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【以下】と【未満】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「以下」(読み方:いか)と「未満」(読み方:みまん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「以下」と「未満」という言葉は、どちらも数量を表すという共通点があり、本来の意味は違いますが混同して使われる傾向があります。




以下と未満の違い

以下と未満の意味の違い

以下と未満の違いを分かりやすく言うと、示された数字を「含んで」基準を下回る数値のことか、示された数字を「含まずに」基準を下回る数値のことかの違いです。

以下と未満の記号の違い

数学の記号で表現すると視覚的に分かりやすくなります。以下は「≧」であり、未満は「>」であるという違いです。例えば、5以下という場合は「5≧」と示しますし、5未満という場合は「5>」と示します。

以下は基準値を含むが未満は基準値を含まない

以下というのは、数量や程度などが基準となるものよりも下の範囲であることを示す言葉です。基準を含んでそれより下という意味であり、提示されている数字を含む言葉です。

対する未満という言葉は、以下と同じように数量や程度などが基準よりも下の範囲であることを示しながらも、基準となる数値を含まない意味の言葉です。「18歳未満入場お断り」という場合は、18歳も入場することが出来ません。

このように、以下と未満では、提示されている数字が含まれるか含まれないかの違いがあります。

以下(「い」か)は該当の数字を入れる(「い」れる)、未満は「満ちていない」という意味なので該当の数字まで満ちていないため含まない、というような語呂合わせで覚えておくとわかりやすいでしょう。

以下の意味

以下とは

以下とは、該当の数字を入れて、それよりも下の値の範囲のことを意味しています。数学の記号で示されるところの「≧」と同じ意味を持つ言葉です。

以下の語源

以下という言葉は、数量について表現する際に使われることの多い言葉です。「以下」の「以」という字は「~から」「あるものを起点としてそれよりも」という意味を持っている言葉です。

以下は基準値を含む

「下」という字は「低い」という意味を持つので、以下というのは「あるものを起点としてそれよりも下」という意味を持ちます。以下というのは、提示した数字を含んでそれよりも下という意味であると覚えておくようにしましょう。

18歳以下入場禁止は18歳を含む

「以下(「い」か)は入れる(「い」れる)」と覚えておくとわかりやすいです。「18歳以下は入場をお断りします」という表現の場合は「18歳も入場をお断りします、19歳から入場できます」という意味になります。

以下の使い方

以下を使った分かりやすい例としては、「500円以下で買えるリップを探している」「2分の1以下に収容人数を抑える必要がある」「家賃3万円以下の物件を探している」「年収500万円以下の男とは結婚したくない」「昼食はどのお店でも1,000円以下で食べられる」などがあります。

未満の意味

未満とは

未満とは、該当の数字を含まずに、それよりも下の値の範囲のことを意味しています。数学の記号で示されるところの「>」と同じ意味を持つ言葉です。

未満の語源

未満という言葉は、以下と同じように数量について表現する際に使われることの多い言葉です。未満の「未」という字は「いまだ~しない」という意味の言葉です。「満」という字は「みちたりる」という意味を持ちます。

未満は基準値を含まない

「未満」という言葉は「いまだ、みちたりていない」という意味になります。未満というのは、提示した数字を含まずに、それよりも下の範囲を示す言葉であると覚えておくようにしましょう。

18歳未満入場禁止は18歳を含まない

「18歳未満入場禁止」という表現の場合は「入場できないのは17歳までで、18歳は入場できる」という意味になります。

表現方法は「小学生未満」「満15歳未満」「12歳未満」

「小学生未満」「満15歳未満」「12歳未満」「100未満」などが、未満を使った一般的な表現方法です。

未満の使い方

未満を使った分かりやすい例としては、「小学生未満のお子様は入場料が無料です」「満15歳未満はアルバイトができない」「12歳未満は子供運賃でこの電車に乗車できます」「100未満の数字は切り捨ててください」などがあります。

以下の例文

1.以下という表現は、その数字を含んでいるものです。
2.以上以下という言葉は、なかなか使い方が難しいよね。
3.以上以下というのは、数学でもよく使われるので正しく理解しておかなくてはいけない。
4.「3万円以下の罰金」という表現など、法律でも以下という言葉はよく使われている。
5.小数点の勉強をしていると、以上以下という表現がたくさん出てくる。
6.女友達は年収1000万円以下の男とは結婚したくないと言っているがあまりに非現実でな願望だ。
7.このレストラン街ではどのお店でも1000円以下でランチが食べられるので地元の人達も足繁く通っています。
8.都心で家賃3万円以下の物件を探しているが、そうなると4畳半で風呂なしは覚悟しなくてはならないだろう。
9.今3000円以下で買えるちょっとしたプレゼントを探しているのだが、なにか良いものはありませんか?
10.ここのお店では18歳以下立ち入り禁止とされているので、18歳も入れないということになります。

この言葉がよく使われる場面としては、該当の数字を含んだ上で、それよりも下の範囲の数値について表現する時などが挙げられます。

例文で挙げたように、数学の問題や法律の文章などに使われることの多い表現です。該当の数字が入るのか入らないのかで、意味が大きく違ってくることがあるので、十分に注意が必要です。

以下という表現を使っている場合は、該当する数字を「入れている」「含んでいる」ということを覚えておくようにしましょう。

未満の例文

1.未満とは、満たないという意味なので、該当の数字は含まれない。
2.未満はその数字を含まないので、なんだか紛らわしいから、以下という言葉で示して欲しい。
3.以上と未満をセットで使うこともよくある。
4.今回のイベントは参加人数が10人未満であることが条件なので、9人までしか参加できないということだ。
5.未だに満ちていないと書いて未満と読む。
6.今我が国では、18歳未満の学生たちにいかに政治教育を施すかが喫緊の課題となっています。
7.少年法の精神からすれば20歳未満の少年に極刑を科すべきではないが、あまりの残虐行為故に世論は納得しないだろう。
8.私は18歳未満入場禁止を、18歳の人も入場ができないことだとずっと勘違いしていました。
9.数学の追試は75点未満の人が対象なので、クラスの8割以上が追試を受けることになった。
10.その会社は離職率が非常に高く、在籍期間2年未満で転職する社員が8割以上を占めていた。

この言葉がよく使われる場面としては、該当の数字を含まずに、それよりも下の範囲の数値について表現する時などが挙げられます。

例文4で挙げたように、未満というのは該当の数字を含まない表現です。10人未満という表現であれば、9人までが該当範囲ということになります。該当の数字まで満ちていないことを「未満」と表現するのだと覚えておくようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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