【サラリーマン】と【会社員】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「サラリーマン」(読み方:さらりーまん)と「会社員」(読み方:かいしゃいん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「サラリーマン」と「会社員」という言葉は、どちらも働いて得た収入で生活する人のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「サラリーマン」と「会社員」の違い

「サラリーマン」と「会社員」の意味の違い

「サラリーマン」と「会社員」の違いを分かりやすく言うと、「サラリーマン」の方が「会社員」よりも幅広い範囲で使えるという違いです。

「サラリーマン」と「会社員」の使い方の違い

一つ目の「サラリーマン」を使った分かりやすい例としては、「今は無職ですが昔はサラリーマンでした」「この辺りはオフィス街なのでサラリーマンで溢れかえっています」「私は安定志向なのでサラリーマンを目指しています」「私の父はサラリーマンです」などがあります。

二つ目の「会社員」を使った分かりやすい例としては、「私の父は会社員をしています」「私は会社員ですが副業もしています」「会社員になってから生活リズムが整いました」「彼は起業するまで会社員でした」などがあります。

「サラリーマン」と「会社員」の使い分け方

「サラリーマン」と「会社員」はどちらも働いて得た収入で生活する人のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「サラリーマン」は給料で生活する人のことを指しているので、会社勤めの人だけではなく、公務員に対しても使うことができます。ただし、アルバイトやパートは含まれないことが多いです。

一方、「会社員」は会社に雇われて働いている人のことを指すので、公務員や取締役などは含まれていません。

つまり、「サラリーマン」の方が「会社員」よりも幅広い範囲で使えるというのが違いになります。

「サラリーマン」と「会社員」の英語表記の違い

「サラリーマン」を英語にすると「office worker」「salaried worker」となり、例えば上記の「私の父はサラリーマンです」を英語にすると「My father is an office worker」となります。

一方、「会社員」を英語にすると「company employee」「office worker」となり、例えば上記の「彼は起業するまで会社員でした」を英語にすると「He was a company employee, until he started his own business」となります。

「サラリーマン」の意味

「サラリーマン」とは

「サラリーマン」とは、給料で生活する人のことを意味しています。

「サラリーマン」の使い方

「サラリーマン」を使った分かりやすい例としては、「サラリーマンとして働く毎日とても忙しいです」「朝の電車には多くのサラリーマンが乗っている」「サラリーマンにとってボーナスは大きな楽しみです」「サラリーマン生活に疲れてしまいました」などがあります。

「サラリーマン」は給料で生活する人のことを指す言葉です。元々は男性に対して使う言葉でしたが、現代では性別関係なく使われています。

「サラリーマン」の特徴

「サラリーマン」は毎月決まったお給料をもらって働く人たちのことを指すので、アルバイトやパートは含まれないことが多いです。また、「サラリーマン」には公務員も含まれています。

「サラリーマン」は給料をもらっていればいいので、営業職、事務職、技術職など、職種に関しては全く関係ありません。

「サラリーマン」の類語

「サラリーマン」の類語・類義語としては、事業を営む人のことを意味する「ビジネスマン」があります。

「会社員」の意味

「会社員」とは

「会社員」とは、会社に雇われて働いている人のことを意味しています。

「会社員」の使い方

「会社員」を使った分かりやすい例としては、「父は長年会社員として勤め上げました」「多くの会社員は朝の通勤ラッシュに悩んでいる」「弟は外資系企業で会社員をしています」「会社員生活にもやりがいと同時に苦労もあります」などがあります。

「会社員」とは会社に雇われて働いている人のことを指す言葉です。

「会社員」の特徴

「会社員」は会社に属していれば問題なので、営業職、事務職、エンジニア、デザイナー、広報、経理などの職種は問いません。

「会社員」は会社に雇われて働いている人のことを指すので、公務員や取締役などの会社に雇われていない立場の人に対しては使うことができません。

また、働き方も多種多様なので、リモートワークやフレックスタイム制であっても会社に勤めているのであれば「会社員」になります。

「会社員」の類語

「会社員」の類語・類義語としては、 自己の労働力を提供しその対価としての賃金や給料によって生活する者のことを意味する「労働者」があります。

「サラリーマン」の例文

1.私の父は普通のサラリーマンですが、家族思いでとても良い父親です。
2.若いころからサラリーマン一筋で頑張ってきたので、それなりの人生経験はあるだろう。
3.彼はスーツ姿の典型的なサラリーマンスタイルで、毎日出社しています。
4.都内近郊の通勤ラッシュ問題は、サラリーマンの永遠の悩みだろう。
5.サラリーマンとして成功するために、努力を重ねる日々が続いています。

この言葉がよく使われる場面としては、給料で生活する人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「サラリーマン」は限定的な場面で使う言葉です。

「会社員」の例文

1.新卒で会社員になり1ヶ月働くことができたので、自分を褒めてあげたいです。
2.フリーランスが余りにも辛過ぎたので、会社員に戻ることを決めました。
3.通勤ラッシュと帰宅ラッシュに関しては、会社員の永遠の悩みだろう。
4.内定を無事もらったので、来年から会社員として社会に出て働きます。
5.会社員をやめたので、しばらくは世界を回って旅をしようと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、会社に雇われて働いている人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「会社員」は限定的な場面で使う言葉です。

「サラリーマン」と「会社員」はどちらも働いて得た収入で生活する人のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「サラリーマン」の方が「会社員」よりも幅広い範囲で使えると覚えておきましょう。

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