【かけがいのない】と【かけがえのない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「かけがいのない」と「かけがえのない」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「かけがいのない」と「かけがえのない」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「かけがいのない」と「かけがえのない」の違い

「かけがいのない」は「かけがえのない」の間違い

「かけがいのない」と「かけがえのない」の違いを分かりやすく言うと、「かけがいのない」とは「かけがえのない」の間違った使い方、「かけがえのない」とは替わりになるものがないことです。

「かけがいのない」は誤字

一般的には「かけがいのない」という言葉は存在しません。発音が似ていることから、「かけがえのない」のことを間違えて「かけがいのない」を使っている人がほとんどです。

「かけがえのない」は正しい日本語

正しい言葉である「かけがえのない」を使った分かりやすい例としては、「今回の戦争でかけがえのない人を失いました」「このチームでプレーしたことはかけがえのない思い出です」「息子と過ごした週末はかけがえのない時間でした」などがあります。

「かけがえのない」という言葉はあっても、「かけがいのない」という言葉は存在しません。同時に「かけがえのない」という単語の意味について「替わりになるものがないこと」と覚えておきましょう。

「かけがえのない」の英語表記

「かけがえのない」は日本語特有の表現なので直訳した英語表現はありませんが、近い表現として「irreplaceable」があります。

「かけがいのない」の意味

「かけがいのない」とは

「かけがいのない」とは、「かけがえのない」の間違った使われ方です。

「かけがいのない」は間違った日本語

「かけがいのない」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。発音が似ているため、「かけがえのない」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「かけがいのない」が間違っている理由

「かけがいのない」と「かけがえのない」を間違ってしまう理由としては、「かけがい」と「かけがえ」の発音が似ているのが原因です。ただし、「かけがいのない」は間違った表現なので、使わないように注意しましょう。

ではなぜ「かけがいのない」が間違った言葉かというと、「かけがい」と「かけがえ」の意味の違いです。

間違った言葉である「かけがいのない」の「かけがい」は漢字にすると「掛け買い」となり、代金を後日支払う約束で品物を買うことを意味しているので、「かけがいのない」とすると、代金を後日支払う約束で品物を買うことがないという意味不明な言葉になってしまいます。

一方、正しい言葉である「かけがえのない」を漢字にすると「掛け替えのない」となり、替わりになるものがないことを意味する言葉です。したがって、「かけがえのない」は辞書に載っている正しい日本語であると覚えておきましょう。

「かけがい」の使い方

間違った言葉である「かけがいのない」の「かけがい」を使った分かりやすい例としては、「これはかけがいの品名や金額などを記入する帳面です」「未払いのかけがい注文品があります」などがあります。

「かけがえのない」の意味

「かけがえのない」とは

「かけがえのない」とは、替わりになるものがないことを意味しています。

「かけがえのない」の漢字表記

「かけがえのない」を漢字にすると、「掛け替えのない」と表記することができます。

表現方法は「かけがえのない時間」「かけがえのない思い出」

「かけがえのない時間」「かけがえのない思い出」などが、「かけがえのない」を使った一般的な言い回しになります。

「かけがえのない」の使い方

「かけがえのない」を使った分かりやすい例としては、「就職祝いに祖母からもらった腕時計はかけがえのない宝物です」「君は我が社にとってかけがえのない存在だ」「このバイトをしたおかげでかけがえのない仲間に出会うことができました」などがあります。

「かけがえのない」は替わりになるものがないことを意味する慣用句です。慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「かけがえのない」の特徴

「かけがえのない」は「かけがえのないもの」「かけがえのない宝物」などの物理的なものだけではなく、「かけがえのない思い出」「かけがえのない時間」などのように、心の中にある抽象的なものに対しても使うことができるというのが特徴です。

また、「かけがえのない人」「かけがえのない存在」などのように、人に対しても使うことができると覚えておきましょう。

「かけがえのない」の類語

「かけがえのない」の類語・類義語としては、他に同類のものがなくその一つ以外並ぶものがないことを意味する「唯一無二」、手に入れるのが難しいことを意味する「得難い」、ただ一つであることを意味する「オンリーワン」などがあります。

「かけがいのない」の例文

1.「かけがいのない」という言葉は存在しないので、おそらく「かけがえのない」の言い間違いだろう。
2.「かけがえのない」という言葉は替わりになるものがないことで、「かけがいのない」という言葉はない。
3.「かけがいのない」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.大学生活は私の人生でかけがいのない時間となりましたという言葉を使う人はいるが、正しくは大学生活は私の人生でかけがえのない時間となりましたです。
5.彼女は私にとってかけがえのない人ですという言葉はあるが、彼女は私にとってかけがいのない人ですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「かけがえのない」という言葉を間違えて「かけがいのない」と表現している時などが挙げられます。

「かけがいのない」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「かけがえのない」を間違えて使っている可能性が高いです。

「かけがいのない」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「かけがいのない」ではなく、「かけがえのない」と表現するのが正しい使い方になります。

「かけがえのない」の例文

1.サッカーを通じてかけがえのない仲間と出会うことができたので、このチームに入って良かったと思っています。
2.息子が初任給で買ってくれたお箸は、かけがえのない宝物です。
3.彼らはこの村の復興に尽力してくれた、かけがえのない人たちです。
4.ファンの皆様からのサポートや熱い声援は、私にとってかけがえのない存在です。
5.野球部の練習は楽しいことばかりではなかったが、今思い返すとかけがえのない思い出になっています。

この言葉がよく使われる場面としては、替わりになるものがないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「かけがえのない」は貴重や大切なことに対して使う言葉です。

「かけがいのない」と「かけがえのない」どちらを使うか迷った場合は、「かけがいのない」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「かけがえのない」を使うようにしましょう。

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