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【貴意に沿いかねる】と【貴意に添いかねる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「きいにそいかねる」という読み方の「貴意に沿いかねる」と「貴意に添いかねる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「貴意に沿いかねる」と「貴意に添いかねる」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「貴意に沿いかねる」と「貴意に添いかねる」の違い

「貴意に沿いかねる」は「貴意に添いかねる」の間違い

「貴意に沿いかねる」と「貴意に添いかねる」の違いを分かりやすく言うと、「貴意に沿いかねる」とは「貴意に添いかねる」の間違った使い方、「貴意に添いかねる」とは相手の意見に同意できないことです。

「貴意に沿いかねる」は誤字

一般的には「貴意に沿いかねる」という言葉は存在しません。読み方が同じなことから、「貴意に添いかねる」のことを間違えて「貴意に沿いかねる」を使っている人がほとんどです。

「貴意に添いかねる」は正しい日本語

正しい言葉である「貴意に添いかねる」を使った分かりやすい例としては、「大変申し訳ございませんが貴意には添いかねます」「貴意に添いかねるのは理由がいくつかあります」「誠に残念ですが貴意に添いかねる結果となりました」などがあります。

「貴意に添いかねる」という言葉はあっても、「貴意に沿いかねる」という言葉は存在しません。同時に「貴意に添いかねる」という単語の意味について「相手の意見に同意できないこと」と覚えておきましょう。

「貴意に添いかねる」の英語表記

「貴意に添いかねる」を直訳した英語表現はありませんが、近い表現として「I am so sorry for not meeting your expectations」があります。

「貴意に沿いかねる」の意味

「貴意に沿いかねる」とは

「貴意に沿いかねる」とは、「貴意に添いかねる」の間違った使われ方です。

「貴意に沿いかねる」が間違っている理由

「貴意に沿いかねる」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「貴意に添いかねる」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「貴意に沿いかねる」と「貴意に添いかねる」を間違ってしまう理由としては、「沿いかねる」と「添いかねる」の発音がどちらも「そいかねる」なので、勘違いして覚えてしまっているのが原因です。

ではなぜ、「貴意に沿いかねる」が間違った言葉かというと、「沿いかねる」とは方針や基準となるものに従えないことを意味しているため、相手の方針には従えないという意味になります。

一方、「貴意に添いかねる」の「添いかねる」は叶えないことを意味しているため、相手の希望を叶うことができないという意味で使う言葉です。

つまり、相手の意見に同意できないことを意味する「貴意に添いかねる」は、希望を叶うことができない「添いかねる」を使うのが正しい日本語であると覚えておきましょう。

間違った言葉である「沿いかねる」の元の言葉である「沿う」を使った分かりやすい例としては、「流れに沿って道を進む」「道路に沿って植物が植えられている」「要求に沿う回答をしました」などがあります。

「貴意に添いかねる」の意味

「貴意に添いかねる」とは

「貴意に添いかねる」とは、相手の意見に同意できないことを意味しています。

表現方法は「貴意に添いかねる結果」「貴意に添いかねる結論」

「貴意に添いかねる結果」「貴意に添いかねる結論」などが、「貴意に添いかねる」を使った一般的な言い回しになります。

「貴意に添いかねる」の使い方

「貴意に添いかねる」を使った分かりやすい例としては、「応募者多数のため貴意に添いかねることとなりました」「不本意ながら貴意に添いかねる次第でございます」「誠に残念ながら貴意に添いかねる結果となりました」などがあります。

「貴意に添いかねる」は相手の意見や考えを敬って言うことを意味する「貴意」に、叶うようにすることの否定形である「添いかねる」が合わさり、相手の意見に同意できないことの意味で使われている言葉です。

「貴意に添いかねる」は目上の人に使える

「貴意に添いかねる」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引などの目上の人に対しても使うことができます。また、「今回は貴意に添いかねる結果となりました」のようなフレーズで、面接などの不採用通知でよく使われています。

「貴意に添いかねる」は基本的に断る際の言い回しなので、謝罪や残念な気持ちを述べた言葉とセットで使うことによって、相手に良い印象を与えることが可能です。

「貴意に添いかねる」の特徴

「貴意に添いかねる」は手紙やメールなどの書き言葉として使うことが多いですが、口頭や会話など話し言葉としても使うことができるという特徴もあります。

「貴意に添いかねる」の類語

「貴意に添いかねる」の類語・類義語としては、相手の意のままにならないことを意味する「貴意に従いかねる」、他人の意見に賛成できないことを意味する「貴意に同意しかねる」などがあります。

「貴意に沿いかねる」の例文

1.「貴意に沿いかねる」という言葉は存在しないので、おそらく「貴意に添いかねる」の言い間違いだろう。
2.「貴意に添いかねる」という言葉は相手の意見に同意できないことで、「貴意に沿いかねる」という言葉はない。
3.「貴意に沿いかねる」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.選考の結果貴意に沿いかねる結果となりましたという言葉を使う人はいるが、正しくは選考の結果貴意に添いかねる結果となりましたです。
5.誠に申し訳ございませんが貴意に添いかねる次第ですという言葉はあるが、誠に申し訳ございませんが貴意に沿いかねる次第ですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「貴意に添いかねる」という言葉を間違えて「貴意に沿いかねる」と表現している時などが挙げられます。

「貴意に沿いかねる」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「貴意に添いかねる」を間違えて使っている可能性が高いです。

「貴意に沿いかねる」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「貴意に沿いかねる」ではなく、「貴意に添いかねる」と表現するのが正しい使い方になります。

「貴意に添いかねる」の例文

1.以前お話しいただいた件、弊社で検討を重ねましたが、残念ながら貴意に添いかねることとなりました。
2.希望者多数のため貴意に添いかねる形となりました。何卒、悪しからずご了承ください。
3.厳正なる選考の結果、誠に残念ながら、今回は貴意に添いかねる結果となりました。
4.本件に関しては、不本意ながら貴意に添いかねる次第でございます。お役に立てず誠に申し訳ありません。
5.ご依頼の件については貴意に添いかねることとなりましたので、ご了承くださいますようお願いいたします。

この言葉がよく使われる場面としては、相手の意見に同意できないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「貴意に添いかねる」はビジネスシーンおいて使われている言葉です。

「貴意に沿いかねる」と「貴意に添いかねる」どちらを使うか迷った場合は、「貴意に沿いかねる」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「貴意に添いかねる」を使うようにしましょう。

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