【大っぴら】と【公然】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「大っぴら」(読み方:おおっぴら)と「公然」(読み方:こうぜん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「大っぴら」と「公然」という言葉は、どちらも隠さない様子のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「大っぴら」と「公然」の違い

「大っぴら」と「公然」の違いを分かりやすく言うと、「大っぴら」は遠慮なくあからさまに行う場合に使うこと、「公然」は隠さず誰の目にも明らかな状態を表すことという違いです。

一つ目の「大っぴら」を使った分かりやすい例としては、「上司の前で大っぴらに不満を言うのは控えたほうがいい」「彼は交際の事実を大っぴらに公表した」「会議中に大っぴらに居眠りをするのは問題です」などがあります。

二つ目の「公然」を使った分かりやすい例としては、「公然と規則を破る行為は許されない」「彼は公然と反対意見を表明した」「その噂は公然の秘密として広まっている」などがあります。

「大っぴら」と「公然」はどちらも隠さない様子のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「大っぴら」は「彼は大っぴらに批判した」のように、周囲への配慮を欠いてあからさまに行動するニュアンスを含みます。ややくだけた語感があり、日常会話で使われることが多い表現です。

一方、「公然」は「公然と不正が行われている」のように、社会的・客観的に見て隠されていない状態を示します。やや硬い語で、報道や法律、評論などの文脈でも用いられます。

つまり、遠慮なくあからさまに行う場合に使うのが「大っぴら」、隠さず誰の目にも明らかな状態を表すのが「公然」と覚えておきましょう。

「大っぴら」を英語にすると「openly」「blatantly」「in the open」となり、例えば「彼は交際の事実を大っぴらに公表した」を英語にすると「He openly announced their relationship」となります。

一方、「公然」を英語にすると「openly」「publicly」「in public」「openly acknowledged」となり、例えば「彼は公然と反対意見を表明した」を英語にすると「He publicly expressed his opposition」となります。

「大っぴら」の意味

「大っぴら」とは、遠慮や隠し立てをしないことを意味しています。

「大っぴらに言う」「大っぴらな態度」「大っぴらに振る舞う」などが、「大っぴら」を使った一般的な言い回しになります。

「大っぴら」を使った分かりやすい例としては、「彼は不満を大っぴらに口にした」「交際の事実を大っぴらに公表した」「会議中に大っぴらに反対意見を述べた」「そんな噂を大っぴらに広めるのは問題です」などがあります。

「大っぴら」は、隠さずにあからさまに物事を行う様子を意味する形容動詞です。形容動詞とは活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができます。

「大っぴら」は、遠慮や配慮をあまりせず、周囲の目を気にせずに言動をする場面で使われることが多く、ややくだけた語感を持つ言葉です。状況によっては、無神経さや配慮不足を含むニュアンスになることもあります。

「大っぴら」の特徴を挙げると、隠し立てをしない様子、遠慮のなさが目立つ態度、周囲に配慮しない発言、公の場でも控えない行動、あからさまで目立ちやすい振る舞いなどがあると覚えておきましょう。

「大っぴら」の類語・類義語としては、あからさまに示すことを意味する「露骨」、包み隠さずに言うことを意味する「率直」などがあります。

「公然」の意味

「公然」とは、他人に隠さずおおっぴらにすることを意味しています。

「公然と述べる」「公然と非難する」「公然の秘密」「公然たる事実」などが、「公然」を使った一般的な言い回しになります。

「公然」を使った分かりやすい例としては、「彼は新方針に公然と反対した」「不正が公然と行われていた」「それは公然の秘密として知られている」「彼女は公然と自分の立場を表明した」などがあります。

「公然」は、隠すことなく公の場で明らかな状態であることを意味する名詞です。

「公然」は、社会的・客観的に見て隠されていない事実や行為に対して使われることが多く、やや硬い語感を持つ言葉です。個人の感情というよりも、状況や事実の公開性に焦点が当たる表現です。

「公然」の特徴を挙げると、誰の目にも明らかな状態、隠蔽されていない事実、公の場での明示的な言動、社会的に認知された状況、客観的に公開されている様子などがあると覚えておきましょう。

「公然」の類語・類義語としては、公の場で行うことを意味する「公的」、隠さずに明らかにすることを意味する「公開」、広く知られていることを意味する「周知」、表立って行うことを意味する「あからさま」などがあります。

「大っぴら」の例文

1.会議中に上司を大っぴらに批判するのは、勇気がとても要ります。
2.監督は審判の判定に大っぴらに抗議して観客を沸かせました。
3.彼女はダイエット中と言いながら大っぴらにケーキを食べていました。
4.そんな噂を大っぴらに広めるのは慎重にすべきだと思います。
5.彼は交際の事実を大っぴらに公表して周囲を驚かせました。

この言葉がよく使われる場面としては、遠慮や隠し立てをしないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「大っぴら」は遠慮なくあからさまに行う場合に使う言葉です。

「公然」の例文

1.彼は新方針に公然と反対し、自分の立場を示しました。
2.彼女は公然と意見を述べる姿勢が、社内で評価されています。
3.その不正は公然と行われていたため、世間で問題になりました。
4.公然と規則を破る行為は、周りの信頼を損なう原因になるので注意が必要です。
5.我がチームのエースは公然と優勝宣言をしてチームを鼓舞しました。

この言葉がよく使われる場面としては、他人に隠さずおおっぴらにすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「公然」は隠さず誰の目にも明らかな状態を表す時に使う言葉です。

「大っぴら」と「公然」はどちらも隠さない様子のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、遠慮なくあからさまに行う場合に使うのが「大っぴら」、隠さず誰の目にも明らかな状態を表すのが「公然」と覚えておきましょう。

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