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【死力を尽くす】と【全力を尽くす】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「死力を尽くす」(読み方:しりょくをつくす)と「全力を尽くす」(読み方:ぜんりょくをつくす)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」という言葉は、どちらもありったけの力を出すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「死力を尽くす」と「全力を尽くす」の違い

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」の意味の違い

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」の違いを分かりやすく言うと、「死力を尽くす」の方が「全力を尽くす」よりも強い意志を表しているという違いです。

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」の使い方の違い

一つ目の「死力を尽くす」を使った分かりやすい例としては、「日本代表は死力を尽くすもベスト4に届きませんでした」「死力を尽くす覚悟でやらないとこの企画は成功しないだろう」「この難局を乗り切るには死力を尽くすしかない」などがあります。

二つ目の「全力を尽くす」を使った分かりやすい例としては、「お客様のご要望に応えられるよう全力を尽くす所存です」「メンバーに選ばれた以上は全力を尽くす覚悟でございます」「会社の発展のために全力を尽くすつもりです」などがあります。

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」の使い分け方

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」はどちらもありったけの力を出すことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば「死力を尽くす」の方が「全力を尽くす」よりも強い意志を表しているという点です。

したがって、スポーツシーンなどでは「死力を尽くす」の方が「全力を尽くす」よりも使われている頻度が高いと覚えておきましょう。

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」の英語表記の違い

「死力を尽くす」も「全力を尽くす」も英語にすると「pull out all the stops」「give it one’s all」「exert all one’s powers」となります。

「死力を尽くす」の意味

「死力を尽くす」とは

「死力を尽くす」とは、死んでもいいという覚悟で力を出すことを意味しています。

「死力を尽くす」の読み方

「死力を尽くす」の読み方は「しりょくをつくす」です。誤って「しりきをつくす」などと読まないようにしましょう。

「死力を尽くす」の使い方

「死力を尽くす」を使った分かりやすい例としては、「甲子園で優勝するために死力を尽くして戦いました」「例えどんな相手であっても死力を尽くすつもりです」「選挙を勝ち取るために死力を尽くす」「死力を尽くすことができれば結果はついてくるはずです」などがあります。

「死力を尽くす」は必死の力のことを意味する「死力」に、ある限りを出し切ることを意味する「尽くす」が合わさり、死んでもいいという覚悟で力を出すことの意味で使われている慣用句です。

慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「死力を尽くす」はスポーツシーンで使われることが多い

「死力を尽くす」は命を捨てても良いということを比喩しているので、スポーツシーンなどのこれ以上無理をしたら体を壊したり、倒れてしまったりする場合に使うことが多い言葉です。

したがって、「死力を尽くす」はとてつもなく必死な場面で使用する慣用句であると覚えておきましょう。

「死力を尽くす」の類語

「死力を尽くす」の類語・類義語としては、心身の力のありったけを尽くして行うことを意味する「心血を注ぐ」、ある目的の実現のために力を尽くすことを意味する「尽力する」、体力や精神力のすべてを注ぎ込み一生懸命取り組むことを意味する「全身全霊を捧げる」などがあります。

「全力を尽くす」の意味

「全力を尽くす」とは

「全力を尽くす」とは、ありったけの力を出すことを意味しています。

「全力を尽くす」の読み方

「全力を尽くす」の読み方は「ぜんりょくをつくす」です。誤って「ぜんりきをつくす」などと読まないようにしましょう。

「全力を尽くす」の使い方

「全力を尽くす」を使った分かりやすい例としては、「私は一家の大黒柱なので家族を養うために全力を尽くす」「地域発展のために全力を尽くす所存です」「目標を達成するために全力を尽くす」「誰かのために全力を尽くすのはそう簡単ではありません」などがあります。

「全力を尽くす」はありったけの力のことを意味する「全力」に、ある限りを出し切ることを意味する「尽くす」が合わさり、ありったけの力を出すことの意味で使われている慣用句です。

「全力を尽くす」はプラスのイメージを伴っている

「全力を尽くす」は何か目標に向かって突き進む場合や何かをやり遂げるために使用することが多いため、プラスのイメージを伴っていると覚えておきましょう。

「全力を尽くす」はビジネスシーンや日常生活など、ありったけの力を出す状況であれば、様々な場面で使うことができます。

「全力を尽くす」の類語

「全力を尽くす」の類語・類義語としては、全力を出して事に当たることを意味する「ベストを尽くす」、骨身を惜しまず全力を尽くして事に当たることを意味する「粉骨砕身」、目的のために持っている力を全て出し切ることを意味する「全力を注ぐ」などがあります。

「死力を尽くす」の例文

1.明日はワールドカップの決勝戦ですが、国民の期待を背負っているので、死力を尽くして頑張ろうと思います。
2.借金を持っていたら結婚することはできないので、死力を尽くして働いて完済を目指すことにしました。
3.死力を尽くす覚悟で挑まなければ、起業を成功させることは難しいだろう。
4.例えどんな相手でも死力を尽くすことが、スポーツマンシップだと思っています。
5.甲子園の決勝戦は両チームが死力を尽くす総力戦となり、会場は大盛り上がりでした。

この言葉がよく使われる場面としては、死んでもいいという覚悟で力を出すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「死力を尽くす」はスポーツシーンにおいてよく使われている言葉です。

「全力を尽くす」の例文

1.地域の皆様から愛される店舗を目指し、スタッフ一同全力を尽くす所存です。
2.我が国の経済の再生や回復を図るため、全力を尽くす所存でございます。
3.お客様により一層ご満足いただけますよう、全力を尽くす覚悟でございます。
4.私は家族を守り抜くために、全力を尽くす覚悟で仕事に取り組んでいます。
5.クライアントの信頼を得たいなら、何よりも全力を尽くすことが大事だと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、ありったけの力を出すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「全力を尽くす」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。

「死力を尽くす」と「全力を尽くす」はどちらもありったけの力を出すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「死力を尽くす」の方が「全力を尽くす」よりも強い意志を表していると覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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