【大腸】と【小腸】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「大腸」(読み方:だいちょう)と「小腸」(読み方:しょうちょう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「大腸」と「小腸」という言葉は、どちらも「消化管」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




大腸と小腸の違い

大腸と小腸の違いを分かりやすく言うと、大腸とは水分を吸収して固形の便を作る太い消化管、小腸とは栄養素を吸収する細くて長い消化管という違いです。

一つ目の大腸を使った分かりやすい例としては、「大腸菌には沢山の種類があります」「大腸癌のステージ分類によって治療法が変わります」「大腸の解剖生理について説明してもらいました」「大腸憩室炎を早く治す方法はありますか」などがあります。

二つ目の小腸を使った分かりやすい例としては、「十二指腸は小腸に繋がっています」「小腸の絨毛には大切な役割があります」「小腸の粘膜層から消化酵素が分泌されます」「高校の理科室に小腸の解剖模型がありました」などがあります。

大腸と小腸という言葉は、どちらも消化管の一部を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

大腸とは、小腸と肛門の間にある消化管で、ヒトの大腸は全長約1.5mで太くなっています。大腸の役割は、小腸から来たカスから水分を吸収し、固形の便を作ることです。「大腸菌」とは、人や動物の大腸に生息する常在菌です。

小腸とは、胃と大腸の間にある消化管で、ヒトの小腸は全長約6mと長く、大腸に比べると細い作りになっています。内壁に「絨毛(じゅうもう)」と呼ばれる突起が無数にあり、表面積が広くなっています。これにより、効率的に栄養を吸収することができます。

つまり、大腸と小腸の違いは、構造と役割にあります。大腸は小腸と肛門を繋ぐ消化管で、水分を吸収して便を形成し、小腸は胃と大腸を繋ぐ消化管で、栄養素のほとんどを九州する消化管です。

大腸を英語にすると「large intestine」「large bowel」「colon」となり、例えば上記の「a colon bacillus」を英語にすると「大腸菌」となります。

一方、小腸を英語にすると「small intestine」「small bowel」となり、例えば上記の「小腸に繋がっている」を英語にすると「connect to the small intestine」となります。

大腸の意味

大腸とは、消化管のうち、小腸と肛門との間の太い腸の部分を意味しています。

大腸を使った分かりやすい例としては、「大腸がんの初期症状はほぼありません」「大腸ポリープ切除後はお酒を飲まないでください」「大腸のイラスト素材をダウンロードする」「まだ大腸内視鏡検査を受けたことがありません」などがあります。

その他にも、「近所のクリニックで大腸検査を受けました」「大腸カメラの検査時間はどれぐらいですか」「大腸菌が体内に入ると激しい腹痛を引き起こします」「大腸ポリープができやすい人にはある特徴があります」などがあります。

大腸とは、小腸に続いて肛門に続く腸管であり、腸内細菌による発酵や水分の吸収などが行われる器官です。小腸よりも太くて短く、ヒトの大腸の長さは約150~160センチメートルほどあります。盲腸・結腸・直腸の3部に区別されます。

大腸を用いた日本語には「大腸ポリープ」があります。大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできるイボ状に隆起した組織です。発生する数も大きさもさまざまで、中には癌になるものもあります。大腸内視鏡検査での発見と切除が、大腸がんの予防になります。

大腸の類語・類義語としては、消化管のうち下部にあるものを意味する「下部消化管」、動物のからだで胸部に続く腹の部分を意味する「腹部」、からだの内部の腔所にある諸臓器の総称を意味する「内臓」などがあります。

小腸の意味

小腸とは、腸のうち、胃の幽門から盲腸の前までの消化管を意味しています。

小腸を使った分かりやすい例としては、「小腸に潰瘍を形成する病気になりました」「あなたは小腸と大腸どっちのホルモンが好きですか」「小腸からそのまま吸収されるのはどれか答えなさい」などがあります。

その他にも、「小腸の炎症は栄養障害を引き起こします」「昨日から続いた嘔吐の原因は小腸炎でした」「小腸がんの初期症状はありません」「病院で診てもらったら小腸イレウスと診断されました」などがあります。

小腸とは、消化管のうち胃の末端から大腸の始部に連なる消化管で、十二指腸・空腸・回腸に区分されます。小腸は6〜7メートルの長さがあり、その壁にある無数の小さな突起により表面積はテニスコート約2面分もあります。主に栄養分の吸収と輸送を行う消化器官です。

上記例文にある「小腸イレウス」とは、小腸閉塞とも言い、手術後の癒着や腫瘍などが原因で小腸が詰まり、食べ物や消化液あるいはガスが先へ送られなくなる病気です。症状が重い場合は手術が行われます。

小腸の類語・類義語としては、食物の消化にかかわるすべての臓器器官の総称を意味する「消化器系」、動物が採りいれた食物を吸収消化する器官を意味する「腸管」、高等動物の腹腔内の器官を意味する「臓器」などがあります。

大腸の例文

1.私が大腸がんに気づいたきっかけは、健康診断の便潜血検査でした。
2.女性に多い大腸の病気には、大腸がんや虚血性大腸炎などがあります。
3.大腸は曲がりくねった構造になっており、大腸カメラはその中を入っていきます。
4.大腸がんの進行度は、ステージ0から4までの5段階で分類されています。
5.このところ便秘と下痢を繰り返しているのは、大腸の働きが悪いのかもしれません。

この言葉がよく使われる場面としては、小腸の終わりから肛門までの腸の部分を表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「大腸カメラ」とは、大腸内を検査するための内視鏡のことで、大腸がんやポリープを早期発見するのに役立つものです。

小腸の例文

1.ヒトの腸は、構造的に小腸と大腸の2つの器官に分けられます。
2.小腸の長さについては、日本人と欧米人の間で大きな差はないようです。
3.小腸の働きが悪いと、慢性的な腹痛や倦怠感などの症状が現れます。
4.子供たちに小腸がどこにあるのか説明するために、イラストを用意しました。
5.小腸の壁にある小さな突起は、栄養素を効率よく吸収する役割を果たしています。

この言葉がよく使われる場面としては、消化管のうち胃の末端から大腸の始部に連なる部分を表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「小腸の働き」とは、小腸の役割のことで、胃から送られてきた粥状の食べ物を酵素で分解し栄養素を吸収する働きを指しています。

大腸と小腸という言葉は、どちらも「消化管の一部」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、小腸から送られた食べ物のカスで便を形成する消化管を表現したい時は「大腸」を、食べ物の栄養を吸収してカスを大腸に送る消化管を表現したい時は「小腸」を使うようにしましょう。

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