【下剋上】と【下克上】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「げこくじょう」という読み方の「下剋上」と「下克上」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「下剋上」と「下克上」という言葉は同義語で、どちらも「下の者が上の者に打ち勝って権力を手に入れること」という同じ意味を持ちますが、それぞれの言葉の使い方には少し違いがあります。



下剋上と下克上の違い

下剋上と下克上の意味の違い

下剋上と下克上の違いを分かりやすく言うと、下剋上は常用漢字表に載っていない、下克上は常用漢字表に載っているという違いです。

下剋上の「剋」は常用外漢字

下剋上の「剋」が常用外漢字であるため、代用字として、常用漢字の「克」を用いた下克上が使われるようになりました。

下克上は文化庁が定める常用漢字表に記載されているため法令や新聞などで使用できますが、下剋上は常用漢字表に記載されていないため法令や新聞などで使用できません。そのため、公的な書類などに記載する際には「下克上」を使う方が良いでしょう。

また、下剋上は下克上と全く同じ意味の言葉であり、どちらの漢字を使っても間違いではないことを覚えておいてください。使いやすい方の漢字を使って良いものなので、好みに合わせて使い分けることが可能です。

下剋上と下克上の英語表記

下剋上も下克上も英語にすると「supplanting one’s superior」「retainer supplanting his lord」「juniors dominating seniors」となります。

下剋上の意味

下剋上とは

下剋上とは、下の者が上の者に打ち勝って権力を手に入れることを意味しています。

下剋上の使い方

下剋上を使った分かりやすい例としては、「下剋上が起きるスポーツは観ていて楽しい」「いつ部下に下剋上されないか怯えている」「下剋上精神を持つことはとても大切です」「彼は下剋上を起こして決勝まで上がってきた選手です」などがあります。

下剋上の由来

下剋上の由来は、鎌倉時代から戦国時代において下の身分の者が上の身分の者を実力で倒す風潮からきています。特に、室町時代から戦国時代においては頻繁に下剋上が起こっていました。

下剋上で最も有名な武将と言えば織田信長です。足利義昭を倒して室町幕府を滅亡させました。しかし、天下統一目前にして明智光秀に下剋上されたという何とも皮肉な話です。その他の有名な人物としては、徳川家康や豊臣秀吉などがいます。

現代において下剋上は、政治の世界で権力を持っていない人が当選したり、偏差値の低かった人が有名大学に合格した時、スポーツの世界で無名のチームや無名の選手が強豪と言われる選手やチームを勝った場合によく使われています。

下剋上の下の字を使った別の言葉としては、身分の低い家来のことを意味する「家臣」、見下すことを意味する「下視」、同種のものの中で下位の段階にあることを意味する「下等」、段階や等級などが低いことを意味する「下級」などがあります。

下克上の意味

下克上とは

下克上とは、下の者が上の者に打ち勝って権力を手に入れることを意味しています。

下克上の使い方

下克上を使った分かりやすい例としては、「私はどん底から頂点を目指す下克上精神を持っている」「昨日試合は下克上を果たしたのでとても嬉しかった」「下克上を起こす気持ちを持って明日の試合に臨む」などがあります。

下克上の由来

下剋上の「剋」という字が常用漢字ではないため、代用字として常用漢字である「克」が使われたことで「下克上」という言葉が生まれました。下剋上と下克上は意味が同じなため、どちらの漢字で表記しても間違いではありません。

この代用字というのは、他の単語でも使用されるものです。例えば、本来は「料簡」であるところを「了見」と表記するのが代用字です。本来の字が難しい字面であったり、常用漢字ではない場合に代用字が使われます。

前述したように、どちらの漢字で表記をしても同じ意味になるので、どちらでも好きな表記で書き記して良いものであると覚えておいてください。

しかし、公的な書類などに記載する際には、常用漢字である「克」を使って「下克上」とする方が良いでしょう。「下剋上」という漢字の方が、最初からあった表記であるというだけで、どちらの字でも意味は全く同じです。

表現方法は「下克上を起こす」「下克上を果たす」「下克上をする」

「下克上を起こす」「下克上を果たす」「下克上をする」などは、下克上を使った一般的な表現方法です。

下克上の類語

下克上の類語・類義語としては、帝王の位や政治の実権などを奪い取ることを意味する「簒奪」(読み方:さんだつ)があります。

下克上の克の字を使った別の言葉としては、努力して困難に打ち勝つことを意味する「克服」、困難な事態を乗り越えて元の状態に戻すことを意味する「克復」、対立する二つのものが互いに相手に勝とうと争うことを意味する「相克」などがあります。

下剋上の例文

1.毎年初戦敗退のチームが甲子園出場という下剋上を果たしたため、野球界隈はとても盛り上がっている。
2.今大会は我が校が下剋上を起こしますとインタビューで宣言した。
3.ラグビーは下剋上が起きにくいスポーツだと言われている。
4.下剋上という言葉を聞くと思い浮かべるのは戦国時代だろう。
5.下剋上を起こしてインターハイ優勝したことを10年経った今でも忘れられない。

この言葉がよく使われる場面としては、下の者が上の者に打ち勝って権力を手に入れることを表現したい時などが挙げられます。

下剋上の「剋」という字は常用漢字ではないので、日常生活でもあまり使用されません。そのため、「剋」という漢字に馴染みがない人がほとんどなはずです。「剋」は難しい漢字ですが、打ち克つや厳しいという意味を持ち、「こく」と読むと覚えておいてください。

下剋上は戦国時代、下の身分の者が上の身分の者を倒した際によく使われていた言葉です。現代では上記の例文のように、スポーツの世界でよく使われています。

下克上の例文

1.戦国時代よりも現代の方が下克上のチャンスが多いため、何事にもチャレンジしていきたい。
2.うちの息子は偏差値は40で来年受験を控えているが、下克上が得意な塾に入塾させたら慶応義塾大学に合格できるのだろうか。
3.スポーツの試合で下克上が起こると観ていてとても楽しい。
4.下克上が流行っていたので将軍家はいつ裏切られないか怯えていた。
5.高校最後のインターハイで優勝候補のチームに下克上を果たすことができた。

この言葉がよく使われる場面としては、下の者が上の者に打ち勝って権力を手に入れることを表現したい時などが挙げられます。

下剋上の「剋」という字が常用漢字ではないため、代用字の「克」が使われるようになって出来たのが「下克上」という言葉です。意味合いとしては全く同じものであり、どちらの漢字を使っても問題ありません。

例文2のように、偏差値が低い人が有名校に合格した場合や、例文3や例文5のように、スポーツの世界でよく使われる言葉です。

下剋上と下克上どちらを使うか迷った際は、公的な書類などに記載する場合は常用漢字である「克」を使った「下克上」とする方が良いでしょう。その他の場合には、個人の好みによって好きな方の表記を使うことができます。

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