【類は類を呼ぶ】と【類は友を呼ぶ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「類は類を呼ぶ」(読み方:るいはるいをよぶ)と「類は友を呼ぶ」(読み方:るいはともをよぶ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「類は類を呼ぶ」と「類は友を呼ぶ」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「類は類を呼ぶ」と「類は友を呼ぶ」の違い

「類は類を呼ぶ」は「類は友を呼ぶ」の間違い

「類は類を呼ぶ」と「類は友を呼ぶ」の違いを分かりやすく言うと、「類は類を呼ぶ」とは「類は友を呼ぶ」の間違った使い方、「類は友を呼ぶ」とは気の合った者や似通った者は自然に寄り集まることです。

「類は類を呼ぶ」は誤字

一般的には「類は類を呼ぶ」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「類は友を呼ぶ」のことを間違えて「類は類を呼ぶ」を使っている人がほとんどです。

「類は友を呼ぶ」は正しい日本語

正しい言葉である「類は友を呼ぶ」を使った分かりやすい例としては、「友達とカラオケに行ったらみんな同じような曲を歌っていたので類は友を呼ぶです」「誠実に働く人の周りには信頼できる人材が集まっているので類は友を呼ぶと言えるだろう」などがあります。

「類は友を呼ぶ」という言葉はあっても、「類は類を呼ぶ」という言葉は存在しません。同時に「類は友を呼ぶ」という単語の意味について「気の合った者や似通った者は自然に寄り集まること」と覚えておきましょう。

「類は友を呼ぶ」の英語表記

「類は友を呼ぶ」は日本語特有のことわざなので、直訳した英語表現はありません。

「類は類を呼ぶ」の意味

「類は類を呼ぶ」とは

「類は類を呼ぶ」とは、「類は友を呼ぶ」の間違った使われ方です。

「類は類を呼ぶ」が間違っている理由

「類は類を呼ぶ」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「類は友を呼ぶ」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「類は類を呼ぶ」と「類は友を呼ぶ」を間違ってしまう理由としては、「類は類を呼び、友は友を呼ぶ」という言葉があるので、「類は類を呼ぶ」が正しい日本語と勘違いしてしまっているのが原因です。正しい日本語は「類は友を呼ぶ」なので、間違えないように注意しましょう。

ではなぜ「類は類を呼ぶ」が間違った日本語かというと、「類は類を呼ぶ」という日本語は辞書に載っていないからです。

もし、気の合った者や似通った者は自然に寄り集まることの意味で使いたいのであれば、「類は友を呼ぶ」か「類は類を呼び、友は友を呼ぶ」のどちらかのことわざを使うようにしましょう。

「類は友を呼ぶ」の意味

「類は友を呼ぶ」とは

「類は友を呼ぶ」とは、気の合った者や似通った者は自然に寄り集まることを意味しています。

「類は友を呼ぶ」の使い方

「類は友を呼ぶ」を使った分かりやすい例としては、「明るい人の周りにはやっぱり明るい人が集まるので類は友を呼ぶです」「子育ての価値観が近いママ友と仲良くなれたので類は友を呼ぶだ」「オタク系の趣味で盛り上がれる仲間ができたので類は友を呼ぶに感謝しています」などがあります。

「類は友を呼ぶ」は気の合った者や似通った者は自然に寄り集まることを意味することわざです。ことわざとは、古くから言い伝えられてきた教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉のことを意味しています。

分かりやすく言うならば、真面目な人の周りには同じように真面目な人が集まり、自由な発想を持つ人の周りにはクリエイティブな仲間が自然と増えていくというニュアンスになります。

「類は友を呼ぶ」の特徴

ではなぜ似た人同士が集まりやすいのかというと、心理学における類似性の法則があるからです。類似性の法則とは自分と似た人に対して、安心感や親しみを感じやすいという心理なので、人間の自然な行動なになります。

「類は友を呼ぶ」は基本的にはプラスのイメージで使う言葉ですが、場面によっては悪い人が集まりやすいというマイナスのイメージで使うこともあると覚えておきましょう。

「類は友を呼ぶ」の類語

「類は友を呼ぶ」の類語・類義語としては、性格や趣味行動などが似ている人たちが自然に関わることを意味する「似た者同士」、感覚や性格などが合う人とは自然と仲良くなれることを意味する「波長が合う」などがあります。

「類は類を呼ぶ」の例文

1.「類は類を呼ぶ」という言葉は存在しないので、おそらく「類は友を呼ぶ」の言い間違いだろう。
2.「類は友を呼ぶ」という言葉は気の合った者や似通った者は自然に寄り集まることで、「類は類を呼ぶ」という言葉はない。
3.「類は類を呼ぶ」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.運動部のメンバーはノリが似ているし類は類を呼ぶと言えるという言葉を使う人はいるが、正しくは運動部のメンバーはノリが似ているし類は友を呼ぶと言えるです。
5.悪いことばかりしてる人の周りには似たような人が集まっているので類は友を呼ぶですという言葉はあるが、悪いことばかりしてる人の周りには似たような人が集まっているので類は類を呼ぶですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「類は友を呼ぶ」という言葉を間違えて「類は類を呼ぶ」と表現している時などが挙げられます。

「類は類を呼ぶ」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「類は友を呼ぶ」を間違えて使っている可能性が高いです。

「類は類を呼ぶ」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「類は類を呼ぶ」ではなく、「類は友を呼ぶ」と表現するのが正しい使い方になります。

「類は友を呼ぶ」の例文

1.SNSを見てると似た価値観の人同士がよく繋がっており、類は友を呼ぶという言葉を痛感する。
2.不良グループはだいたい一緒に行動してるけど、あれも類は友を呼ぶの一例だと思います。
3.授業中に静かにしてる子は、やっぱり同じタイプの子と仲良くなっているので、類は友を呼ぶと言える。
4.成功している経営者の周囲には、志の高い仲間が集まっているので、類は友を呼ぶです。
5.前向きな社員ばかりのチームは雰囲気がいいので、類は友を呼ぶの好例です。

この言葉がよく使われる場面としては、気の合った者や似通った者は自然に寄り集まることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「類は友を呼ぶ」は性格や価値観、趣味や考え方が似ている人同士は自然と引き合いというニュアンスで使う言葉です。

「類は類を呼ぶ」と「類は友を呼ぶ」どちらを使うか迷った場合は、「類は類を呼ぶ」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「類は友を呼ぶ」を使うようにしましょう。

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