。

表現方法は「将来の糧となる」「大きな糧となる」「人生の糧となる」

「将来の糧となる」「大きな糧となる」「人生の糧となる」などが、「糧となる」を使った一般的な言い回しになります。

「糧となる」の使い方

「糧となる」を使った分かりやすい例としては、「娘の成長を見守るのが生きる糧となる」「様々な経験が次のステップへの糧となるだろう」「憧れのスポーツ選手が言った言葉が人生の糧となる」「挫折した経験は成長の糧となるはずです」などがあります。

「糧となる」は精神や生活の源泉になることを意味しており、生きていくための力になる場合や、成長するための役に立つ場合などのプラスのイメージで使う言葉です。

「糧となる」は「読書することが心の糧となる」「娘の成長が私の心の糧となる」などのように、趣味や家族などの自分はこれのために生きているというような、心の支えに対して使います。

また、「今回の失敗は人生の糧となる」「今日のような苦労が成長の糧となる」などのように、将来に役立つ経験や失敗に対しても使うことができると覚えておきましょう。

「糧となる」の語源

「糧となる」の語源は「お米」です。糧は収穫したお米の量をはかって保存することから生まれた言葉になります。そして、生きるために糧は必要なので、これが変化していき、精神や生活の源泉になることを「糧となる」と言うようになりました。

「糧となる」の類語

「糧となる」の類語・類義語としては、自分のものとして取り込むことを意味する「血肉となる」、厳しい世の中の苦労を味わい尽くして世渡り上手でしたたかなことを意味する「飽経風霜」(読み方:ほうけいふうそう)などがあります。

「糧になる」の意味

「糧になる」とは

「糧になる」とは、精神や生活の源泉になることを意味しています。

表現方法は「自分の糧になる」「心の糧になる」「成長の糧になる」

「自分の糧になる」「心の糧になる」「成長の糧になる」「頑張る糧になる」「仕事の糧になる」「人生の糧になる」などがあります。

「糧になる」の使い方

「糧になる」を使った分かりやすい例としては、「積み重ねた経験は未来の糧になる」「書物は私にとって心の糧になる」「この失敗はいつか心の糧になるはずです」「この業界に居続けることが私の人生の糧になる」などがあります。

「糧になる」は精神や生活の源泉になることを意味しており、生きていくための力になる場合や、成長するための役に立つ場合などのプラスのイメージで使う言葉です。

「糧になる」は自分の精神をよりよくしてくれるものや、心の支えになるものに対して使う言葉になります。そのため、自分にはこれがあれば生きていけるというものとセットで使うことが多いと覚えておきましょう。

また、将来に役立つ経験や失敗をした際にも使うことができるので、幅広いニュアンスで使用することが可能です。

「糧になる」の語源

「糧になる」の語源は「お米」です。糧は収穫したお米の量をはかって保存することから生まれた言葉になります。そして、生きるために糧は必要なので、これが変化していき、精神や生活の源泉になることを「糧になる」と言うようになりました。

「糧になる」の類語

「糧になる」の類語・類義語としては、有用であることを意味する「役に立つ」、不足分を補うことを意味する「足しになる」などがあります。

「糧となる」の例文

1.今日の試合で負けた悔しさは、いずれ人生の糧となるだろう。
2.今はとても辛い経験だったとしても、社会人になった時に役立つ糧となるはずです。
3.愛する妻と可愛い娘を守っていくことが、仕事の糧となる。
4.テスト良い点数を取ったらゲームを買ってくれると言われたので、それが糧となり勉強を頑張ることができました。
5.地方予選の決勝で負けてしまい甲子園に出場できなかったが、この経験は人生の糧となるはずです。

この言葉がよく使われる場面としては、精神や生活の源泉になることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「糧となる」はプラスのイメージで使われている言葉です。

「糧になる」の例文

1.例え失敗したとしても、今回の挑戦は成長の糧になるだろう。
2.体験したことないことを体験するのは心の糧になるので、どんどん挑戦した方がいいと思います。
3.推しているアイドルのライブへ足を運ぶことが、仕事の糧になる。
4.あの出来事が心の糧になるのは分かるが、できればもう経験したくありません。
5.人生というものは、遠回りをした分だけ自分の糧になると思っています。

この言葉がよく使われる場面としては、精神や生活の源泉になることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「糧になる」はプラスのイメージで使われている言葉です。

「糧となる」と「糧になる」はどちらもどちらも精神や生活の源泉になることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「糧となる」の方が「糧になる」よりも強調した表現と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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