【悲報】と【訃報】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「悲報」(読み方:ひほう)と「訃報」(読み方:ふほう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「悲報」と「訃報」という言葉は、どちらも死去の知らせを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



悲報と訃報の違い

悲報と訃報の意味の違い

悲報と訃報の違いを分かりやすく言うと、悲報とは悲しい知らせを意味し、訃報とは死去の知らせを意味するという違いです。

悲報と訃報の使い方の違い

一つ目の悲報を使った分かりやすい例としては、「愛犬が事故にあったとの悲報が届く」「悲報を聞いて頭が真っ白になった」「雇止めや解雇という悲報が絶えない」「応援する野球選手が大怪我をしたとの悲報を聞いた」などがあります。

二つ目の訃報を使った分かりやすい例としては、「突然の訃報にショックを受ける」「同級生からのメールで恩師の訃報が届く」「葬儀後に訃報を知って香典について悩む」「訃報のお知らせ方法を考えておく」などがあります。

悲報と訃報の語源

悲報と訃報という言葉は、どちらも死去の知らせを表し、マイナスのイメージがある言葉です。二つの言葉に共通する「報」は、「告げ知らせること、知らせ」を表し、悲報は文字通りに悲しい知らせを意味します。一方、訃報は死の知らせを意味します。

死去の知らせは、悲報と訃報のどちらの言葉でも表現できます。前述のとおり、死の知らせを意味する訃報はもちろんですが、死が悲しいことを表すときに、その知らせを悲報と表現することがあります。

よって、訃報は悲報に置き換えることができます。逆に、悲報の内容が死去であれば訃報に置き換えられますが、悲報の内容が死去でない場合は訃報に置き換えることができません。悲報は内容を限定せずに悲しい知らせ全般を意味し、訃報は人の死に限定した知らせを意味することに注意しましょう。

悲報と訃報の英語表記の違い

悲報を英語にすると「sad news」「bad news」となり、例えば上記の「悲報が届く」を英語にすると「receive sad news」となります。一方、訃報を英語にすると「news of death」「death notice」となり、例えば上記の「突然の訃報」を英語にすると「unexpected news of death」となります。

悲報の意味

悲報とは

悲報とは、悲しい知らせを意味しています。

悲報の使い方

悲報を使った分かりやすい例としては、「悲報に接し、悲しみにたえません」「大好きな音楽グループの解散という悲報が発表された」「幼馴染が病床で危篤状態との悲報を受けた」「老舗デパート倒産の悲報をニュースで知る」などがあります。

その他にも、「悲報と銘打つツイートが多い」「悲報のまとめサイトは衝撃的な不幸話ばかりだ」「イベント中止の悲報に泣く」「お気に入りのラーメン屋が閉店との悲報を知った」などがあります。

「悲報に接する」の意味

悲報という言葉は悲しい知らせを意味し、その内容は、病の報告、不合格通知、人の死去の知らせなど様々です。上記の例の「悲報に接する」とは、悲報が届いたり、訃報を受け取ることを表します。「悲報に接し、悲しみにたえません」とは、人の死を悲しむお悔みの言葉として使われる表現です。

悲報の対義語

悲報の対義語・反対語としては、喜ばしい知らせを意味する「朗報」、よい知らせを意味する「吉報」、うれしい知らせを意味する「快報」などがあります。

悲報の類語

悲報の類語・類義語としては、悪い知らせを意味する「凶報」、戦いに負けたという知らせを意味する「敗報」などがあります。

悲報の悲の字を使った別の言葉としては、かなしみなげくことを意味する「悲嘆」、悲しい中にも立派なところがあることを意味する「悲壮」などがあります。

訃報の意味

訃報とは

訃報とは、死去したという知らせを意味しています。

訃報の使い方

訃報を使った分かりやすい例としては、「ご訃報に接し、心から哀悼の意を表します」「仕事でお世話になった方の訃報を人づてに聞いた」「仕事中に部下から訃報が入る」「祖父の葬儀を新聞の訃報欄に掲載した」などがあります。

その他にも、「元気な印象しかない芸能人の訃報にショックを受ける」「取り急ぎ訃報を会社に報告する」「訃報とともに家族葬にするとの連絡があった」「新聞の訃報欄で知人の死を知った」などがあります。

訃報の読み方

「訃報」は「ふほう」と読みます。「とほう」や「けいほう」ではないので注意しましょう。

「訃報欄」の意味

訃報という言葉の「訃」という漢字は人の死の知らせを表し、訃報は死去の知らせを意味します。上記の例にある「新聞の訃報欄」とは、死亡の事実や関連事項が載せられるスペースのことです。新聞社の判断で有名人の死亡を掲載する場合と、個人が広告料を払って身内の死亡を掲載する場合があります。

訃報の類語

訃報の類語・類義語としては、死亡の知らせを意味する「訃音」(読み方:ふいん)、人の死の知らせを意味する「訃」などがあります。

訃報の訃の字を使った別の言葉としては、死亡通知を意味する「訃告」などがあります。

悲報の例文

1.今年に入ってから新型コロナウイルスに関する悲報がネットで飛び交っている。
2.ゲームが1日約60分しかできない条例施行のニュースは、息子にとって悲報だった。
3.なじみの駄菓子屋さんがお店を閉めるという悲報を、同級生グループラインに知らせた。
4.芸人が【悲報】というタイトルでツイートしてた内容が、残念な感じだけど笑えた。
5.悲報の反対語には吉報・朗報・快報があるが、内容によって使い分ける必要がある。

この言葉がよく使われる場面としては、悲しい知らせを表現したい時などが挙げられます。

例文2のように、ニュースを受け取る側にとって悲しいことであれば悲報と表現できます。例文4のように、ネット上で【悲報】という表現が多用されており、注意を引かせるために使われることがあります。その内容は単に悲しいことだけでなく、皮肉をこめて非難するようなものもあります。

訃報の例文

1.訃報の連絡手段として、以前は電話が一般的であったが最近はメールやSNSなどが多くなっている。
2.社内の訃報メールで、新入社員研修の時にお世話になった上司の逝去を知った。
3.取引先からの突然の訃報メールに、どのように返信すべきか一瞬悩んだ。
4.突然の訃報には、お悔み用の文例が充実している電報が頼れる存在だ。
5.ネットに「訃報芸能人の衝撃ランキング」があり、そんなランキングがあることに衝撃を受けた。

この言葉がよく使われる場面としては、死去したという知らせを表現したい時などが挙げられます。

例文2にある「訃報メール」とは、死去のお知らせを伝えるメールを意味し、会社では一度に社内に広く通知することが出来るため一般的な連絡手段となっています。例文4のように、一般的には訃報に対して「お悔み」を返します。お悔みは、人の死を悲しみ弔うことを意味する言葉です。

悲報と訃報という言葉は、死去の知らせという共通の意味を持つ言葉です。悲報は悲しい知らせを意味し、訃報は死去した知らせを意味し限定的な使い方をします。どちらの言葉を使うか迷った場合は、幅広く使える悲報を使っておけば間違いないでしょう。

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