【キャプション】と【字幕】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「キャプション」(読み方:きゃぷしょん)と「字幕」(読み方:じまく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「キャプション」と「字幕」という言葉は、どちらも映像の中に文字を表示することを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「キャプション」と「字幕」の違い

「キャプション」と「字幕」の意味の違い

「キャプション」と「字幕」の違いを分かりやすく言うと、「キャプション」とは映像の中で話されている言葉を同じ言語で表示したもの、「字幕」は別の言語で話されている言葉の翻訳を表示したものという違いです。

「キャプション」と「字幕」の使い方の違い

一つ目の「キャプション」を使った分かりやすい例としては、「SNSのキャプションには何を書けばいいだろうか」「私は耳が聞こえないのでキャプションを利用しています」「良いキャプションを書くコツを知りませんか」などがあります。

二つ目の「字幕」を使った分かりやすい例としては、「洋画を観る時私は字幕派です」「映画を字幕で観るメリットは実際の俳優の演技を丸ごと楽しめることだと思います」「日本語字幕入りのフランス映画を視聴しました」などがあります。

「キャプション」と「字幕」の使い分け方

「キャプション」と「字幕」はどちらも映像の中に文字を表示することを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「キャプション」は映像の中で話されている言葉を同じ言語で表示したものを指しています。つまり、アメリカ映画を観た場合は英語で表示されますし、日本の映画を観た場合は日本語で表示されます。

また、「キャプション」の目的は、聴覚に障碍のある人のためのアクセシビリティーです。

一方、「字幕」は別の言語で話されている言葉の翻訳を表示したものを指しています。つまり、他言語の映画を観た場合は自国語に翻訳したものに置き換えられます。したがって、「字幕」の目的はビデオの言語を聞いているが理解できない人々にアクセスを提供することです。

「キャプション」と「字幕」の英語表記の違い

「キャプション」を英語にすると「caption」となり、例えば上記の「良いキャプションを書くコツを知りませんか」を英語にすると「Do you know any tips for writing good captions」となります。

一方、「字幕」を英語にすると「credit titles」「subtitles」となり、例えば上記の「日本語字幕入りのフランス映画」を英語にすると「a french film with Japanese subtitles」となります。

「キャプション」の意味

「キャプション」とは

「キャプション」とは、映画の字幕のことを意味しています。その他にも、印刷物で写真や挿絵に添えた説明文や見出しのことの意味も持っています。

「キャプション」の使い方

「私は障碍者なので映画の視聴にキャプションは必須です」「テレビでもキャプションがあるとありがたい」などの文中で使われている「キャプション」は、「映画の字幕のこと」の意味で使われています。

一方、「写真または図面のようにキャプションを供給します」「SNSのキャプションを考えています」などの文中で使われている「キャプション」は、「印刷物で写真や挿絵に添えた説明文や見出しのこと」の意味で使われています。

「キャプション」は映画の字幕のこと印刷物で写真や挿絵に添えた説明文や見出しのことの二つの意味を持つ言葉ですが、使い方は異なっているので間違えないように注意しましょう。

映画の字幕のことの意味はただの字幕ではなく、映像の中で話されている言葉を同じ言語で表示したものを指しています。つまり、アメリカ映画を観た場合は英語で表示されますし、日本の映画を観た場合は日本語で表示されます。

主な「キャプション」の目的は、聴覚に障碍のある人のためのアクセシビリティーです。

印刷物で写真や挿絵に添えた説明文や見出しのことの意味は、写真に説明文を加えたり、SNSのプロフィールなどの説明文のことを指しています。現代においては馴染みが多い使い方でしょう。

「キャプション」の類語

「キャプション」の類語・類義語としては、事柄を説明し正確に伝達することを目的とする文章のことを意味する「説明文」があります。

「字幕」の意味

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「字幕」とは

「字幕」とは、映画やテレビなどで会話の翻訳を画面に映し出したものを意味しています。

表現方法は「字幕サイト」「字幕お越し」「字幕設定」

「字幕サイト」「字幕お越し」「字幕設定」などが、「字幕」を使った一般的な言い回しになります。

「字幕」の使い方

「字幕」を使った分かりやすい例としては、「私の職業は映画字幕翻訳家です」「洋画をいつか字幕なしで観れるようになりたいです」「私たちはイタリア映画に英語の字幕を付けました」「字幕がないと海外映画を観ることができません」などがあります。

「字幕」は映画やテレビなどで会話の翻訳を画面に映し出したものを意味する言葉です。主に映画やテレビなどでよく使われています。

「字幕」を分かりやすく言うならば、話し言葉を聞いたり解釈したりするのが困難な人々がビデオコンテンツにアクセスしやすくするためのものです。

「字幕」は別の言語で話されている言葉の翻訳を表示したものを指しています。つまり、他言語の映画を観た場合は自国語に翻訳したものに置き換えられると覚えておきましょう。

「字幕」の類語

「字幕」の類語・類義語としては、映画やテレビなどで二つの画面を重ねて一つの画面を作ることを意味する「スーパーインポーズ」、カメラを通さずに画面上に映し出された情報のことを意味する「テロップ」などがあります。

「キャプション」の例文

1.私は耳が不自由なので、少し遠いのですがキャプションがある映画館に足を運んでいます。
2.最近は地上波で放送される映画はキャプションがあるので、とても助けれています。
3.SNSで他ユーザーに反応してもらいやすいように、どのようなキャプションが良いか勉強しています。
4.キャプションは改行や余白を活用すると、読みやすさが格段にアップするらしいです。
5.画像にキャプションに入れておくと後ほど確認する際に便利です。

この言葉がよく使われる場面としては、映画の字幕のことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、印刷物で写真や挿絵に添えた説明文や見出しのことを表現したい時にも使います。

例文1と例文2は映画の字幕のこと、例文3から例文5は印刷物で写真や挿絵に添えた説明文や見出しのことの意味で使っています。

「字幕」の例文

1.この映画の1回目は日本語字幕で、2回目は字幕なしの吹き替え版で視聴しました。
2.私は字幕派ですが夫は吹き替え派なので、映画をどっちで観るかでいつも喧嘩しています。
3.動画サイトで海外の方の作品を視聴するので、自動字幕文字起こし機能をよく使用しています。
4.私はリスニング能力が乏しいので、英語の字幕が必要です。
5.字幕なしで映画を視聴するために、毎日英語の勉強をしています。

この言葉がよく使われる場面としては、映画やテレビなどで会話の翻訳を画面に映し出したものを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように「字幕」は、映画やテレビなどでよく使われている言葉です。

「キャプション」と「字幕」はどちらも映像の中に文字を表示することを表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、映像の中で話されている言葉を同じ言語で表示したものを表現したい時には「キャプション」を、別の言語で話されている言葉の翻訳を表示したものを表現したい時には「字幕」を使うと覚えておきましょう。

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