【お連れする】と【ご案内する】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「お連れする」(読み方:おつれする)と「ご案内する」(読み方:ごあんないする)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お連れする」と「ご案内する」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「お連れする」と「ご案内する」の違い

「お連れする」は「ご案内する」の間違い

「お連れする」と「ご案内する」の違いを分かりやすく言うと、「お連れする」とは「ご案内する」の間違った使い方、「ご案内する」とは道や場所を知らない人をそこに導くことです。

「お連れする」は誤字

一般的には「お連れする」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「ご案内する」のことを間違えて「お連れする」を使っている人がほとんどです。

「ご案内する」は正しい日本語

正しい言葉である「ご案内する」を使った分かりやすい例としては、「お客さんを試着室までご案内する」「メルマガで当店の最新情報をご案内する」「懇親会の開催をご案内する」「病院内をご案内する」などがあります。

「ご案内する」という言葉はあっても、「お連れする」という言葉は存在しません。同時に「ご案内する」という単語の意味について「道や場所を知らない人をそこに導くこと」と覚えておきましょう。

「ご案内する」の英語表記

「ご案内する」を英語にすると「guide」「lead」「show」「usher」「inform」となり、例えば上記の「病院内をご案内する」を英語にすると「I will guide you through the hospital」となります。

「お連れする」の意味

「お連れする」とは

「お連れする」とは、「ご案内する」の間違った使われ方です。

「お連れする」は間違った言葉

「お連れする」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。表現が似ているため、「ご案内する」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「お連れする」は「お客様をお連れする」という言い回しで一見正しい敬語表現にみえますが、結論から言ってしまうと間違った敬語表現です。

「お連れする」が間違っている理由

ではなぜ「お連れする」が間違った言葉というと主な理由は二つあります。

一つ目は「お連れする」の「連れ」という表現です。「連れ」は一緒に伴って行くことを意味しており、基本的には目上の人から目下の人に対して使う言葉になります。そのため、「お客様をお連れする」のように目上の人対して使うは適していません。

二つ目は「お連れする」は謙譲語なので行為を行った先を敬う表現になります。そのため、本来はお客様を敬わなければならないのに、「お連れする」としてしまうと連れて行った先の人を敬う表現となってしまいます。

以上のことから「お連れする」は間違った敬語表現であり、正しい敬語表現は「ご案内する」であると覚えておきましょう。

「ご案内する」の意味

「ご案内する」とは

「ご案内する」とは、道や場所を知らない人をそこに導くことを意味しています。その他にも、取り次ぐこと、 事情や様子などを知らせること、客を招くことの意味も持っています。

「ご案内する」の漢字表記

「ご案内する」を漢字にすると、「御案内する」と表記することができます。

「ご案内する」の使い方

「お客様を会議室までご案内する」「担当者の連絡先にご案内する」などの文中で使われている「ご案内する」は、「道や場所を知らない人をそこに導くことや取り次ぐこと」の意味で使われています。

一方、「弊社の事業内容をご案内する」「友人を披露宴にご案内する」などの文中で使われている「ご案内する」は、「事情や様子などを知らせることや客を招くこと」の意味で使われています。

「ご案内する」は道や場所を知らない人をそこに導くことを意味する「案内」に、接頭語の「ご」、ある事や動作などを行う「する」が合わさった敬語表現です。

「ご案内する」の特徴

「ご案内する」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉で、主に目上の人を案内する際に使います。また、さらに丁寧に表現したいのであれば、「ご案内いたします」を使うのがいいでしょう。

「ご案内する」の類語

「ご案内する」の類語・類義語としては、人やものをある地点や状態に導くことを意味する「誘導する」、人の手を引いて助けたり導いたりすることを意味する「手引きする」、誘ったり導いたりして中に入れることを意味する「引き入れる」などがあります。

「お連れする」の例文

1.「お連れする」という言葉は存在しないので、おそらく「ご案内する」の言い間違いだろう。
2.「ご案内する」という言葉は道や場所を知らない人をそこに導くことで、「お連れする」という言葉はない。
3.「お連れする」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.お客様を社長のところへお連れするという言葉を使う人はいるが、正しくはお客様を社長のところへご案内するです。
5.館内をご案内することにしましたという言葉はあるが、館内をお連れすることにしましたという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「ご案内する」という言葉を間違えて「お連れする」と表現している時などが挙げられます。

「お連れする」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「ご案内する」を間違えて使っている可能性が高いです。

「お連れする」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「お連れする」ではなく、「ご案内する」と表現するのが正しい使い方になります。

「ご案内する」の例文

1.これから館内をご案内するので、もうしばらくお待ちください。
2.お客様をご案内する際には、失礼のないよう十分に気をつけています。
3.社長の居場所を聞かれたので、その場所までの行き方をご案内することにしました。
4.最新情報やクーポンはアプリでご案内するので、是非ダウンロードしてください。
5.来年行う予定の結婚式は、家族や友人だけではなく会社の人もご案内する予定です。

この言葉がよく使われる場面としては、道や場所を知らない人をそこに導くことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、取り次ぐこと、 事情や様子などを知らせること、客を招くことを表現したい時にも使います。

例文1と例文2のは道や場所を知らない人をそこに導くこと、例文3は取り次ぐこと、例文4は事情や様子などを知らせること、例文5は客を招くことの意味で使っています。

「お連れする」と「ご案内する」どちらを使うか迷った場合は、「お連れする」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「ご案内する」を使うようにしましょう。

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