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【積極的】と【自発的】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「積極的」(読み方:せっきょくてき)と「自発的」(読み方:じはつてき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「積極的」と「自発的」という言葉は、どちらも「進んで物事を行うさま」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




積極的と自発的の違い

積極的と自発的の意味の違い

積極的と自発的の違いを分かりやすく言うと、積極的とは他からの働きかけとは関係なく進んで物事を行う様子、自発的とは他からの働きかけがなくても進んで物事を行う様子という違いです。

積極的と自発的の使い方の違い

一つ目の積極的を使った分かりやすい例としては、「初対面の人とも積極的に話すようにしています」「彼女は恋愛に積極的な肉食系女子です」「資産を積極的に運用してリターンを増やす」「積極的な事業展開により売上が伸びた」などがあります。

二つ目の自発的を使った分かりやすい例としては、「自発的な寄付ほど有難いものはありません」「もう少し自発的にお手伝いをして欲しい」「自発的にボランティア活動に参加しています」「英語の学習は自発的にやるべきです」などがあります。

積極的と自発的の使い分け方

積極的と自発的という言葉は、どちらも進んで物事を行おうとするさまを表しますが、意味や使い方には違いがあります。

積極的とは、自分から進んで働きかけて行動するさまを意味します。他からの働きかけとは関係なく、自分で考えて物事を行ったり、他に働きかけたりするというニュアンスで使用される言葉です。聴き手が話し手の本心や思考を引き出し、相手を理解しようとする話の聴き方を「積極的傾聴」と言います。

自発的とは、人に強制されることなしに、自分からすすんで行動するさまを意味します。他からの働きかけがなくても自ら率先して行うというニュアンスが強い言葉です。労働者が現行の賃金水準では低すぎると考えて、自発的に失業を選択している状態を「自発的失業」と言います。

つまり、積極的とは他からの働きかけとは関係なく自ら物事を行うさまであり、自発的とは他からの働きかけがなくても自ら物事を行うさまを意味します。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

積極的と自発的の英語表記の違い

積極的を英語にすると「positive」「active」「vigorous」となり、例えば上記の「積極的に話す」を英語にすると「talk positively」となります。

一方、自発的を英語にすると「voluntary」「spontaneous」となり、例えば上記の「自発的な寄付」を英語にすると「voluntary contributions」となります。

積極的の意味

積極的とは

積極的とは、物事を進んでするさまを意味しています。

積極的の使い方

積極的を使った分かりやすい例としては、「積極的な女性は苦手です」「ワクチンの積極的勧奨を差し控えている」「日本で積極的安楽死は認められていますか」「海外では積極的に英語を話すようにしましょう」などがあります。

その他にも、「積極的休養のメリットに一つに疲労回復があります」「積極的傾聴はカウンセリングの基本です」「積極的に自分のイラスト売り込むつもりです」「設備投資に積極的な企業が増えています」などがあります。

積極的の「積極」は、物事に対して明確な作用を及ぼし、進んで働きかけることを表します。そのような性質や傾向を表す「的」と組み合わさり、積極的とは、物事を自ら進んで行う様子、自分から進んで物事に取り組むさまを意味します。

「積極的サイバー防御」の意味

積極的を用いた日本語には「積極的サイバー防御」があります。積極的サイバー防御とは、「アクティブディフェンス」とも言い、能動的に防御するサイバーセキュリティーの手法を意味します。相手のシステムにサイバー攻撃を仕返すなどして、攻撃者の行動を阻害するものなどを指します。

積極的の対義語

積極的の対義語・反対語としては、自分から進んで物事をしないさまを意味する「消極的」などがあります。

積極的の類語

積極的の類語・類義語としては、自分から他へはたらきかけるさまを意味する「能動的」、疲れを見せずに物事に積極的に対処していくさまを意味する「精力的」、元気よく動き働くさまを意味する「活動的」などがあります。

自発的の意味

自発的とは

自発的とは、物事を自分から進んで行うさまを意味しています。

自発的の使い方

自発的を使った分かりやすい例としては、「生徒の自発的な探求心を大事にする」「国民年金に自発的に加入する」「娘は自発的に英語を学ぶようになりました」「自発的に行動するような声かけをしています」などがあります。

その他にも、「自発的学びを通じて社員のスキルを底上げしたい」「成長するにつれて自発的な行動を始めるようになります」「自発的対称性の破れは外力の作用によるものではありません」などがあります。

自発的の「自発」は、他からの指示を待たずに自分から進んで行うことを表します。そのような状態や傾向を表す「的」と結び付き、自発的とは、自分から進んで行う様子、自然発生的に起こるさまを意味します。

「自発的対称性の破れ」の意味

上記例文にある「自発的対称性の破れ」とは、素粒子物理学などで論じられる現象の一つです。自然は対称性をもつとされてきましたが、それがおのずから破られる場合があることを言います。この現象により、ビッグバン後の宇宙の生成について、矛盾なく論証することができるようになりました。

自発的の対義語

自発的の対義語・反対語としては、相手の意思を無視して無理にさせるさまを意味する「強制的」などがあります。

自発的の類語

自発的の類語・類義語としては、なすべきことを自分の意思に基づいて行うさまを意味する「自主的」、自分の意志や判断に基づいて行動するさまを意味する「自主的」、物事を積極的に成し遂げようとするさまを意味する「意欲的」などがあります。

積極的の例文と使い方

1.大企業は慢性的な人手不足を打開しようと、賃上げに積極的になっています。
2.パーソナルトレーナーに、手軽で効果的な積極的休養の方法を教えてもらいました。
3.人事評価は、仕事の成果だけでなく自らの仕事に積極的に取り組む姿勢もみるべきです。
4.何でもご相談に乗りますので、遠慮なく積極的にメッセージを下さい。
5.昨今の学校教育においては、英語での積極的なコミュニケーションが重視されています。

この言葉がよく使われる場面としては、物事を自ら進んで行うさまを表現したい時などが挙げられます。

例文2にある「積極的休養」とは、「アクティブレスト」とも言い、完全に身体を休めるのではなく、身体を動かすことにより疲労の回復を促進する方法です。対となる言葉は「消極的休養」で、こちらは身体を休めて疲労回復する方法を意味します。

自発的の例文と使い方

1.英語で書かれた興味のある記事を読んでみようといった自発的な学習が、英語習得への近道になります。
2.それぞれの意見を尊重する姿勢を見せれば、メンバーは自発的に発言するようになるでしょう。
3.子どもが自発的に行動する重要性をわかっていない大人が多いように感じます。
4.市民公益活動とは、市民が自発的かつ自主的に行う活動のうち、公共の利益増進に寄与するものです。
5.日本では、社員の自発的リスキリングを促す企業が増えています。

この言葉がよく使われる場面としては、自分から働きかけるさまを表現したい時などが挙げられます。

例文4にある自発的と自主的の違いは、自発的は自分で思い立ってやるという意味合いが強く、自主性は他人から言われることなくやるという意味合いが強い点にあります。

積極的と自発的という言葉は、どちらも「自ら物事を行うさま」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、他からの働きかけとは関係なく自ら物事を行うさまを表現したい時は「積極的」を、他からの働きかけなしに自ら物事を行うさまを表現したい時は「自発的」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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