【手短か】と【手短】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「てみじか」という読み方の「手短か」と「手短」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「手短か」と「手短」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「手短か」と「手短」の違い

「手短か」と「手短」の意味の違い

「手短か」と「手短」の違いを分かりやすく言うと、「手短か」は公用文で使えない、「手短」は公用文でも使えるという違いです。

「手短か」と「手短」の使い方の違い

一つ目の「手短か」を使った分かりやすい例としては、「忙しいと思いますので手短かに説明させていただきます」「手短かに言えば彼の言うことが間違っていますよ」「この機械の操作方法を手短かに話す」などがあります。

二つ目の「手短」を使った分かりやすい例としては、「時間がないので用件だけ手短に話すことにしました」「手短に言えばこの企画は失敗でした」「事故の様子を手短に話してください」「彼女から手短な近況報告の手紙が来ました」などがあります。

「手短か」と「手短」の使い分け方

「手短か」と「手短」はどちらも簡単で短いことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

結論から言ってしまうと、「手短か」は公用文では使えないのに対して、「手短」は公用文でも使えるという点になります。

ではなぜ、「手短か」を公用文で使うことができないかというと、「公用文における漢字使用等について」という内閣訓令があるからです。内閣訓令とは、内閣から各省庁に対して出される命令のことを意味しています。

ただし、一 この「送り仮名の付け方」は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など、一般の社会生活において、「常用漢字表」の音訓によつて現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころを示すものである。

二 この「送り仮名の付け方」は、科学・技術・芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではないとも記載されているので、公用文以外では「手短か」と「手短」どちらを使用しても問題ないと覚えておきましょう。

「手短か」と「手短」の英語表記の違い

「手短か」も「手短」も英語にすると「short」「brief」となり、例えば上記の「彼女から手短な近況報告の手紙が来ました」を英語にすると「She wrote to me telling briefly how she was getting on」となります。

「手短か」の意味

「手短か」とは

「手短か」とは、簡単で短いことを意味しています。

「手短か」の使い方

「手短か」を使った分かりやすい例としては、「ここで何があったのか手短かに話してください」「手短かに言えばこの提案を受け入れることはできません」「昨晩起こった出来事について手短かに伝えました」「手短かに済ますので聞いてください」などがあります。

「手短か」は簡単で短いことを意味する形容動詞です。形容動詞とは活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができます。

「手短か」はとにかく長くなく簡単というニュアンスで使い、主に話し言葉として使われている言葉です。

「手短か」の注意点

「手短か」を使う上で注意しなければならないのは、公用文において使えないという点です。なぜなら、内閣告示第二号の送り仮名の付け方によって定められているのが理由になります。

ただし、間違った日本語ではないので、公用文以外では好きなように使って問題ないと覚えておきましょう。

「手短か」の類語

「手短か」の類語・類義語としては、動作の素早いことを意味する「さっさと」、行動が非常に早いことを意味する「素早く」、状況に応じて素早く行動することを意味する「即応」などがあります。

「手短」の意味

「手短」とは

「手短」とは、簡単で短いことを意味しています。

表現方法は「手短に済ませる」「手短に言うと」

「手短に済ませる」「手短に言うと」などが、「手短」を使った一般的な言い回しになります。

「手短」の使い方

「手短」を使った分かりやすい例としては、「通話料金がかかってしまうので手短に話すことにしました」「手短に言えば彼女が間違っています」「手短に言えば彼からの告白を断りました」「手短に話しますので聞いてください」などがあります。

「手短」は簡単で短いことを意味する形容動詞です。

「手短」はとにかく長くなく簡単というニュアンスで使い、主に話し言葉として使われている言葉です。

「手短」の特徴

「手短」は公用文でも使うことができるというのが特徴です。なぜなら、内閣告示第二号の送り仮名の付け方によって定められているので、公用文で使用しても問題ありません。

「手短」の類語

「手短」の類語・類義語としては、簡単で要領を得ていることを意味する「簡潔」、文章や話の内容などを手短に要領よくまとめることを意味する「簡約」、手短で簡単なことを意味する「簡略」などがあります。

「手短か」の例文

1.この後予定があり急いでいるので、手短かに話してくれてると嬉しいです。
2.手短かに言えば、彼にこのプロジェクトを任せたのは失敗でした。
3.手短かに言うと、私をこのチームに入れていただきたいです。
4.手短かで構いませんで、事故当時の様子を話していただけませんか。
5.時間が押していたので、大事なことだけを手短かに話しました。

この言葉がよく使われる場面としては、簡単で短いことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「手短か」は公用文では使うことができない表現です。

「手短」の例文

1.予定が入っていてあまり時間がないので、手短に話すことにしました。
2.手短に言うと、この商談を受け入れることはできません。
3.時間が押してきているので、ここからは手短にしたいと思います。
4.彼女は急いでるというので、この話は手短に済ますことにしました。
5.手短に言うと、今回の一件はあなたが悪いと思いますよ。

この言葉がよく使われる場面としては、簡単で短いことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「手短」は公用文で使用しても問題ない言葉です。

「手短か」と「手短」はどちらも簡単で短いことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、公用文で使えないのが「手短か」、公用文でも使えるのが「手短」と覚えておきましょう。

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