今日の買取件数:20件/今月の買取件数:580件/累計買取件数:27,626件

【お見受けする】と【お見かけする】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お見受けする」(読み方:おみうけする)と「お見かけする」(読み方:おみかけする)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お見受けする」と「お見かけする」という言葉は、どちらも意図せず目につくことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お見受けする」と「お見かけする」の違い

「お見受けする」と「お見かけする」の意味の違い

「お見受けする」と「お見かけする」の違いを分かりやすく言うと、「お見受けする」は見て判断するというニュアンスがある、「お見かけする」は見て判断するというニュアンスがないという違いです。

「お見受けする」と「お見かけする」の使い方の違い

一つ目の「お見受けする」を使った分かりやすい例としては、「皆様の熱意はお見受けしております」「お忙しいとお見受けしますが体調の方は大丈夫ですか」「彼女は身体の具合が悪いようにお見受けします」などがあります。

二つ目の「お見かけする」を使った分かりやすい例としては、「先日最寄り駅で部長をお見かけする」「レストランでお見かけしましたが友人とお食事をされていたので声をかけませんでした」「こんな場所でお見かけするとは思ってもいませんでした」などがあります。

「お見受けする」と「お見かけする」の使い分け方

「お見受けする」と「お見かけする」はどちらも意図せず目につくことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「お見受けする」は見た感じから判断することを意味しているので、見て判断するというニュアンスがある言葉になります。

一方、「お見かけする」は目に留めることを意味する言葉なので、見て判断するというニュアンスがないというのが違いです。

分かりやすい例を挙げると、偶然駅で上司を見かけた際に、「お見受けする」は見て判断するというニュアンスがあるので、「先日駅お見受けした時具合が悪そうでした」とすることできます。

一方、「お見かけする」は見て判断するというニュアンスがないので、「先日駅お見かけした時具合が悪そうでした」のように、見て判断するという使い方ができません。したがって、「先日駅でお見かけしました」のようにしか使うことができないと覚えておきましょう。

「お見受けする」と「お見かけする」の英語表記の違い

「お見受けする」も「お見かけする」も英語にすると「look」「see」となり、例えば上記の「彼女は身体の具合が悪いようにお見受けします」を英語にすると「She looks none too well」となります。

「お見受けする」の意味

「お見受けする」とは

「お見受けする」とは、見た感じから判断することを意味しています。

「お見受けする」の使い方

「お見受けする」を使った分かりやすい例としては、「こちらはとても古い建物のようにお見受けします」「そちらのおられるのは奥様だとお見受けします」「お連れ様は茶道について深い知識をお持ちであるとお見受けします」などがあります。

「お見受けする」は見て判断することを意味する「見受ける」に、接頭語の「お」と、ある状態になることを意味する「する」が合わさり、見た感じから判断することの意味で使われている言葉です。

「お見受けする」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。

「お見受けする」の特徴

「お見受けする」は会話や口頭などの話し言葉だけではなく、ビジネスメールや手紙などの、書き言葉としても使うことができるというのが特徴です。

「お見受けする」の注意点

「お見受けする」を使う上で注意しなければならないのは、自分が動作の主体である必要がある言葉なので、相手が動作の主体である場合は使えない点に注意しましょう。

「お見受けする」の類語

「お見受けする」の類語・類義語としては、 物事の事情などを推し量ってそれと知ることを意味する「察する」、他人の事情や心中を思いやることを意味する「推察する」、推し量ることの謙った表現である「拝察する」などがあります。

「お見かけする」の意味

「お見かけする」とは

「お見かけする」とは、意図せず目に留めることを意味しています。

「お見かけする」の使い方

「お見かけする」を使った分かりやすい例としては、「先日公開されたホームページでお見かけしました」「部署異動されてからお見かけする機会が減って寂しいです」「駅でお見かけしたので思わず声をかけてしまいました」などがあります。

「お見かけする」は目に留めることを意味する「見かける」に、接頭語の「お」と、ある状態になることを意味する「する」が合わさり、意図せず目に留めることの意味で使われている言葉です。

「お見かけする」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。

「お見かけする」の注意点

「お見かけする」は相手に対して使う言葉なので、自分が相手を見かけた場合のみ使うことができます。したがって、「先輩が私のことをお見かけする」のように、誰かが自分のことを見かけた場合には使うことはできません。

また、「お見かけする」は意図せずに目に留めた場合に使う言葉なので、わざわざ見に行った場合には使うことができないので注意しましょう。

「お見かけする」の類語

「お見かけする」の類語・類義語としては、現場に居合わせて実際に見ることを意味する「目撃する」があります。

「お見受けする」の例文

1.お見受けしたところ、新規企画は順調に進んでいるようね。
2.大変疲れているようにお見受けするので、進行具合は気にせず明日はゆっくり休んでください。
3.非常に高価なものであるとお見受けするので、持ち運ぶ際には慎重になった方がいいだろう。
4.とても難しい試合だとお見受けしますが、あなたたちならきっと勝てるはずです。
5.あの難しい技をすぐにできるなんて、かなり熟練の方だとお見受けする。

この言葉がよく使われる場面としては、見た感じから判断することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お見受けする」は目上の人に対して使うことができる言葉です。

「お見かけする」の例文

1.先週の日曜日に、ゲームセンターで課長をお見かけしました。
2.最近喫煙室でお見かけすることが少なく、とても寂しく思っておりました。
3.土曜日川崎で先輩をお見かけした時に、声をかけていれば良かったです。
4.先日、スーパーで担任の先生をお見かけしたのですが、学校外だったので声はかけなかったです。
5.通勤途中でよくお見かけするので、この辺りにお住まいなのかなと思っていました。

この言葉がよく使われる場面としては、意図せず目に留めることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お見かけする」は目上の人に対して使うことができる言葉です。

「お見受けする」と「お見かけする」はどちらも意図せず目につくことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、見て判断するというニュアンスがあるのが「お見受けする」、見て判断するというニュアンスがないのが「お見かけする」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター