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【精を出す】と【精が出る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「精を出す」(読み方:せいをだす)と「精が出る」(読み方:せいがでる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「精を出す」と「精が出る」という言葉は、どちらも精一杯働くことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「精を出す」と「精が出る」の違い

「精を出す」と「精が出る」の意味の違い

「精を出す」と「精が出る」の違いを分かりやすく言うと、「精を出す」は他動詞を使った表現、「精が出る」は自動詞を使った表現という違いです。

「精を出す」と「精が出る」の使い方の違い

一つ目の「精を出す」を使った分かりやすい例としては、「お金を貯めたいので仕事に精を出す」「ローンで車を購入したのでこれまで以上に仕事に精を出す」「自分のキャリアップにために資格取得に精を出す」などがあります。

二つ目の「精が出る」を使った分かりやすい例としては、「朝早くから精が出ますね」「エリアマネージャーは精が出る仕事です」「今日は良い事があったので仕事に精が出る」「こんな時間まで働くなんて本当に精が出る」「暑いのに精が出ますね」などがあります。

「精を出す」と「精が出る」の使い分け方

「精を出す」と「精が出る」はどちらも精一杯働くことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「精を出す」は精一杯働くことを意味する他動詞になります。他動詞とは「を」+動詞の形になる動詞で、その動詞の表す動作や作用が直接他に働きかけたり、他をつくり出したりする働きとして成り立つものことを指しています。

一方、「精が出る」は自動詞で、「を」+動詞の形にならない動詞で、動作主体の動作や作用が他に及ばないで、それ自身の働きとして述べられる動詞のことを指しているというのが違いです。

「精を出す」と「精が出る」の英語表記の違い

「精を出す」も「精が出る」も英語にすると「work awfully hard 」となり、例えば上記の「暑いのに精が出ますね」を英語にすると「You work awfully hard even in this hot weather」となります。

「精を出す」の意味

「精を出す」とは

「精を出す」とは、精一杯働くことを意味しています。

表現方法は「仕事に精を出す」「練習に精を出す」

「仕事に精を出す」「練習に精を出す」などが、「精を出す」を使った一般的な言い回しになります。

「精を出す」の使い方

「精を出す」を使った分かりやすい例としては、「来年結婚予定なので仕事に精を出す」「良い評価が貰えるように仕事に精を出す」「サッカーチームのレギュラーになるためにトレーニングに精を出す」「どうしても欲しいものがあるのでアルバイトに精を出す」などがあります。

「精を出す」は精一杯働くことを意味する慣用句です。慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「精を出す」は頑張って働くや一生懸命に物事に励むというニュアンスで使う言葉なので、基本的にプラスのイメージを伴っていると覚えておきましょう。

「精を出す」は仕事、勉強、トレーニングなど、ビジネスシーン、日常生活、スポーツシーンなど、様々な場面で使うことができる言葉です。

「精を出す」の特徴

「精を出す」は他動詞として使うのが特徴です。

「精を出す」の類語

「精を出す」の類語・類義語としては、 困難にめげないで我慢してやり抜くことを意味する「頑張る」、気力を奮い起こして努め励むことを意味する「奮励する」、ある目的のために力を尽くして励むことを意味する「努力する」などがあります。

「精が出る」の意味

「精が出る」とは

「精が出る」とは、一生懸命に働くことを意味しています。

表現方法は「仕事に精が出る」「精が出るね」

「仕事に精が出る」「精が出るね」などが、「精が出る」を使った一般的な言い回しになります。

「精が出る」の使い方

「精が出る」を使った分かりやすい例としては、「明日から大型連休だと思うと仕事に精が出る」「来月沖縄へ旅行することを考えると仕事に精が出る」「買いたい物があるので仕事に精が出る」「ニューヨークに旅行したことにより英語学習に精が出る」などがあります。

「精が出る」は一生懸命に働くことを意味する慣用句です。

「精が出る」は頑張って働くや一生懸命に物事に励むというニュアンスで使う言葉なので、基本的にプラスのイメージを伴っていると覚えておきましょう。

「精が出る」は仕事、勉強、トレーニングなど、ビジネスシーン、日常生活、スポーツシーンなど、様々な場面で使うことができる言葉です。

「精が出る」の特徴

「精が出る」は自動詞として使うのが特徴です。

「精が出る」の類語

「精が出る」の類語・類義語としては、精を出して努めることを意味する「出精する」、勉学や仕事などに精を出してつとめ励むことを意味する「精励する」、一生懸命に努力することを意味する「精進する」などがあります。

「精を出す」の例文

1.社内コンペで選ばれるために、企画書の作成に精を出す。
2.強敵がひしめく甲子園で勝ち抜くために、部員たちは打撃練習に精を出す。
3.愛する家族を何不自由なく養っていくために、仕事に精を出す。
4.何としても第一志望校に合格したいので、受験勉強に精を出す。
5.控えで登録メンバー入りしている選手たちは、サーブ練習で精を出す。

この言葉がよく使われる場面としては、精一杯働くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「精を出す」はプラスのイメージで使う言葉です。

「精が出る」の例文

1.フランスへ旅行したことで、フランス語の学習に精が出るようになりました。
2.昨日とても良いことがあったので、今日の仕事に精が出る。
3.ドイツ人の友人ができてから、ドイツ語の勉強に精が出るようになりました。
4.こんな時間まで働いていると、本当に精が出ると思います。
5.来週から大型連休があると思うと、自然と仕事にも精が出る。

この言葉がよく使われる場面としては、一生懸命に働くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「精が出る」はプラスのイメージで使う言葉です。

「精を出す」と「精が出る」はどちらも精一杯働くことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、他動詞を使った表現なのが「精を出す」、自動詞を使った表現なのが「精が出る」と覚えておきましょう。

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