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【フランク】と【ラフ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「フランク」と「ラフ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「フランク」と「ラフ」という言葉は、「気取らない様子」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




フランクとラフの違い

フランクとラフの意味の違い

フランクとラフの違いを分かりやすく言うと、フランクは率直である様子を表現する時に使い、ラフは荒々しさがある様子を表現する時に使うという違いです。

フランクとラフの使い方の違い

一つ目のフランクを使った分かりやすい例としては、「フランクな会話で時間も短かったが十分満足した」「上司が一番自分の身近にいるフランクな人だ」「フランクに接するよう伝えたがなかなか難しい」などがあります。

二つ目のラフを使った分かりやすい例としては、「彼女の仕事ぶりはラフに見えたがこれから細部を詰めていくようだった」「ラフなファッションを雑誌で学んでいる」「ラフの上から清書を行う」などがあります。

フランクとラフの使い分け方

フランクとラフはどちらも、気取らない様子を意味する言葉として使われていますが、指し示すイメージが異なります。

フランクは、遠慮がなく率直であり、もったいぶらない様子を表す言葉です。上記例文の「フランクな会話」「フランクな人」「フランクに接する」などのように性格や態度に対して使われています。

一方のラフも、形式ばっておらず気取らない様子を表す言葉ですが、他にも荒っぽく乱暴な様子や表面がざらざらしている様子なども表すことから、ネガティブな使い方がされることも多くあります。

つまり、フランクは率直である様子を表し、ラフは荒々しさがある様子を表すという違いがあります。そのため、目上の人に対して使う言葉としてラフは適していません。

フランクとラフの英語表記の違い

フランクを英語にすると「frank」となり、例えば上記の「フランクな会話」を英語にすると「frank conversations」となります。一方、ラフを英語にすると「rough」となり、例えば上記の「ラフプレー」を英語にすると「rough play」となります。

フランクの意味

フランクとは

フランクとは、率直である様子を意味しています。

フランクの使い方

フランクを使った分かりやすい例としては、「上司に対してフランクに話すなんてことはできない」「フランクなお付き合いができたら嬉しいと言ってもらえた」「彼はフランクで人当たりもいいが口が軽いのだけが短所だと思う」などがあります。

その他にも、「タメ口ではないフランクな言葉遣いで接客ができるようになりたい」「初対面なのにフランクに尋ねられて少し嫌な気持ちになった」「フランクさに加えて丁寧さもあればオールマイティに活躍できると思う」などがあります。

フランクは英語で「frank」と表記され、「率直な」「隠し立てをしない様子」といった意味を持ちます。ゲルマン人の部族の一つであり、「自由な」を意味する「フランク」が語源となっている言葉です。

「フランクに話す」「フランクなお付き合い」「フランクな言葉遣い」の意味

日本語でも同じように使われ、上記例文の「フランクに話す」「フランクなお付き合い」「フランクな言葉遣い」などのような使い方で、話し方や態度、性格などに対して使われています。

「タメ口」の意味

フランクに似た言葉に「タメ口」がありますが、タメ口は対等な相手や親しい相手に対する話し方を指すため、敬意を含んでいることもあるフランクな話し方とは異なるものとして扱われています。

フランクの対義語

フランクの対義語・反対語としては、言い回しが穏やかで角が立たない様子を意味する「婉曲」、遠回しに意地悪を言うことを意味する「皮肉」、他者に対して言葉や行動を慎み控えることを意味する「遠慮」があります。

フランクの類語

フランクの類語・類義語としては、直接要点をつくことを意味する「単刀直入」、思った通りのことを言うことを意味する「歯に衣着せぬ」、表現が率直であることを意味する「ストレート」、直接的である様子を意味する「ダイレクト」などがあります。

ラフの意味

ラフとは

ラフとは、形式ばっておらず気取らない様子を意味しています。

その他にも、荒々しく乱暴な様子や、大まかな様子を意味する言葉として使われています。

ラフの使い方

「ラフだが相手に好印象を与えるような服装を模索している」「ラフな感じを受けたという表現は日本では悪い意味ではない」「ラフな生活を送っているため食生活がおざなりになる」などの文中で使われているラフは、「気取らない様子」の意味で使われています。

一方、「ラフプレーをする選手に腹が立った」などの文中で使われているラフは「荒々しい様子」の意味で使われ、「朝にラフスケッチをするのは習慣だ」などの文中で使われているラフは「大まかな様子」の意味で使われています。

ラフは英語で「rough」と表記され、「粗い」「乱暴な」「大まかな」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われていますが、「気取らない様子」という意味では使われず、英語圏では代わりに「casual」など別の表現が用いられています。

レースや試合などにおけるルールから逸脱したプレイングを意味する「ラフプレー」や、イメージ図を簡単に視覚化した大まかな下書きを意味する「ラフスケッチ」などのように、「乱暴な」「大まかな」といった意味で使われています。

ラフな服装」「ラフな感じ」「ラフな生活」の意味

ただし、上記例文の「ラフな服装」「ラフな感じ」「ラフな生活」などのように、ファッションや生活などのあり方、雰囲気などに対して使われる場合には、形式ばっていない様子を表します。

ラフの対義語

ラフの対義語・反対語としては、公式的であったり形式的である様子を意味する「フォーマル」、細かいところまで気を配ることを意味する「丁寧」、注意深く軽々しく振る舞わないことを意味する「慎重」があります。

ラフの類語

ラフの類語・類義語としては、格式張らずに気軽な様子を意味する「カジュアル」、動作が乱暴な様子を意味する「手荒」、言葉や動作が荒っぽく落ち着きのない様子を意味する「がさつ」、細部にわたらずに全体を捉える様子を意味する「大雑把」などがあります。

フランクの例文

1.フランクな性格の彼は言いたいことをすぐに言ってしまうが、相手を傷つけないような言葉選びをしている。
2.社長がフランクに接してくだされど、自分も同じように接するなんておこがましくてできない。
3.フランクに話すためにも言葉遣いをきちんとしたいと思っている。
4.フランクに付き合っていくには、隠し事をしないようお互いの間で約束しなければならないのだろうか。
5.いくら仲良くなってフランクなコミュニケーションがとれていても、礼儀を欠いてはならない。

この言葉がよく使われる場面としては、率直である様子を意味する時などが挙げられます。

上記例文の「フランクな性格」「フランクに接する」「フランクに付き合う」などのように使われています。

ラフの例文

1.初夏からラフな装いをしてもいいらしいが、決まった制服があるわけでもないため何を着るか悩んでしまう。
2.TPOにあったちょうどいいラフさが出せるようなファッションを勉強したい。
3.ラフな雰囲気の写真を残すために、談笑中に写真を撮ってもらうことにした。
4.彼のラフなプレーは看過できないが、技術や知識はチーム内でピカイチだと思っている。
5.ラフ案をもらって興奮して感想を伝えてしまったからか、デザイナーに何度もリアクションがよかったと言ってもらえる。

この言葉がよく使われる場面としては、形式ばっておらず気取らない様子を意味する時などが挙げられます。

例文4のように「乱暴な様子」を表したり、例文5のように「大まかな様子」を表す言葉としても使われています。

フランクとラフは、どちらも「気取らない様子」を表します。どちらを使うか迷った場合は、率直である様子を表す場合は「フランク」を、荒々しさがある様子を表す場合は「ラフ」を使うと覚えておけば間違いありません。

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