似た意味を持つ「接する」(読み方:せっする)と「交わる」(読み方:まじわる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「接する」と「交わる」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。
「接する」と「交わる」の違い
「接する」と「交わる」の意味の違い
「接する」と「交わる」の違いを分かりやすく言うと、「接する」は別々の部分が軽く接触すること、「交わる」は交差することという違いです。
「接する」と「交わる」の使い方の違い
一つ目の「接する」を使った分かりやすい例としては、「他人と接するのがあまり得意ではありません」「ここは山に接する住宅地です」「新しい学問に接することができました」「彼女は子供に優しく接する」「初めて彼女の芸術に接する」などがあります。
二つ目の「交わる」を使った分かりやすい例としては、「そこで二つの街道が交わっている」「朱に交われば赤くなる」「通りが交わる角には全て停止標識があります」「彼女は交わるには難しい人です」「二つの直線が交わるところです」などがあります。
「接する」と「交わる」の使い分け方
「接する」と「交わる」は似た言葉ですが、意味は異なっているので間違えないように注意が必要です。
「接する」はひと続きに繋がることを意味しており、「海に接する旅館に泊まる」「隣りの人と肩が接する」などのように、別々の部分が軽く接触するようなニュアンスで使います。
一方、「交わる」は互いに交差することを意味しており、「ここは国道と県道が交わる場所です」などのように、交差しているというニュアンスで使うというのが違いです。
「接する」と「交わる」の英語表記の違い
「接する」を英語にすると「be close」「contact」となり、例えば上記の「初めて彼女の芸術に接する」を英語にすると「This is the first time I’ve come in contact with her work」となります。
一方、「交わる」を英語にすると「cross」「intersect」「associate」となり、例えば上記の「二つの直線が交わるところです」を英語にすると「The point of intersection of two straight lines」となります。
「接する」の意味
「接する」とは
「接する」とは、ひと続きに繋がることを意味しています。その他にも、触ること、応対すること、出会うこと、曲線や直線が他の曲線や直線などと一点だけで出合うこと、近くに寄せることの意味も持っています。
表現方法は「人と接する」「人に接する」
「人と接する」「人に接する」などが、「接する」を使った一般的な言い回しになります。
「接する」の使い方
「上下を接する道です」「隣りの人の肩が軽く接する」などの文中で使われている「接する」は、「ひと続きに繋がることや触ること」の意味で使われています。
一方、「彼女は笑顔で人に接する」「名作に接することができました」などの文中で使われている「接する」は、「応対することや出会うこと」の意味で使われています。
「接する」は複数の意味を持つ動詞です。また、人、物、情報などの様々なものに対して使うことができます。
「接する」の特徴
「接する」は「川に接するところに住宅街があります」のように、直接対象に接触しなくても、間がほとんど離れていない場合にも使うことができるというのが特徴です。
「接する」は数学用語としても使える
また、曲線や直線が他の曲線や直線などと一点だけで出合うことの意味で数学用語としても使うことができると覚えておきましょう。
「接する」の類語
「接する」の類語・類義語としては、手などをそのものに軽くつけることを意味する「触る」、ある物が他の物に瞬間的にくっつくことを意味する「触れる」などがあります。
「交わる」の意味
「交わる」とは
「交わる」とは、互いに交差することを意味しています。その他にも、交際すること、性交すること、線と線、線と面、面と面などがある点を共有することの意味も持っています。
表現方法は「人と交わる」「交わる場所」
「人と交わる」「交わる場所」などが「交わる」を使った一般的な言い回しになります。
「交わる」の使い方
「ここは県道と市道が交わるとことです」「友人と親しく交わる」などの文中で使われている「交わる」は、「互いに交差することや交際すること」の意味で使われています。
一方、「好きだった男性と交わることができました」「二つの直線が交わる場所を求めよ」などの文中で使われている「交わる」は、「性交することや線と線、線と面、面と面などがある点を共有すること」の意味で使われています。
「交わる」は複数の意味のを持つ動詞です。
「交わる」の特徴
「交わる」は「道路が交わる」のように物だけではなく、「彼女と親しく交わる」のように、人に対しても使うことができます。
「交わる」は数学用語としても使える
また、線と線、線と面、面と面などがある点を共有することの意味で数学用語としても使うことができると覚えておきましょう。
「交わる」の類語
「交わる」の類語・類義語としては、2本以上の線状のものがある一点で交わることを意味する「交差」、交差することを意味する「クロス」などがあります。
「接する」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、ひと続きに繋がることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、触ること、応対すること、出会うこと、曲線や直線が他の曲線や直線などと一点だけで出合うことを表現したい時にも使います。
例文1はひと続きに繋がること、例文2は触ること、例文3は応対すること、例文4は出会うこと、例文5は曲線や直線が他の曲線や直線などと一点だけで出合うことの意味で使っています。
「交わる」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、互いに交差することを表現したい時などが挙げられます。その他にも、交際すること、性交すること、線と線、線と面、面と面などがある点を共有することを表現したい時にも使います。
例文1と例文2は互いに交差すること、例文3は交際すること、例文4は性交すること、例文5は線と線、線と面、面と面などがある点を共有することの意味で使っています。
「接する」と「交わる」は似た言葉ですが意味は異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、別々の部分が軽く接触することを表現したい時は「接する」を、交差することを表現したい時は「交わる」を使うと覚えておきましょう。