【血まみれ】と【血みどろ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「血まみれ」(読み方:ちまみれ)と「血みどろ」(読み方:ちみどろ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「血まみれ」と「血みどろ」という言葉は、どちらも血が大量についている状態を表すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「血まみれ」と「血みどろ」の違い

「血まみれ」と「血みどろ」の違いを分かりやすく言うと、「血まみれ」は血が付着している状態を描写のこと、「血みどろ」は流血を伴う争いや惨状を強調することという違いです。

一つ目の「血まみれ」を使った分かりやすい例としては、「床には血まみれのタオルが放置されていた」「彼女は血まみれになりながらも必死に戦った」「血まみれの包帯がゴミ箱に捨てられていました」「その男は血まみれの服を着ていた」などがあります。

二つ目の「血みどろ」を使った分かりやすい例としては、「血みどろの争いが村を襲った」「彼らは血みどろの戦いを繰り広げました」「血みどろの事件はニュースで大きく報じられた」「血みどろの戦いが続いている」などがあります。

「血まみれ」と「血みどろ」はどちらも血が大量についている状態を表すことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「血まみれ」は「犯人は血まみれのナイフを持っていた」のように、物や人が血で覆われている様子を直接的に表す言葉になります。血が付着している状態を客観的に説明する場面で使われることが多いです。

一方、「血みどろ」は「血みどろの争いが繰り広げられた」のように、血が流れるほど激しい戦いや争いを表すときに使う言葉です。単に血がついている状態を言うのではなく、流血を伴う暴力性や残酷さを強調する表現です。

つまり、血が付着している状態を描写するのが「血まみれ」、流血を伴う争いや惨状を強調するのが「血みどろ」と覚えておきましょう。

「血まみれ」を英語にすると「covered in blood」「bloody」となり、例えば上記の「その男は血まみれの服を着ていた」を英語にすると「The man was wearing clothes covered in blood」となります。

一方、「血みどろ」を英語にすると「bloody」「blood-soaked」「gory」となり、例えば上記の「血みどろの戦いが続いている」を英語にすると「A bloody battle is still raging on」となります。

「血まみれ」の意味

「血まみれ」とは、血が多量に付着していることを意味しています。

「血まみれの人」「血まみれになる」などが、「血まみれ」を使った一般的な言い回しになります。

「血まみれ」を使った分かりやすい例としては、「警察は血まみれの現場を確認して証拠を集めた」「彼は血まみれの服で道を歩いていた」「犯行現場には血まみれのナイフが落ちていた」「事故の後運転席は血まみれだった」「少年は血まみれの手で助けを求めてきた」などがあります。

「血まみれ」は体や衣服、物などに血が多量に付着している状態を表す言葉です。簡単に言うならば、大量の血で覆われている様子を指し、主に事故や事件、ケガなどの深刻さを強く印象付ける表現として使われています。

「血まみれ」は流血の量が多く、ただの擦り傷などではなく深刻な負傷や暴力の結果として用いられることが多いです。そのため、ニュースや小説、映像作品などでは事件性や悲惨さを際立たせる表現として使われることが多いと覚えておきましょう。

また、現実の状況だけでなく、比喩として「血まみれの争い」のような形で、激しい争いごとや多くの犠牲を伴った戦いを表すときにも使われます。

「血まみれ」の類語・類義語としては、血が多量に付着している状態を指すことを意味する「血だらけ」があります。

「血みどろ」の意味

「血みどろ」とは、血でどろどろになっていることを意味しています。

「血みどろの戦い」「血みどろピーリング」などが、「血みどろ」を使った一般的な言い回しになります。

「血みどろ」を使った分かりやすい例としては、「血みどろの抗争がついに終わった」「その国は血みどろの内戦に苦しんでいます」「この映画には血みどろのシーンが多かった」「その歴史は血みどろの革命の連続でした」などがあります。

「血みどろ」とは、血で体や衣服などがひどく汚れている状態を表す言葉です。簡単に言うならば、大量の血で覆われている、あるいは血が滴るほどの激しい流血を指しています。

「血みどろ」はただ血が付着しているだけではなく、流血の程度が深刻で悲惨な状況を強調するために用いられます。そのため、現実の事件や事故のニュース、ホラー作品やサスペンス小説、映画などの残酷なシーンで見かけることが多い表現です。

また、現実の状態だけでなく、比喩としても「血みどろの権力争い」「血みどろの戦場」などのように、激しく熾烈で犠牲の大きい争いを示すときにも使われています。

「血みどろ」の類語・類義語としては、実際に血が流されるようなひどいことを意味する「血なまぐさい」などがあります。

「血まみれ」の例文

1.事件の通報を受けて駆けつけたとき、部屋は血まみれの状態で大変恐ろしかったのです。
2. 階段の途中に血まみれの足跡があり、誰かがここを通ったと推測されています。
3.その人は血まみれのシャツを着たまま店に入り、客たちを驚かせてしまったのです。
4.友人が血まみれで倒れているのを見つけて、とても動揺したのを覚えています。
5.血まみれの状態で助けを呼んでいる人がいて、すぐに救急車を手配しました。

この言葉がよく使われる場面としては、血が多量に付着していることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「血まみれ」は血が付着している状態を描写する時に使う言葉です。

「血みどろ」の例文

1.彼らは血みどろの戦いを何度も繰り返し、多くの犠牲者を出してしまったのです。
2.歴史の中で血みどろの内戦が何度も起きたことを知り、とても驚きました。
3.血みどろの抗争が終わった後も、人々の心には深い傷が残っています。
4.血みどろの現場を取材した記者は、その壮絶さに言葉を失ったそうです。
5.血みどろの戦場を生き延びた兵士たちは、帰国後も苦しんでいると聞きました。

この言葉がよく使われる場面としては、血でどろどろになっていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「血みどろ」は流血を伴う争いや惨状を強調する時に使う言葉です。

「血まみれ」と「血みどろ」はどちらも血が大量についている状態を表すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、血が付着している状態を描写するのが「血まみれ」、流血を伴う争いや惨状を強調するのが「血みどろ」と覚えておきましょう。

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