【横槍を入れる】と【茶々を入れる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「横槍を入れる」(読み方:よこやりをいれる)と「茶々を入れる」(読み方:ちゃちゃをいれる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「横槍を入れる」と「茶々を入れる」という言葉は、どちらも会話や行動の流れを中断させることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「横槍を入れる」と「茶々を入れる」の違い

「横槍を入れる」と「茶々を入れる」の違いを分かりやすく言うと、「横槍を入れる」は強引で実質的な妨害を表すこと、「茶々を入れる」は軽口や冗談で流れを乱すことという違いです。

一つ目の「横槍を入れる」を使った分かりやすい例としては、「会議の最中に部外者が横槍を入れて議論が止まった」「交渉がまとまりかけたところに横槍を入れられた」「二人の話し合いに第三者が横槍を入れるべきではない」などがあります。

二つ目の「茶々を入れる」を使った分かりやすい例としては、「真剣な話をしているのに、彼が茶々を入れて場が和んだ」「説明の途中で茶々を入れられて話が脱線した」「彼女は場の空気を読まずに茶々を入れることがある」などがあります。

「横槍を入れる」と「茶々を入れる」はどちらも会話や行動の流れを中断させることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「横槍を入れる」は「議論に横槍を入れる」「取引に横槍を入れる」のように、当事者ではない者が強引に介入し、進行を妨げたり状況を悪化させたりする場面で使われます。多くの場合、マイナスのイメージが強い言葉です。

一方、「茶々を入れる」は「冗談で茶々を入れる」「軽く茶々を入れる」のように、必ずしも悪意があるとは限らず、軽口やからかいによって話の調子を崩す場面で使われます。深刻さの度合いは比較的低い表現です。

つまり、強引で実質的な妨害を表すのが「横槍を入れる」、軽口や冗談で流れを乱すのが「茶々を入れる」と覚えておきましょう。

「横槍を入れる」を英語にすると「interfere」「butt in」「interrupt forcefully」などとなり、例えば「交渉に横槍を入れられた」を英語にすると「Someone interfered in the negotiations」となります。

一方、「茶々を入れる」を英語にすると「make a snide remark」「heckle」「make a joking interruption」などとなり、例えば「彼は話の途中で茶々を入れた」を英語にすると「He made a joking remark in the middle of the conversation」となります。

「横槍を入れる」の意味

「横槍を入れる」とは、人の談話や仕事などに横あいから急に第三者が口出しをすることを意味しています。

「横槍を入れる」を使った分かりやすい例としては、「順調に進んでいた話し合いに上司が横槍を入れる」「契約がまとまりかけたところで競合が横槍を入れてきた」「二人の決断に第三者が横槍を入れる」などがあります。

「横槍を入れる」は物事が順調に進んでいる最中に、第三者が突然口出しをして妨害したり干渉したりすることを意味する慣用句です。慣用句とは、二つ以上の語が結びついて、本来の意味とは異なる特定の意味を表す決まり文句のことを意味しています。

「横槍を入れる」は基本的に、当事者にとって迷惑な介入や不本意な干渉を指す言葉なので、マイナスなイメージを伴っていると覚えておきましょう。

「横槍を入れる」は戦場で横から槍を突き出して相手を攻撃する様子が由来になります。本来正面で向き合っている相手同士の戦いに、横から突然攻撃を加える行為をたとえて、第三者の思いがけない介入を表すようになりました。

「横槍を入れる」の類語・類義語としては、他人の物事に口出しをして妨げることを意味する「口を挟む」や、間に割って入ることを意味する「割り込む」などがあります。

「茶々を入れる」の意味

「茶々を入れる」とは、人の話や行動にからかい半分の言葉を差し挟むことを意味しています。

「茶々を入れる」を使った分かりやすい例としては、「真面目な会議中に茶々を入れるのは控えてください」「彼は友人の恋愛話にすぐ茶々を入れる癖があります」「発表の最中に茶々を入れられて集中が途切れました」などがあります。

「茶々を入れる」は、人の話や行動の途中に、からかったり冷やかしたりする言葉を差し挟むことを意味する慣用句です。

「茶々を入れる」は、場の雰囲気を和ませる場合もありますが、真剣な場面では相手の集中を妨げる行為として受け取られることが多いと覚えておきましょう。

「茶々を入れる」の由来には諸説ありますが、茶の席で軽口をたたくことや、間に割って入ることが由来とされる説が有力です。本筋とは関係のない言葉を差し挟むことから、現在の意味で使われるようになりました。

「茶々を入れる」の類語・類義語としては、からかうことを意味する「冷やかす」、相手を小ばかにする「野次を飛ばす」などがあります。

「横槍を入れる」の例文

1.順調に進んでいた企画会議に突然横槍を入れられて、議論が止まってしまいました。
2.二人で決めた方針に上司が横槍を入れたため、計画を一から見直すことになりました。
3.取引がまとまりかけたところで競合他社が横槍を入れ、条件が変更されました。
4.家族で旅行先を決めている最中に、親戚が横槍を入れて話が振り出しに戻りました。
5.優勝目前のチームに審判の判定が横槍を入れる形となり、会場が騒然としました。

この言葉がよく使われる場面としては、人の談話や仕事などに横あいから急に第三者が口出しをすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「横槍を入れる」は強引で実質的な妨害を表す時に使う言葉です。

「茶々を入れる」の例文

1.真剣な打ち合わせの最中に彼が茶々を入れてきて、場が少し和みました。
2.説明の途中で同僚が茶々を入れるので、なかなか話が前に進みませんでした。
3.インタビュー中にチームメイトが茶々を入れて、選手が思わず笑っていました。
4.大事な発表中にもかかわらず茶々を入れられ、少し困ってしまいました。
5.静かな図書館で冗談のように茶々を入れる人がいて、皆が苦笑しました。

この言葉がよく使われる場面としては、人の話や行動にからかい半分の言葉を差し挟むことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「茶々を入れる」は軽口や冗談で流れを乱す時に使う言葉です。

「横槍を入れる」と「茶々を入れる」はどちらも会話や行動の流れを中断させることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、強引で実質的な妨害を表すのが「横槍を入れる」、軽口や冗談で流れを乱すのが「茶々を入れる」と覚えておきましょう。

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