【軽率】と【軽卒】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「けいそつ」という読み方の「軽率」と「軽卒」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「軽率」と「軽卒」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



軽率と軽卒の違い

軽率と軽卒の意味の違い

軽率と軽卒の違いを分かりやすく言うと、軽率とは軽々しく行動することを意味し、軽卒とは身分の低い兵士を意味するという違いです。

軽率と軽卒の使い方の違い

一つ目の軽率を使った分かりやすい例としては、「軽率な行動をしてしまった」「軽率な発言で人を傷つけてしまう」「過去の軽率な行為により信用がない」「軽率すぎる主張にはお気をつけください」「彼は若干軽率なところがある」などがあります。

二つ目の軽卒を使った分かりやすい例としては、「軽卒の任務が大切である」「軽卒を放って、敵陣に入り込む」「軽卒たちを指揮する能力が問われる」「軽卒の実態をしらべる」「戦国時代の軽卒が大好きだ」「軽卒たちの簡易な装備では守れる気がしない」などがあります。

軽率と軽卒は同音で漢字も似ている言葉なのですが意味は全く異なります。そのため上記の例の軽率の部分を軽卒に置き換えることも、軽卒を軽率に置き換えることも出来ません。

軽率は物事を深く考えずに軽々しく行うことを意味しており、行動を表す言葉です。一方の、軽卒は身分の低い兵士を意味しており、人を表す言葉です。「けいそつ」の「そつ」の漢字が「率」と「卒」で似ており、書き間違えやすいのですが意味が大きく異なるので注意が必要です。

軽率と軽卒の英語表記の違い

軽率を英語にすると「carelessness」「thoughtless」となり、「軽率な行動」を英語にすると「careless behavior」になります。一方の軽卒を英語にすると「soldier of low rank」となり、「軽卒たちを指揮する」を英語にすると「command soldiers of low rank」となります。

軽率の意味

軽率とは

軽率とは、物事を深く考えずに軽々しく行うことを意味しています。

表現方法は「軽率な言動」「軽率な発言」「軽率でした」

「軽率な言動」「軽率な発言」「軽率でした」などが、軽率を使った一般的な表現方法です。

軽率の使い方

軽率を使った分かりやすい例としては、「軽率に考えないでください」「軽率な発言に対する謝罪文」「軽率な判断をしないで下さい」「年をとっても直らない軽率さだ」「軽率な言動を慎むように」「軽率に友人の愛犬を預かったことを後悔する」などがあります。

その他にも、「軽率のそしりを免れない」「軽率な言動を反省する」「軽率な発言を撤回する」「軽率にも言えない話」「軽率な考えはやめてください」「軽率に扱って壊れてしまった」「軽率な行動をお詫びする」などがあります。

軽率とは、物事を深く考えずに行動することを意味しています。失敗や悪い結果を招いた、かるはずみな行動について表現するマイナスのイメージがある言葉です。軽率は、日常生活においてもビジネスシーンにおいても謝罪の場でよく使われる言葉です。

「軽率のそしりを免れない」の意味

軽率という言葉を用いた日本語には、「軽率のそしりを免れない」があり、軽率な行動を非難されて当然であるこという意味があります。他人の行動について非難する時だけでなく、自分の行動が誤っていたことを認めることを表す時にも使われます。

軽率の対義語

軽率の対義語・反対語としては、注意深くて軽々しく行動しないことを意味する「慎重」、よく注意して十分に心をくばっていることを意味する「用心深い」などがあります。

軽率の類語

軽率の類語・類義語としては、言葉や態度が軽々しくて誠実さが感じられないことを意味する「軽薄」、よく考えずに物事をするさまを意味する「軽々しい」、考えや知識などが浅いことを意味する「浅膚」(読み方:せんぷ)などがあります。

軽率の率の字を使った別の言葉としては、事が急に起こるさまを意味する「率然」、ありのままで隠すところがないことを意味する「率直」、ひとの先に立って事を行うことを意味する「率先」などがあります。

軽卒の意味

軽卒とは

軽卒とは、身軽な服装の兵士や身分の低い兵士を意味しています。

軽卒の使い方

軽卒を使った分かりやすい例としては、「鉄砲組の軽卒を任された」「軽卒の役割を的確に支持する」「戦国時代の軽卒の服装」「軽卒が敵兵と衝突した」「軽卒たちの証言は貴重だ」「軽卒への酷い扱いが目立つ」「軽卒たちに指示を出す」などがあります。

その他にも、「軽卒部隊を率いることとなった」「軽卒から士官に到るまで軽装であった」「軽卒たちに任務を与える」「足軽と軽卒を合わせて100人足らず」「軍は先に軽卒兵を戦いに遣わした」などがあります。

軽卒とは、身軽な服装の兵士や身分の低い兵士を意味しています。日常生活ではあまり馴染みのない言葉ですが、歴史の資料などで目にする言葉です。軽卒は身分の低い兵士で、主に戦国時代の身分の低い兵士を表しました。

軽卒の類語

軽卒の類語・類義語としては、最下級の軍人を意味する「兵卒」、軍隊で士官の指揮を受ける者を意味する「兵士」などがあります。

軽卒の卒の字を使った別の言葉としては、将校に専属して身の回りの世話などをする兵卒を意味する「従卒」、 学校の全課程を学び終えることを意味する「卒業」、突然意識を失って倒れることを意味する「卒倒」などがあります。

軽率の例文

1.大人になっても、周りの状況や自分の立場を考えずに行動するような短慮軽率では困る。
2.新しいゲーム機が発売されて軽率に買ってみたら、テレビの端子が足りなくて直ぐに繋げられなかった。
3.野良猫や野良犬に哀れんでエサを与えるという行為は、その周辺に住む住人の迷惑を考えない軽率な行為だ。
4.感染症を防ぐためにマスクを配布すれば安心するだろう、という軽率な判断に批判が殺到した。
5.タレントの不倫報道に対する謝罪には、「軽率な行動をお詫びします」が常套句である。

この言葉がよく使われる場面としては、物事を深く考えずに行動することを表現したい時などが挙げられます。

例文1で使われている「短慮軽率」とは、浅はかで軽々しく行動することを意味する四字熟語です。例文のように、軽率は物事を深く考えずに行動すること表現しており、「軽卒」と書いてしまうのは誤りとなるので注意しましょう。

軽卒の例文

1.宮崎城の城主権藤種盛には軽卒雑兵570が配置されていた。
2.最後の戦闘では騎馬武士80余人、足軽および軽卒200人を討ったそうだ。
3.身分の低い軽卒の場合は、首ではなく鼻や耳をそぐことで打ち取った人数を数えることがあったそうだ。
4.藩の建築用木材を農民が奪おうとしたため、藩の軽卒が農民を殺したと記されている。
5.戦国末には家臣1000人余、軽卒2000人余がいたとされている。

この言葉がよく使われる場面としては、身分の低い兵士を表現したい時などが挙げられます。

軽卒とは、主に戦国時代の身軽な服装の兵士や身分の低い兵士を意味しています。例文1から例文5のように、歴史を語るときに使われる言葉です。

軽率と軽卒は、同音で漢字もよく似ている言葉なのですが意味は全く異なります。軽率はかるはずみな行動を表し、軽卒は身分の低い兵士を表すことを覚えておき、書き間違えないようにしましょう。

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