【今回】と【今度】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「今回」(読み方:こんかい)と「今度」(読み方:こんど)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「今回」と「今度」という言葉は、どちらも「このたび」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




今回と今度の違い

今回と今度の意味の違い

今回と今度の違いを分かりやすく言うと、今回とは現在や近い過去を表現し、今度とは現在や近い過去だけでなく近い未来も表現するという違いです。

今回と今度の使い方の違い

一つ目の今回を使った分かりやすい例としては、「英語への翻訳は今回から私が担当します」「今回の件を重く受け止め、改善に向けて取り組みます」「今回だけ特別に敬語の指導をしてあげます」「残念ですが今回は見送らせていただきます」などがあります。

二つ目の今度を使った分かりやすい例としては、「今度という今度は許さないぞ」「今度の出張でビジネスホテルに泊まります」「今度生まれたら真面目に生きよう」「今度は絶対に邪魔しません」「再婚して今度こそ幸せになります」などがあります。

今回と今度の使い分け方

今回と今度という言葉は、どちらも「このたび」を意味し、何回か行われる事柄の中で、いま行われていること、行われたばかりであることを表します。この意味で用いられている「今回の件」「今度は邪魔しません」の今回と今度は、互いに置き換えても意味は変わりません。

さらに今度という言葉は、ごく近い未来についても用いることができます。この用法は今回にはないため、「今度生れたら」「今度こそ幸せになります」の今度は、今回という言葉に置き換えることはできません。

つまり、今回はいま行われていること、行われたばかりであることのみを表しますが、今度は非常に近い未来も表現します。二つの言葉を比べると、今回よりも今度の方が広い意味を持ち、汎用性のある言葉だと言えるでしょう。

今回と今度の英語表記の違い

今回も今度も英語にすると「this time」「now」となり、例えば上記の「今回から」を英語にすると「from this time」となります。

今回の意味

今回とは

今回とは、このたびを意味しています。

今回の使い方

今回を使った分かりやすい例としては、「第3回目の今回はカスハラ対策について解説します」「今回を機に株への投資をやめようと思います」「今回の定期試験は苦手な英語を集中的に勉強しました」などがあります。

その他にも、「検討した結果、今回は見送らせていただきます」「今回は残念ですが、またの機会によろしくお願いします」「今回のセレクトボックスは当たりだった」「今回のドラマはどれも面白いですね」などがあります。

今回の「今」は訓読みで「いま」と読み、過去と未来の間である現在や直面している事柄や場面を表します。繰り返しの数を表す「回」と結び付き、今回とは、このたびを意味し、今現在に行われていることを表します。

今回は未来の事柄に関しては使えない

今回という言葉は、現在と非常に近い過去を表す言葉です。「今回の定期試験」は、今が試験期間まっただ中であるか、試験期間が終わったばかりであるかのどちらかです。未来の事柄に関して使用することはできません。

今回の対義語

今回の対義語・反対語としては、一つ前の回を意味する「前回」、次の回や次の時を意味する「次回」などがあります。

今回の類語

今回の類語・類義語としては、このたびや今回を意味する「今般」、このたびや今度を意味する「今次」、このたびを意味する「こたび」、過去と未来の間を意味する「現在」、今この時を意味する「只今」などがあります。

今度の意味

今度とは

今度とは、何回か行われる事柄の中で、いま行われていること、行われたばかりであること、今回を意味しています。

その他にも、「最も近い将来、この次」「最近、このごろ」の意味も持っています。

今度の読み方

今度の読み方は「こんど」です。誤って「きんど」「こんたび」などと読まないようにしましょう。

今度の使い方

「今度の話は気が進まないな」「今度はあなたの番です」「いつも負けてばかりだけど今度こそ勝ってやる」などの文中で使われている今度は、「いま行われていること、行われたばかりであること」の意味で使われています。

一方、「今度の週末に英語の試験を受けます」「やられたらやり返す、今度は私が奪う番よ」「今度こそ君と幸せになりたい」の文中で使われている今度は「最も近い将来」の意味で、「今度の競馬予想はドンピシャで当たっていた」の文中で使われている今度は「このごろ」の意味で使われています。

今度とは、上記の例文にあるように複数の意味を持ち、それぞれの意味で用いられているため、文脈により意味を捉える必要があります。今度の「今」は現在や最近にある事が起こった時、「度」は何かが行われる時や行われた時を表す漢字です。

今度の特徴

今度という言葉は、現在のことだけでなく、近い過去と近い未来についても用いられています。「今度の競馬予想は当たっていた」は近い過去を表し、「今度の週末」は近い未来を表しています。話し言葉として使用されることが多い言葉です。

今度の対義語

今度の対義語・反対語としては、この間やせんだってを意味する「先度」、ふたたびや二度を意味する「再度」などがあります。

今度の類語

今度の類語・類義語としては、このたびや最近を意味する「この程」、ついさっきやたった今を意味する「今しがた」、ただいまや現在を意味する「目下」、繰り返してまた定期的に行われる物事の次の回を意味する「次回」などがあります。

今回の例文と使い方

1.失敗してしまった今回の反省を踏まえて、作業手順を見直すことにしました。
2.今回は、読みやすい文章を書くための句読点の使い方について解説していきます。
3.今回の調査で、政府が求める英語力に中高生の半数が到達していることが明らかになりました。
4.本連載最終回となる今回は、お金持ちの時間の使い方に焦点を当ててお話しましょう。
5.今回は基本的なビジネスモデルについて、事例を交えながらご紹介いたします。

この言葉がよく使われる場面としては、このたび、今度、今般を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にある今回は、「今度」という言葉に置き換えても意味は変わりません。

今度の例文と使い方

1.今度は名前の読み方を間違えないように、漢字の横にふりがなをふっておきました。
2.今夜はご一緒できなくて残念です。今度また誘ってもらえたら、次回は必ず参加させていただきます。
3.もしもいつかまた会えたなら、今度は私の運転でドライブに行きましょう。
4.今度は映画を観に行こうと言ってくれたけど、今度とはいつのことだろう。
5.三週間前から勉強していたので、今度の英語のテストはよくできました。

この言葉がよく使われる場面としては、複数回行われる事柄の中で今行われているもの、現在に近い未来、現在に近い過去を表現したい時などが挙げられます。

例文1の今度は、「今回」という言葉に置き換えても問題ありません。例文2から例文4にある今度は、近い未来を指しています。例文5の今度は、近い過去の意味で用いられています。

今回と今度という言葉は、どちらも現在行われていることや行われたばかりのことを表します。さらに「今度」という言葉は、現在より近い未来についても用いられることを覚えておきましょう。

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