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【アクロバット】と【アクロバティック】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「アクロバット」と「アクロバティック」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「アクロバット」と「アクロバティック」という言葉は、「普通ではできないような身軽な運動」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




アクロバットとアクロバティックの違い

アクロバットとアクロバティックの意味の違い

アクロバットとアクロバティックの違いを分かりやすく言うと、アクロバットは名詞として使い、アクロバティックは形容詞として使うという違いです。

アクロバットとアクロバティックの使い方の違い

一つ目のアクロバットを使った分かりやすい例としては、「サーカスのアクロバットを家族で観に行くことになった」「華麗なアクロバットショーを見て感動を覚えた」「アクロバット飛行が催事に合わせて行われるらしい」などがあります。

二つ目のアクロバティックを使った分かりやすい例としては、「アクロバティックな動きは見て真似できるようなものではない」「アクロバティックに運動ができるようになるにはダイエットが必要だろう」「アクロバティックに動き回る元気がない」などがあります。

アクロバットとアクロバティックの使い分け方

アクロバットとアクロバティックはどちらも、普通ではできないような身軽な運動や熟練の身体運動を表しますが、使い方が若干異なります。

アクロバットは、軽業や曲芸、軽業をする人を表します。上記例文の「サーカスのアクロバット」「アクロバット飛行」などのように、他の語を伴わずとも軽業や曲芸を意味する言葉として使われています。

一方のアクロバティックは、離れ業のような動きや行為を表します。上記例文の「アクロバティックな動き」「アクロバティックに運動ができる」などのように、他の語を説明するような働きをする言葉です。

つまり、アクロバットは曲芸を表す名詞として使われ、アクロバティックは曲芸のような様子を表す形容詞として使われるという違いがあります。

そのため、「アクロバット飛行」を「アクロバティック飛行」に、「アクロバティックに遊ぶ」を「アクロバットに遊ぶ」にそれぞれ置き換えて使うことはできません。

アクロバットとアクロバティックの英語表記の違い

アクロバットを英語にすると「acrobat」となり、例えば上記の「サーカスのアクロバット」を英語にすると「circus acrobats」となります。一方、アクロバティックを英語にすると「acrobatic」となり、例えば上記の「アクロバティックな動き」を英語にすると「acrobatic moves」となります。

アクロバットの意味

アクロバットとは

アクロバットとは、常人にはできない身軽さや熟練を必要とする業やそれをする人を意味しています。

アクロバットの使い方

アクロバットを使った分かりやすい例としては、「アクロバット飛行を収めた動画がサイトに投稿されていた」「アクロバット少年がパルクールを披露していた」「アクロバットを見て自分もできたらと夢見ている」などがあります。

その他にも、「アクロバット教室に通っていた時がある」「バク転などのアクロバットをしたアイドルに対して歓声が上がる」「アクロバット技を練習する時は準備運動を怠らずにケガにも注意を払わなければならない」などがあります。

アクロバットは英語で「acrobat」と表記され、「軽業師」「曲芸師」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われますが、軽業や曲芸そのものを指す言葉として使われることがほとんどです。

「アクロバット飛行」の意味

上記例文の「アクロバット飛行」とは、航空機で普段行わない特別な飛び方を指す言葉で、「曲技飛行」とも呼ばれています。スモークで空中に絵図を描くなど観客を楽しませるようなショー型と、タイムや技芸の完成度を競う競技型の二種に大きく分けられています。

アクロバットの対義語

アクロバットの対義語・反対語としては、ちょっとした技術や技巧を意味する「小技」があります。

アクロバットの類語

アクロバットの類語・類義語としては、普通ではできないような行為を意味する「芸当」、普通の人には難しい芸当や振る舞いを意味する「離れ業」、離れ業や妙技を意味する「スタント」などがあります。

アクロバティックの意味

アクロバティックとは

アクロバティックとは、高度な身体能力や技術を必要とする行為やその様子を意味しています。

その他にも、困難な状況をうまく乗り越える様子を意味する言葉として使われています。

アクロバティックの使い方

「アクロバティック体操に興味を持っている」「アクロバティックな動きを真似ることができない」「アクロバティックなスキルに挑戦してみたい」などの文中で使われているアクロバティックは、「高度な身体能力を必要とする様子」の意味で使われています。

一方、「アクロバティックに逃げおおせることができた」「隣のビルにアクロバティックに飛び移った主人公を見て何も不思議に思わなかった」などの文中で使われているアクロバティックは、「困難を乗り越える様子」の意味で使われています。

アクロバティックは英語で「acrobatic」と表記され、「軽業の」「曲芸的な」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、「アクロバチック」と表記されることもあります。

「アクロバティック体操」の意味

上記例文の「アクロバティック体操」とは、曲芸的な演技を主体とした身体運動を指す言葉で、「アクロ体操」と呼ばれることもあります。身体を動かすための準備運動やクールダウンのための運動ではないもので、高度な技術が求められる体操競技が該当します。

アクロバティックの類語

アクロバティックの類語・類義語としては、綱渡りや玉乗りなど見世物となる曲芸やそれらの技術を意味する「曲技」、生き生きとしていて動きがよく分かるような様子を意味する「躍動感」などがあります。

アクロバットの例文

1.アクロバットショーを見て胸躍る体験をしたが、またすぐに見たいと思ってしまった。
2.いくらアクロバットの初級講座を見ても出来る気がしないため動画を見て満足している。
3.アクロバットを取り入れたダンスは多くの人を魅了し、SNSで大きな話題となっていた。
4.アクロバット少女としてテレビに出演していた女の子が自身の特技を披露していた。
5.アクロバット飛行は少し間違えば大事故になるのではないかと少し心配になってしまう。

この言葉がよく使われる場面としては、常人にはできない身軽さや熟練を必要とする業やそれをする人を意味する時などが挙げられます。

どの例文のアクロバットも「アクロバティック」に置き換えて使うのに適していません。

アクロバティックの例文

1.アクロバティックな動きを教えてもらうはずだったが、まずは身体を柔らかくすることからだと言われた。
2.忍者のようにアクロバティックに動くことができたら全く違う職種についていたかもしれない。
3.アクロバティック体操に興味があるため、動画サイトで色んな動画を視聴している。
4.彼はアクロバティックな人であるため常にギリギリで行動している気がする。
5.どんな困難でも最後にはアクロバティックに乗り越えていくがもっと余裕をもちたいものだ。

この言葉がよく使われる場面としては、高度な身体能力や技術を必要とする行為やその様子を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、困難な状況をうまく乗り越える様子を意味する言葉としても使われています。

アクロバットとアクロバティックは、どちらも「普通ではできないような身軽な運動」を表します。どちらを使うか迷った場合は、名詞として使う場合は「アクロバット」を、形容詞として使う場合は「アクロバティック」を使うと覚えておけば間違いありません。

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編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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