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【無理強い】と【無理やり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「無理強い」(読み方:むりじい)と「無理やり」(読み方:むりやり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「無理強い」と「無理やり」という言葉は、どちらも強引にやらせることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「無理強い」と「無理やり」の違い

「無理強い」と「無理やり」の意味の違い

「無理強い」と「無理やり」の違いを分かりやすく言うと、「無理強い」は嫌がっているのに強引にやらせる場合に使う、「無理やり」はできないだろうと思っているのに強引にやらせる場合に使うという違いです。

「無理強い」と「無理やり」の使い方の違い

一つ目の「無理強い」を使った分かりやすい例としては、「歌うのが苦手な部下にカラオケを無理強いする」「私は無理強いするつもりはありません」「彼は無理強いして自分の意向に従わせました」「他人に無理強いするのは良くないと思っています」などがあります。

二つ目の「無理やり」を使った分かりやすい例としては、「無理やりお酒を飲ませるのはパラハラだと思う」「ここから脱出するには無理やりドアを壊すしかありません」「私は脅迫されて無理やり契約書にサインさせられました」「彼女は私に彼女の仕事を無理やり押し付けました」などがあります。

「無理強い」と「無理やり」の使い分け方

「無理強い」と「無理やり」はどちらも無理にやらせることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「無理強い」は強引に押しつけてやらせることを意味しており、嫌がっているのに強引にやらせる場合に使います。一方、「無理やり」は無理と知りながら強引に行うことを意味しており、できないだろうと思っているのに強引にやらせる場合に使うというのが違いです。

また、「無理強い」の方が「無理やり」よりも強引にやらせるというニュアンスが強いと覚えておきましょう。

「無理強い」と「無理やり」の英語表記の違い

「無理強い」も「無理やり」も英語にすると「force」「squeeze」となり、例えば上記の「彼女は私に彼女の仕事を無理やり押し付けました」を英語にすると「She forced me to do her work for her」となります。

「無理強い」の意味

「無理強い」とは

「無理強い」とは、強引に押しつけてやらせることを意味しています。

「無理強い」の読み方

「無理強い」の読み方は「むりじい」です。誤って「むりつよい」「むりづよい」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「無理強いはしません」「無理強いさせる」

「無理強いはしません」「無理強いさせる」などが、「無理強い」を使った一般的な言い回しになります。

「無理強い」の使い方

「無理強い」を使った分かりやすい例としては、「娘には無理強いせず好きな習い事をさせました」「残業を無理強いすることは違法行為です」「あなたたちに無理強いさせるつもりはありません」「無理強いして書かせた署名は無効にすることができます」などがあります。

「無理強い」は強引に押しつけてやらせることを意味する名詞です。

「無理強い」はただ押し付けるのではなく、相手が嫌がっているのに関わらなかったり、本人の意志に関係なくやらせる場合に使う言葉になります。そのため、基本的にマイナスのイメージを伴って使う言葉です。

「無理強い」の特徴

また、「無理強い」は基本的に人間関係ににおいて使う言葉で、日常生活やビジネスシーンなど様々な場面で使われています。

例えば、両親から子供に対して無理強いするのは日常生活での使い方です。一方、上司から部下に無理強いするのはビジネスシーンでの使い方になります。

「無理強い」の類語

「無理強い」の類語・類義語としては、権力や威力によってその人の意思にかかわりなくある事を無理にさせることを意味する「強制」、無理に要求することを意味する「強要」、無理に受け入れさせようとすることを意味する「押し付ける」などがあります。

「無理やり」の意味

「無理やり」とは

「無理やり」とは、無理と知りながら強引に行うことを意味しています。

「無理やり」の漢字表記

「無理やり」を漢字にすると、「無理矢理」と表記することができます。また、「無理遣り」とも表記することはできますが、こちらはあまり使用されていないので、基本的に使わなくて問題ないでしょう。

「無理やり」の使い方

「無理やり」を使った分かりやすい例としては、「私は無理やり車を運転させられました」「私たちは無理やりこの仕事させられました」「彼らは私に無理やり署名させました」「息子は無理やりやらせないと勉強をしません」などがあります。

「無理やり」は無理と知りながら強引に行うことを意味する名詞です。

「無理やり」はただ強引にやらせるのではなく、できないと分かっているのに無理にやらせようとする場合に使う言葉です。そのため、基本的にマイナスのイメージを伴っています。

「無理やり」の特徴

「無理やり」は日常生活やビジネスシーンなどの人間関係において使うのが一般的です。例えば、先輩から部下に無理やり仕事を手伝わせたり、友人に無理やり協力させた場合などに使うことができます。

「無理やり」の類語

「無理やり」の類語・類義語としては、相手の意思を無視して権力や威力などによって無理にさせることを意味する「強制的」、腕力や権力によって強引に事を運ぶことを意味する「力ずく」、道理に合わないことを意味する「理不尽に」などがあります。

「無理強い」の例文

1.サッカー選手の息子だからといって、サッカーをやるのを無理強いさせるのは良くないと思っています。
2.彼は他人に無理強いすることが多いので、ほとんどの人が嫌っています。
3.掃除や片付けは無理強いさせるものではなく、自主的に行うべきものだと思っています。
4.私は両親に勉強を強要されたのがトラウマなので、息子には無理強いせずに、好きなように生きてほしいです。
5.自分が当たり前のようにできるからって、他人に無理強いするのはよくないと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、強引に押しつけてやらせることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「無理強い」はマイナスのイメージで使われている言葉です。

「無理やり」の例文

1.私はお家のために無理やり結婚させられるので、一度でいいから普通の恋愛をしてみたかったです。
2.両親に無理やり連れて来られて水泳を習っているが、本当はサッカーがしたいです。
3.趣味を無理やり作ったとしても絶対に続かないので、自然とやりたいことを待つのが大切だろう。
4.お酒を飲みたくないのに無理やり飲ませられたので、アルハラとして上司を訴えました。
5.大勢の人に囲まれて無理やり契約させられたので、警察に相談することにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、無理と知りながら強引に行うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「無理やり」はマイナスのイメージで使われている言葉です。

「無理強い」と「無理やり」はどちらも強引にやらせることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、嫌がっているのに強引にやらせる場合に使うのが「無理強い」、できないだろうと思っているのに強引にやらせる場合に使うのが「無理やり」と覚えておきましょう。

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