【目つき】と【眼差し】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「目つき」(読み方:めつき)と「眼差し」(読み方:まなざし)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「目つき」と「眼差し」という言葉は、どちらも目の様子のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「目つき」と「眼差し」の違い

「目つき」と「眼差し」の違いを分かりやすく言うと、「目つき」は見た目の印象や瞬間的な表情を表すこと、「眼差し」は感情や内面の状態まで含めて表すことという違いです。

一つ目の「目つき」を使った分かりやすい例としては、「彼は鋭い目つきで周囲を見回していました」「注意されて、思わず険しい目つきになってしまいました」「その子は人見知りで、初対面では警戒した目つきをします」などがあります。

二つ目の「眼差し」を使った分かりやすい例としては、「彼女は優しい眼差しで子どもを見守っていました」「真剣な眼差しから、彼の覚悟が伝わってきました」「懐かしむような眼差しで昔の写真を眺めていました」などがあります。

「目つき」と「眼差し」はどちらも目の様子のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「目つき」は、「怖い目つき」「鋭い目つき」「疑うような目つき」のように、目の形や動きから受ける外見的な印象を中心に使われる言葉になります。そのため、相手に与える第一印象や、瞬間的な表情を評価する場面で用いられることが多いのが特徴です。

一方、「眼差し」は、「優しい眼差し」「真剣な眼差し」「温かい眼差し」のように、目を通して伝わる感情や内面の思いまで含めて表現する言葉です。時間的な広がりを持ち、相手への気持ちや心の動きを感じ取らせる表現として使われやすい傾向があります。

つまり、見た目の印象や瞬間的な表情を表すのが「目つき」、感情や内面の状態まで含めて表すのが「眼差し」と覚えておきましょう。

「目つき」を英語にすると「look」「glare」「expression in one’s eyes」などとなり、例えば「彼は鋭い目つきをしていた」を英語にすると「He had a sharp look in his eyes」となります。

一方、「眼差し」を英語にすると「gaze」「look」「stare」などとなり、例えば「彼女は優しい眼差しで見ていた」を英語にすると「She looked at him with a gentle gaze」となります。

「目つき」の意味

「目つき」とは、物を見るときの目の様子のことを意味しています。

「鋭い目つき」「険しい目つき」「冷たい目つき」「優しい目つき」「疑うような目つき」「怒った目つき」「眠そうな目つき」などが、「目つき」を使った一般的な言い回しになります。

「目つき」を使った分かりやすい例としては、「彼は鋭い目つきで相手をにらみつけていた」「注意された瞬間、彼女の目つきが一変しました」「疲れているのか、今日は目つきがどこか険しく見えます」「その子は優しい目つきで周囲を見回していました」などがあります。

「目つき」は、目の形や視線の向け方から伝わる印象や感情の表れを意味する言葉です。怒り・警戒・疲労・威圧感など、比較的強く直接的な感情が外に出ている場合に使われることが多いのが特徴です。

そのため、「目つき」は無意識に相手へ与える印象を表すことが多く、「目つきが悪い」「目つきが怖い」のように、マイナスなイメージとして用いられる場面も少なくありません。

また、「鋭い目つきで見る」「険しい目つきになる」のように、感情の変化が瞬間的に表れた様子を表現する際にもよく使われると覚えておきましょう。

「目つき」の類語・類義語としては、目の様子や印象を表す「視線」、見た目の雰囲気を含む「表情」などがあります。

「眼差し」の意味

「眼差し」とは、対象に向けた目の様子のことを意味しています。

「優しい眼差し」「温かい眼差し」「厳しい眼差し」「冷たい眼差し」「慈しむような眼差し」「疑いの眼差し」などが、「眼差し」を使った一般的な言い回しになります。

「眼差し」を使った分かりやすい例としては、「母親は子どもに優しい眼差しを向けていました」「彼は相手を値踏みするような眼差しで見ていました」「観客は期待に満ちた眼差しで選手を見守っていました」などがあります。

「眼差し」は、目を通して相手に向けられる感情や意識、心の在り方を表す名詞です。
名詞とは、人や物、事柄などの名前を表す言葉を指しています。

「眼差し」は、怒りや警戒といった表面的な印象だけでなく、思いやり、愛情、期待、評価など、内面の感情や心理状態を含んで伝える点が特徴です。そのため、「目つき」と比べると、柔らかく文学的で、感情の奥行きを感じさせる表現として用いられることが多いと覚えておきましょう。

また、「眼差し」は、相手をどう見ているか、どのような感情を向けているかを表すため、人間関係や心理描写の場面で頻繁に使われます。さらに、日常会話だけでなく、小説やエッセイなどでも多用される、情緒的で表現力の高い言葉でもあります。

「眼差し」の類語・類義語としては、目の印象を含む「目元」、表に出た様子を表す「感情」などがあります。

「目つき」の例文

1.会議中、上司が資料を見る目つきが急に鋭くなり、空気が一気に引き締まりました。
2.寝不足が続いたせいか、鏡に映った自分の目つきが思った以上に険しく見えました。
3.ゴール前の一瞬、フォワードの目つきが変わり、勝負に懸ける覚悟が伝わってきました。
4.ダイエット中なのにケーキを前にした私の目つきは、完全に獲物を見るそれでした。
5.店員に質問しただけなのに、警戒するような目つきで見返され、少し戸惑いました。

この言葉がよく使われる場面としては、物を見るときの目の様子のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「目つき」は見た目の印象や瞬間的な表情を表す時に使う言葉です。

「眼差し」の例文

1.表彰台に立つ選手の眼差しには、長年の努力と誇りがはっきりと表れていました。
2.子どもを見守る母親の眼差しはとても柔らかく、安心感を与えていました。
3.彼は何も語らずとも、真剣な眼差しだけで自分の思いを十分に伝えていました。
4.初対面でも、その誠実そうな眼差しから、信頼できる人だと感じました。
5.冷蔵庫を開ける私の眼差しが真剣すぎて、家族に笑われてしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、対象に向けた目の様子のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「眼差し」は感情や内面の状態まで含めて表す時に使う言葉です。

「目つき」と「眼差し」はどちらも目の様子のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、見た目の印象や瞬間的な表情を表すのが「目つき」、感情や内面の状態まで含めて表すのが「眼差し」と覚えておきましょう。

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