【売れっ子】と【引っ張りだこ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「売れっ子」(読み方:うれっこ)と「引っ張りだこ」(読み方:ひっぱりだこ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「売れっ子」と「引っ張りだこ」という言葉は、どちらも人気があり需要が高い人物のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「売れっ子」と「引っ張りだこ」の違い

「売れっ子」と「引っ張りだこ」の違いを分かりやすく言うと、「売れっ子」は市場での人気や売れ行きの良さを強調すること、「引っ張りだこ」は多方面から求められている忙しい状態を強調することという違いです。

一つ目の「売れっ子」を使った分かりやすい例としては、「彼は今やドラマに引っ張りだこの売れっ子俳優だ」「その美容師は予約が取れないほどの売れっ子です」「デビューして間もないのに売れっ子作家の仲間入りを果たした」などがあります。

二つ目の「引っ張りだこ」を使った分かりやすい例としては、「彼女は各局から引っ張りだこで休む暇がない」「その講師は企業研修に引っ張りだこだ」「実力派の通訳者は国際会議で引っ張りだこになっている」などがあります。

「売れっ子」と「引っ張りだこ」はどちらも人気があり需要が高い人物のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「売れっ子」は「彼は若手の中でも特に売れっ子だ」のように、市場や世間からの人気や売れ行きが好調である人物に対して使う言葉になります。芸能人、作家、クリエイターなど、商品価値や知名度が高いことを強調する場合に用いられることが多い表現です。

一方、「引っ張りだこ」は「彼は複数のプロジェクトから引っ張りだこだ」のように、多方面から求められて忙しい状態にある人物に対して使う言葉です。実力や希少性が評価され、各所から声がかかっている状況を表します。

つまり、市場での人気や売れ行きの良さを強調するのが「売れっ子」、多方面から求められている忙しい状態を強調するのが「引っ張りだこ」と覚えておきましょう。

「売れっ子」を英語にすると「popular」「in-demand」「best-selling」となり、例えば「彼は今や売れっ子俳優だ」を英語にすると「He is now a very popular actor」となります。

一方、「引っ張りだこ」を英語にすると「in demand」「highly sought-after」となり、例えば「その講師は企業研修に引っ張りだこだ」を英語にすると「That lecturer is highly sought-after for corporate training」となります。

「売れっ子」の意味

「売れっ子」とは、非常に人気があってもてはやされている人のことを意味しています。

「売れっ子になる」「売れっ子俳優」「今一番の売れっ子」などが、「売れっ子」を使った一般的な言い回しになります。

「売れっ子」を使った分かりやすい例としては、「彼はデビューからわずか数年で売れっ子俳優になりました」「あの作家は今や業界を代表する売れっ子です」「売れっ子芸人としてテレビで見ない日はありません」などがあります。

「売れっ子」は、商品や人物がよく売れたり、高い人気を集めたりしている状態を意味する名詞です。名詞とは、人や物、事柄などの名前を表す言葉を指しています。

「売れっ子」は、単に知名度があるだけでなく、実際に需要が高く、仕事や注文が絶えない状態を表す点が特徴です。そのため、芸能人や作家、クリエイターなど、成果や実績が目に見える分野でよく用いられる言葉だといえるでしょう。

また、「売れっ子」は一時的なブームだけでなく、安定した人気や継続的な評価を伴う場合にも使われます。ただし、やや口語的な表現であるため、改まった場面では「人気作家」や「著名な俳優」などと言い換えることもあります。

「売れっ子」の類語・類義語としては、高い人気を集めていることを表す「人気者」や、よく売れていることを強調する「ヒットメーカー」などがあります。

「引っ張りだこ」の意味

「引っ張りだこ」とは、多くの人から求められることを意味しています。

「引っ張りだこになる」「企業から引っ張りだこ」「講演依頼で引っ張りだこ」などが、「引っ張りだこ」を使った一般的な言い回しになります。

「引っ張りだこ」を使った分かりやすい例としては、「彼は実績が評価されて業界内で引っ張りだこになっています」「その講師は各地のセミナーから引っ張りだこです」「大会で活躍してから複数のクラブに引っ張りだこになりました」などがあります。

「引っ張りだこ」は、多くの人や組織から求められ、あちこちへ呼ばれて忙しい状態を意味する名詞的表現です。

「引っ張りだこ」の由来は、凧にあります。正月遊びなどで凧を揚げる際、人気のある凧やよく揚がる凧は、あちこちから引っ張られて取り合いになることがありました。そこから、多方面から求められて引き合いが多い様子を「引っ張りだこ」と言うようになったとされています。

このことが転じて、多くの人から声がかかり、仕事や依頼が集中している状態を表す言葉として用いられるようになりました。

「引っ張りだこ」は、単に人気があるというだけでなく、具体的に依頼や誘いが多い状態を強調する点が特徴です。そのため、実力や専門性が評価されている人物に対して使われることが多いといえるでしょう。

また、「引っ張りだこ」はやや口語的な表現であり、改まった場面では「需要が高い」「各方面から招聘されている」などと言い換えることもあります。

「引っ張りだこ」の類語・類義語としては、多くの人から求められていることを意味する「売れっ子」、需要が高いことを表す「引く手あまた」、高く評価されていることを示す「人気者」などがあります。

「売れっ子」の例文

1.彼は若手俳優でありながら次々と主演作が決まり、今や業界でも有名な売れっ子として多忙な日々を送っています。
2.その作家は新刊を出すたびに話題となり、書店では平積みにされるほどの売れっ子として注目を集めています。
3.あの美容師は技術力の高さが評判を呼び、数か月先まで予約が埋まる売れっ子として知られています。
4.最近は飼い猫までSNSで人気を集め、家族の中で一番の売れっ子として堂々と振る舞っています。
5.彼はリーグ優勝に貢献してから一気に注目を浴び、スポンサー契約も増えた売れっ子アスリートになりました。

この言葉がよく使われる場面としては、非常に人気があってもてはやされている人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「売れっ子」は市場での人気や売れ行きの良さを強調する時に使う言葉です。

「引っ張りだこ」の例文

1.彼女は語学力と交渉力を兼ね備えているため、多くの企業から講演や通訳の依頼で引っ張りだこになっています。
2.そのエンジニアは高度な専門知識を持っているため、大規模プロジェクトに次々と招かれ引っ張りだこです。
3.大会で活躍した彼は複数のクラブからスカウトされ、移籍交渉で引っ張りだこの状態が続いています。
4.町内会のバーベキューでは火起こしが得意な彼が毎回呼ばれ、すっかり炭担当として引っ張りだこです。
5.地域活動に熱心に取り組んでいる彼は、行事のたびに司会を頼まれるほど引っ張りだこになっています。

この言葉がよく使われる場面としては、多くの人から求められることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「引っ張りだこ」は多方面から求められている忙しい状態を強調する時に使う言葉です。

「売れっ子」と「引っ張りだこ」はどちらも人気があり需要が高い人物のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、市場での人気や売れ行きの良さを強調するのが「売れっ子」、多方面から求められている忙しい状態を強調するのが「引っ張りだこ」と覚えておきましょう。

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