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【尽す】と【尽くす】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「つくす」という読み方の「尽す」と「尽くす」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「尽す」と「尽くす」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「尽す」と「尽くす」の違い

「尽す」と「尽くす」の意味の違い

「尽す」と「尽くす」の違いを分かりやすく言うと、「尽す」は公用文で使えない、「尽くす」は公用文で使えるという違いです。

「尽す」と「尽くす」の使い方の違い

一つ目の「尽す」を使った分かりやすい例としては、「彼は癌の特効薬のためにその生涯を尽す」「彼氏に尽す女性は飽きられやすいらしい」「私は何事にも全力を尽すのを心がけています」などがあります。

二つ目の「尽くす」を使った分かりやすい例としては、「ベストを尽くすことを辞めなければ夢は叶うと思いますよ」「彼女は最善を尽くすと約束してくれました」「事故を防止するために最善を尽くす必要があるだろう」「彼は会社のために最善を尽くす」などがあります。

「尽す」と「尽くす」の使い分け方

「尽す」と「尽くす」は同音同義語ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「尽す」と「尽くす」は送り仮名の原則として定められている表現になります。公用文の送り仮名は本則、例外、許容から成り立っています。

本則とは送り仮名の付け方に関する基本的な法則のこと、例外とは習慣的に世間に広く知れ渡っているため読み間違う恐れがない使い方のこと、許容は例外的な事項又は許容的な事項のことで読み間違う恐れがない使い方ことです。

この原則に「尽す」と「尽くす」を当てはめると、「尽す」は許容、「尽くす」は本則となります。したがって、基本的な法則である「尽くす」を使うのが一般的であると覚えておきましょう。

したがって、許容である「尽す」は公用文では使えないのに対して、本則である「尽くす」は公用文で使えるというのが違いになります。

「尽す」と「尽くす」の英語表記の違い

「尽す」も「尽くす」も英語にすると「devoted」「give」「commit」「best」となり、例えば上記の「彼は会社のために最善を尽くす」を英語にすると「He did his best for his company」となります。

「尽す」の意味

「尽す」とは

「尽す」とは、ある限りを出し切ることを意味しています。その他にも、その事柄の極にまで達すること、果たすこと、他の者のために精一杯働いたり努力したりすること、すっかりしてしまうことの意味も持っています。

「尽す」の使い方

「最善を尽すことはとても重要だと思います」「誕生日なので贅沢の限りを尽すことにしました」などの文中で使われている「尽す」は、「ある限りを出し切ることやその事柄の極にまで達すること」の意味で使われています。

一方、「日本国民ならば納税という義務を尽す必要があります」「夫に尽すことに喜びを感じています」などの文中で使われている「尽す」は、「果たすことや他の者のために精一杯働いたり努力したりすること」の意味で使われています。

「尽す」は複数の意味を持つ動詞です。基本的にあるだけのものを全部出しきって何かをするというニュアンスで使われています。

「尽す」は自分が全部を出し切るだけではなく、「社会のために尽す」「妻に尽す」などのように、他者のために全部を出し切る場合にも使うことができると覚えておきましょう。

「尽す」の注意点

「尽す」を使う上で注意しなければならないのは、公用文において使うことができないという点です。なぜなら、送り仮名の原則において許容の表現だからです。

「尽す」の類語

「尽す」の類語・類義語としては、謹んで勤めることを意味する「奉じる」、職務や役目を勤めて仕えることを意味する「勤仕」、目上の人のそばにいてその人に奉仕することを意味する「仕える」などがあります。

「尽くす」の意味

「尽くす」とは

「尽くす」とは、ある限りを出し切ることを意味しています。その他にも、その事柄の極にまで達すること、果たすこと、他の者のために精一杯働いたり努力したりすること、すっかりしてしまうことの意味も持っています。

「尽くす」の使い方

「トップアスリートは怪我防ぐために最善を尽くす」「宿泊したホテルは善美を尽くす部屋でした」などの文中で使われている「尽くす」は、「ある限りを出し切ることやその事柄の極にまで達すること」の意味で使われています。

一方、「学生は青春を楽しみつつ本分を尽くすのがいいだろう」「そのことについては全て書き尽くすことができました」などの文中で使われている「尽くす」は、「果たすことやすっかりしてしまうこ」の意味で使われています。

「尽くす」は複数の意味を持つ動詞です。基本的にあるだけのものを全部出しきって何かをするというニュアンスで使われています。

「尽くす」は自分が全部を出し切るだけではなく、「会社のために尽くす」「夫に尽くす」などのように、他者のために全部を出し切る場合にも使うことができると覚えておきましょう。

「尽くす」は公用文でも使える

「尽くす」は送り仮名の原則において本則されているので、公用文においても使うことが可能です。

「尽くす」の類語

「尽くす」の類語・類義語としては、もっぱらその仕事に携わることを意味する「従事する」、他人の世話をすることを意味する「世話を焼く」、社会や人のために役に立つことを意味する「寄与する」などがあります。

「尽す」の例文

1.救助に手を尽すも自然災害には抗えず、全員を救うことはできませんでした。
2.善美を尽す素晴らしい建築物ができたので、やりきったと胸を張って言えるだろう。
3.職務に尽すべき責任に対して、無事やり切ることができました。
4.新社長に就任したので、会社の再建のために力を尽す。
5.不満は全て言い尽すことができたので、彼との間に余計なしがらみはなくなりました。

この言葉がよく使われる場面としては、ある限りを出し切ることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、その事柄の極にまで達すること、果たすこと、他の者のために精一杯働いたり努力したりすること、すっかりしてしまうことを表現したい時にも使います。

例文1はある限りを出し切ること、例文2はその事柄の極にまで達すること、例文3は果たすこと、例文4は他の者のために精一杯働いたり努力したりすること、例文5はすっかりしてしまうことの意味で使っています。

「尽くす」の例文

1.ないものねだりするより、今持っているカードで最善を尽くすのが、私のモットーです。
2.せっかくの結婚記念日なので、贅沢の限りを尽くすことにしました。
3.危険な現場においては、安全配慮義務を尽くすことがとても大切です。
4.私が監督に就任したからには、チーム再建のために全力を尽くすことをお約束いたします。
5.このテーマについてはまだ書き尽くすことができていないので、もう少し取り組む必要があります。

この言葉がよく使われる場面としては、ある限りを出し切ることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、その事柄の極にまで達すること、果たすこと、他の者のために精一杯働いたり努力したりすること、すっかりしてしまうことを表現したい時にも使います。

例文1はある限りを出し切ること、例文2はその事柄の極にまで達すること、例文3は果たすこと、例文4は他の者のために精一杯働いたり努力したりすること、例文5はすっかりしてしまうことの意味で使っています。

「尽す」と「尽くす」は同音同義語ですが使い方は少し異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、公用文で使えないのが「尽す」、公用文でも使えるのが「尽くす」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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