【ご意見として承ります】と【ご意見として頂戴します】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ご意見として承ります」(読み方:ごいけんとしてうけたまわります)と「ご意見として頂戴します」(読み方:ごいけんとしてちょうだいします)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」という言葉は、どちらも謙譲語を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」の違い

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」の意味の違い

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」の違いを分かりやすく言うと、「ご意見として承ります」は受けるや聞くの謙譲語、「ご意見として頂戴します」はもらうの謙譲語という違いです。

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」の使い方の違い

一つ目の「ご意見として承ります」を使った分かりやすい例としては、「それは貴重なご意見として承ります」「一つのご意見として承りますね」「ご意見として承りますが一旦保留にさせてください」などがあります。

二つ目の「ご意見として頂戴します」を使った分かりやすい例としては、「これは貴重なご意見として頂戴します」「ご意見として頂戴しますが一度社へ持ち帰らせてください」「大切なご意見として頂戴します」などがあります。

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」の使い分け方

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」はどちらも謙譲語表現ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「ご意見として承ります」は受けるや聞くの謙譲語なのに対して、「ご意見として頂戴します」はもらうの謙譲語になります。そのため、言い換えることができることもありますが、基本的には「ご意見とりて承ります」の方が広い意味で使うことができると覚えておきましょう。

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」の英語表記の違い

「ご意見として承ります」も「ご意見として頂戴します」も日本語特有の表現なので直訳した英語はありませんが、近い表現として「I’d like to hear your opinion」があります。

「ご意見として承ります」の意味

「ご意見として承ります」とは

「ご意見として承ります」とは、意見として聞くことを意味しています。

表現方法は「貴重なご意見として承ります」「重要なご意見として承ります」

「貴重なご意見として承ります」「重要なご意見として承ります」などが、「ご意見として承ります」を使った一般的な言い回しになります。

「ご意見として承ります」の使い方

「ご意見として承ります」を使った分かりやすい例としては、「とても貴重なご意見として承ります」「ご意見として承りますが一度社で相談させてください」「大切なご意見として承ります」「重要なご意見として承ります」などがあります。

「ご意見として承ります」はある問題に対する主張のことを意味する「意見」に、接頭語の「ご」、聞くの謙譲語の「承る」、丁寧語の「ます」が合わさり、意見として聞くことの意味で使われている言葉です。

「ご意見として承ります」は謙譲語表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。謙譲語とは、自分の行動を相手よりも下の立場として表現することにより相手への敬意を示すことを意味しています。

「ご意見として承ります」は意見として聞くことを意味するので、聞くというニュアンスがありますが、その後どうなるかに関しては何も言及していないので、あくまで聞くだけの表現であると覚えておきましょう。

「ご意見として承ります」の類語

「ご意見として承ります」の類語・類義語としては、意見として聞くことを意味する「ご意見としてお聞きいたします」があります。

「ご意見として頂戴します」の意味

「ご意見として頂戴します」とは

「ご意見として頂戴します」とは、意見としてもらうことを意味しています。

表現方法は「貴重なご意見として頂戴します」「重要なご意見として頂戴します」

「貴重なご意見として頂戴します」「重要なご意見として頂戴します」などが、「ご意見として頂戴します」を使った一般的な言い回しになります。

「ご意見として頂戴します」の使い方

「ご意見として頂戴します」を使った分かりやすい例としては、「一つのご意見として頂戴します」「ご意見として頂戴しますが一旦保留にさせてください」「こちらのアンケートはご意見として頂戴します」などがあります。

「ご意見として頂戴します」は、ある問題に対する主張のことを意味する「意見」に、接頭語の「ご」、もらうことの謙譲語の「頂戴」、丁寧語の「ます」が合わさり、意見としてもらうことの意味で使われている言葉です。

「ご意見として頂戴します」は謙譲語表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。

「ご意見として頂戴します」の注意点

「ご意見として頂戴します」は相手の意見を聞くものの、ただ聞いただけであり、人によっては冷たい表現と捉える人もいるので、使う際には十分に注意するようにしましょう。

「ご意見として頂戴します」の類語

「ご意見として頂戴します」の類語・類義語としては、意見としていただくことを意味する「ご意見としていただきます」があります。

「ご意見として承ります」の例文

1.ご意見として承りますが、一度社へ持ち帰らせてください。
2.貴重なご意見として承ります。今後同じことが起きないよう、再発防止に努めて参ります。
3.大切なご意見として承ります。アンケートにご協力いただきありがとうございました。
4.貴重なご意見として承りますが、一度社で協議してまたお返事させていただきます。
5.ご意見として承ります。これらを今後の運営に活かしていく所存です。

この言葉がよく使われる場面としては、意見として聞くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご意見として承ります」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。

「ご意見として頂戴します」の例文

1.貴重なご意見として頂戴しますが、私一人では決めることができないので、一度社へ持ち帰らせていただきます。
2.ユーザー目線の貴重なご意見として頂戴します。アンケートにご協力ありがとうございました。
3.今日話し合った内容については、ご意見として頂戴します。
4.経験者の貴重なご意見として頂戴します。本日は長い間ありがとうございました。
5.これらはご意見として頂戴します。二度と同じ過ちが起きないよう再発防止に努めて参ります。

この言葉がよく使われる場面としては、意見としてもらうこ意見としてもらうことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文としてあるように、「ご意見として頂戴します」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。

「ご意見として承ります」と「ご意見として頂戴します」はどちらも謙譲語を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、受けるや聞くの謙譲語なのが「ご意見として承ります」、もらうの謙譲語なのが「ご意見として頂戴します」と覚えておきましょう。

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