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【ご説明させていただきます】と【ご説明させていただければと存じます】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ご説明させていただきます」(読み方:ごせつめいさせていただきます)と「ご説明させていただければと存じます」(読み方:ごせめついさせていただければとぞんじます)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご説明させていただきます」と「ご説明させていただければと存じます」という言葉は、どちらも説明することの丁寧な言い方を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ご説明させていただきます」と「ご説明させていただければと存じます」の違い

「ご説明させていただきます」と「ご説明させていただければと存じます」の違いを分かりやすく言うと、「ご説明させていただきます」よりも「ご説明させていただければと存じます」の方が丁寧な表現という違いです。

一つ目の「ご説明させていただきます」を使った分かりやすい例としては、「開発が遅れた理由についてご説明させていただきます」「そちらの事情について後ほどご説明させていただきます」「誤解もあるようですので詳しくご説明させていただきます」などがあります。

二つ目の「ご説明させていただければと存じます」を使った分かりやすい例としては、「本件についてご説明させていただければと存じます」「新商品についてご説明させていただければと存じます」「操作方法についてご説明させていただければと存じます」などがあります。

「ご説明させていただきます」と「ご説明させていただければと存じます」は、どちらも説明することの丁寧な言い方を意味しており、大きな違いはありません。

あえて違いを挙げるならば、「ご説明させていただきます」よりも、「ご説明させていただければと存じます」の方が丁寧な表現という点です。

ただし、どちらも丁寧な表現であることに変わりはないので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使うことができると覚えておきましょう。

「ご説明させていただきます」も「ご説明させていただければと存じます」も直訳した英語表現はありませんが、近い表現として説明することを意味する「let me explain」があります。

「ご説明させていただきます」の意味

「ご説明させていただきます」とは、説明することの丁寧な言い方を意味しています。

「ご説明させていただきます」を漢字にして、「ご説明させて頂きます」とするのは誤用です。

ではなぜ誤用かと言うと、「ご説明させていただきます」の「いただきます」は補助動詞であり、日本語には動詞は漢字表記し、補助動詞はひらがなで表記するという決まりがあるのが理由になります。

「ご説明させていただきます」を使った分かりやすい例としては、「今月の売り上げについてご説明させていただきます」「こちらの商品の使い方をご説明させていただきます」「イベントの流れについて簡単にご説明させていただきます」などがあります。

「ご説明させていただきます」は、ある事柄がよくわかるように述べることを意味する「説明」に、接頭語の「ご」、自身の何らかの動作を遠慮しながら行うことを意味する謙譲語の「させていただく」、丁寧語の「ます」が合わさった言葉です。

「ご説明させていただきます」は敬語を用いた表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対しても使うことができます。

「ご説明させていただきます」を二重敬語という方もいると思いますが、結論から言うと二重敬語ではなく正しい敬語表現になります。

二重敬語とは「尊敬語+尊敬語」「謙譲語+謙譲語」「丁寧語+丁寧語」のように同じ種類の敬語を重複させることです。

これを「ご説明させていただきます」に当てはまめると、「させてもらう」の謙譲語である「させていただく」に丁寧語の「ます」が合わさった言葉なので、二重敬語の例には当てはまっていません。

そのため、使用しても問題ない日本語であると覚えておきましょう。

「ご説明させていただきます」の類語・類義語としては、説明することを意味する「ご説明いたします」があります。

「ご説明させていただければと存じます」の意味

「ご説明させていただければと存じます」とは、説明することの丁寧な言い方を意味しています。

「ご説明させていただければと存じます」を漢字にして、「ご説明させて頂ければと存じます」とするのは誤用です。

ではなぜ誤用かと言うと、「ご説明させていただければと存じます」の「いただければ」は補助動詞であり、日本語には動詞は漢字表記し、補助動詞はひらがなで表記するという決まりがあるのが理由になります。

「ご説明させていただければと存じます」を使った分かりやすい例としては、「手短に私たちのプランをご説明させていただければと存じます」「プロジェクトの詳細についてご説明させていただければと存じます」「先月の売り上げについてご説明いただければと存じます」などがあります。

「ご説明させていただければと存じます」はある事柄がよくわかるように述べることを意味する「説明」に、接頭語の「ご」、自身の何らかの動作を遠慮しながら行うことを意味する謙譲語の「させていただく」、仮定形の「れば」、思うの謙譲語である「存じます」が合わさった言葉です。

「ご説明させていただければと存じます」は相手に何か説明する際の丁寧な言い方として使うのが一般的になります。また、丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対しても使うことが可能です。

「ご説明させていただきます」は「これらの誤解についてご説明させていただければと存じます」のように、自分の弁護のために使うこともあると覚えておきましょう。

「ご説明させていただければと存じます」の類語・類義語としては、対応させてもらうことを意味する「ご対応させていただきます」があります。

「ご説明させていただきます」の例文

1.こちらの操作方法をご説明させていただきますので、少々お待ちください。
2.今後の予定と方針に関して、私からご説明させていただきます。
3.料金に関してご説明させていただきますので、その場でお聞きください。
4.プロジェクトの進行状況について、リーダーの久保からご説明させていただきます。
5.もし必要でしたら、私から詳しくご説明させていただきます。

この言葉がよく使われる場面としては、説明することの丁寧な言い方を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご説明させていただきます」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「ご説明させていただければと存じます」の例文

1.いくつか誤解があるようですので、ご説明させていただければと存じます。
2.新サービスへの取り組みと目的について、詳しくご説明させていただければと存じます。
3.使用上の注意点がいくつかございますので、ご説明させていただければと存じます。
4.夕食のご案内について、私の方からご説明させていただければと存じます。
5.お料理の内容について、シェフである私からご説明させていただければと存じます。

この言葉がよく使われる場面としては、説明することの丁寧な言い方を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご説明させていただければと存じます」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「ご説明させていただきます」と「ご説明させていただければと存じます」はどちらも説明することの丁寧な言い方を表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、「ご説明させていただきます」よりも「ご説明させていただければと存じます」の方が丁寧な表現であると覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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