【如才ない】と【抜かりない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「如才ない」(読み方:じょさいない)と「抜かりない」(読み方:ぬかりない)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「如才ない」と「抜かりない」という言葉は、どちらも油断して失敗しないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「如才ない」と「抜かりない」の違い

「如才ない」と「抜かりない」の意味の違い

「如才ない」と「抜かりない」の違いを分かりやすく言うと、「如才ない」の方が「抜かりない」よりも丁寧な表現という違いです。

「如才ない」と「抜かりない」の使い方の違い

一つ目の「如才ない」を使った分かりやすい例としては、「彼女は如才ない受け答えをしてくれました」「新しい秘書は如才ない人です」「このチームは如才ないメンバーで構築されている」などがあります。

二つ目の「抜かりない」を使った分かりやすい例としては、「この作戦に抜かりはないと思います」「抜かりない捜査で犯人を捕まえることに成功しました」「熱中症対策には抜かりないです」「イベントの準備は抜かりないです」などがあります。

「如才ない」と「抜かりない」の使い分け方

「如才ない」と「抜かりない」はどちらも油断して失敗しないことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「如才ない」の方が「抜かりない」よりも丁寧な表現という点です。

したがって、よりかしこまった場面では「如才ない」の方を使うようにしましょう。基本それ以外では、好きな方を使って問題ありません。

「如才ない」と「抜かりない」の英語表記の違い

「如才ない」も「抜かりない」も日本語特有の表現なので直訳した英語はありませんが、近い表現として「attentive」「shrewd」「polite and friendly」などがあります。

「如才ない」の意味

「如才ない」とは

「如才ない」とは、気がきいていて抜かりがないことを意味しています。

「如才ない」の語源

「如才ない」は元々「如在ない」と表記されていた言葉でしたが、「さい」と読むため「在」と「才」が混同され、誤用である「如才」が定着し現代の「如才ない」になったと言われています。

「如才ない」の漢字表記

「如才ない」を漢字にすると、「如才無い」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「如才ない」を使うようにしましょう。

「如才ない」の読み方

「如才ない」の読み方は「じょさいない」です。誤って「にょさいない」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「如才ない人」「如才ない女性」「如才ないとは思いますが」

「如才ない人」「如才ない女性」「如才ないとは思いますが」などが「如才ない」を使った一般的な言い回しになります。

「如才ない」の使い方

「如才ない」を使った分かりやすい例としては、「如才ない受け答えができる人はお客さんに好かれています」「部長の営業は」「部長の営業は如才ないので真似することはできません」「どんな相手にも如才ない彼はみんなから人気があります」などがあります。

「如才ない」は気がきいていて抜かりがないことを意味する形容詞です。また、丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいても使うことができます。

「如才ない」の特徴

「如才ない」は「ない」という否定的な表現を使っているので、悪い意味を持つ言葉と勘違いしやすいですが、基本的には褒め言葉として使われている言葉になります。ただし、ずる賢いという皮肉的なニュアンスで使用する人が一定数いると覚えておきましょう。

「如才ない」の対義語

「如才ない」の対義語・反対語としては、細かいところまで注意が及ばないことを意味する「気が利かない」があります。

「如才ない」の類語

「如才ない」の類語・類義語としては、穏やかで上品なことを意味する「温雅」、細かいところにまで注意が及ぶことを意味する「気が利く」、隅々まで注意が届くことを意味する「行き届く」などがあります。

「抜かりない」の意味

「抜かりない」とは

「抜かりない」とは、油断して失敗しないことを意味しています。

表現方法は「抜かりない人」「抜かりない仕事」

「抜かりない人」「抜かりない仕事」などが、「抜かりない」を使った一般的な言い回しになります。

「抜かりない」の使い方

「抜かりない」を使った分かりやすい例としては、「これは抜かりないプロの仕事と言っていいだろう」「防犯対策は抜かりないようにしています」「彼は何をするのにも抜かりない人です」「災害に備えて抜かりない準備が必要です」などがあります。

「抜かりない」は油断して失敗することを意味する「抜かる」に、否定形の「ない」が合わさり、油断して失敗しないことの意味で使われている言葉です。

「抜かりない」の特徴

「抜かりない」は基本的に注意を促す際によく使われています。また、褒め言葉としてプラスのイメージで使うのが一般的であると覚えておきましょう。

「抜かりない」の対義語

「抜かりない」の対義語・反対語としては、油断して失敗することを意味する「抜かる」があります。

「抜かりない」の類語

「抜かりない」の類語・類義語としては、手落ちがないことを意味する「そつがない」、抜けたところがないことを意味する「抜け目ない」、手続きや仕事の上で不足や欠点がないことを意味する「手落ちのない」などがあります。

「如才ない」の例文

1.彼女が如才ない受け答えをしてくれるおかげで、イベントは順調に進んでます。
2.ご如才なきことながら、本件に関してはくれぐれも内密にお願いいたします。
3.彼女は如才ない立ち振る舞いができるので、男性陣からとても人気があります。
4.社運を賭けたプロジェトチームなので、如才ないメンバーで構成されています。
5.如才ないと思いますが、もう一度確認の方をよろしくお願いいたします。

この言葉がよく使われる場面としては、気がきいていて抜かりがないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「如才ない」は基本的にプラスのイメージで使う言葉です。

「抜かりない」の例文

1.総理大臣が演説を行うので、警備に抜かりがないようにもう一度確認する。
2.試験に向けて抜かりない準備をしたので、きっと良い結果を出せるだろう。
3.日焼け対策は抜かりないので、海水浴へ行っても問題ないだろう。
4.日本は地震大国なので、防災対策は抜かりない方がいいと思いますよ。
5.彼の仕事はいつも抜かりないので、上司として安心して任せることができます。

この言葉がよく使われる場面としては、油断して失敗しないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「抜かりない」はプラスのイメージで使われている言葉です。

「如才ない」と「抜かりない」はどちらも油断して失敗しないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「如才ない」の方が「抜かりない」よりも丁寧な表現であると覚えておきましょう。

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