似た意味を持つ「お恥ずかしながら」(読み方:おはずかしながら)と「恥ずかしながら」(読み方:はずかしながら)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」という言葉は、どちらも自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」の違い
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」の意味の違い
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」の違いを分かりやすく言うと、「お恥ずかしながら」は文法的には間違っている日本語、「恥ずかしながら」は文法的に正しい日本語という違いです。
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」の使い方の違い
一つ目の「お恥ずかしながら」を使った分かりやすい例としては、「お恥ずかしながら今回のミスの原因は私です」「お恥ずかしながらその件については存じませんでした」「お恥ずかしながら私は数学が得意ではありません」などがあります。
二つ目の「恥ずかしながら」を使った分かりやすい例としては、「恥ずかしながら料理はあまり得意ではありません」「恥ずかしながらその小説のタイトルを知りません」「恥ずかしながら操作方法が分からないので教えていただけますか」などがあります。
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」の使い分け方
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」はどちらも自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「お恥ずかしながら」は実は文法的には間違っている日本語になります。なぜなら、「恥ずかしながら」は自分が恥ずかしい思いをしているという表現なので、わざわざ「お」をつけて丁寧な表現にする必要がないのです。
一方、「恥ずかしながら」は文法的にも正しい日本語であるというのが違いになります。
ただし、「お恥ずかしながら」は間違った日本語であるものの、広く一般的に使われているので使用しても問題ない日本語になっていると覚えておきましょう。
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」の英語表記の違い
「お恥ずかしながら」も「恥ずかしながら」も英語にすると「feel shame」「I’m ashamed」「It’s embarrassing」となり、例えば上記の「お恥ずかしながら私は数学が得意ではありません」を英語にすると「It’s embarrassing, but I am not good at Math」となります。
「お恥ずかしながら」の意味
「お恥ずかしながら」とは
「お恥ずかしながら」とは、自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを意味しています。
「お恥ずかしながら」の使い方
「お恥ずかしながら」を使った分かりやすい例としては、「お恥ずかしながら弊社のシステムにバグが見つかりました」「お恥ずかしながら私は詳細を把握しておりません」「お恥ずかしながら日本から出国するのは初めてです」などがあります。
「お恥ずかしながら」は自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを意味する言葉です。また、「お恥ずかしながら」には羞恥心だけではなく、申し訳ないというニュアンスも含んでいると覚えておきましょう。
「お恥ずかしながら」は文法的には間違っている
結論を言ってしまうと、「お恥ずかしながら」は文法的には間違った日本語です。なぜなら、「恥ずかしながら」は自分が恥ずかしい思いをしているという表現なので、わざわざ「お」をつけて丁寧な表現にする必要がないが理由になります。
ただし、「お恥ずかしながら」は間違った日本語ではあるものの、広く一般的に使われている言い回しなので、使用しても問題ないと許容されている日本語と覚えておきましょう。
「お恥ずかしながら」の類語
「お恥ずかしながら」の類語・類義語としては、相手に迷惑をかけることを申し訳なく思うことを意味する「誠に勝手ながら」、見ていると不安になると思うことを意味する「お見苦しいと思いますが」などがあります。
「恥ずかしながら」の意味
「恥ずかしながら」とは
「恥ずかしながら」とは、自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを意味しています。
表現方法は「恥ずかしながら知りませんでした」「恥ずかしながら帰ってまいりました」
「恥ずかしながら知りませんでした」「恥ずかしながら帰ってまいりました」などが、「恥ずかしながら」を使った一般的な言い回しになります。
「恥ずかしながら」の使い方
「恥ずかしながら」を使った分かりやすい例としては、「恥ずかしながら忘れ物をしてしまいました」「恥ずかしながら再度お手伝いいただいてもよろしいでしょうか」「恥ずかしながら女性の方とお付き合いしたことがありません」などがあります。
「恥ずかしながら」は自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを意味する言葉です。また、「恥ずかしながら」には羞恥心だけではなく、申し訳ないというニュアンスも含んでいると覚えておきましょう。
「恥ずかしながら」はビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉です。また、「恥ずかしながら今回のミスは私が原因です」のように、目上の人に対して謝罪する場面でも使うことができます。
「恥ずかしながら」はクッション言葉
「恥ずかしながら」はクッション言葉です。クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことを意味しています。したがって、相手に対して良い印象を与えることができると覚えておきましょう。
「恥ずかしながら」の類語
「恥ずかしながら」の類語・類義語としては、相手に迷惑をかけたり相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うことを意味する「恐縮ですが」、自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすることを意味する「僭越ながら」などがあります。
「お恥ずかしながら」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お恥ずかしながら」は日常生活とビジネスシーンどちらでも使うことができる言葉です。
「恥ずかしながら」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「恥ずかしながら」は日常生活とビジネスシーンどちらでも使うことができる言葉です。
「お恥ずかしながら」と「恥ずかしながら」はどちら自らの知識不足や失敗を認めて伝えることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「お恥ずかしながら」は文法的には間違っている日本語、「恥ずかしながら」は文法的に正しい日本語と覚えておきましょう。