【凝る】と【懲る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「こる」という読み方の「凝る」と「懲る」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「凝る」と「懲る」という言葉は同音の言葉ですが、意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



凝ると懲るの違い

凝ると懲るの意味の違い

凝ると懲るの違いを分かりやすく言うと、凝るとはある物事に熱中して打ち込むこと、懲るとは失敗して酷い目に遭い、もうやらないと思うことという違いです。

凝ると懲るの使い方の違い

一つ目の凝るを使った分かりやすい例としては、「最近は釣りに凝っている」「足が凝るのでマッサージをしている」「私の夢は凝ったデザインのウエディングドレスを着ることです」「職人は道具に凝る」などがあります。

二つ目の懲るを使った分かりやすい例としては、「彼女は懲りずに国家試験の勉強を続けている」「もう懲りたので悪いことはしません」「彼らは懲りることなく研究を続けている」「叱られて懲りたのか彼は大人しくなった」「彼女はお酒に懲りた」などがあります。

凝ると懲るは同音の言葉ですが、意味は大きく異なっているので注意が必要です。凝るはある物事に熱中して打ち込むこと、懲るは懲りるの書き言葉で、失敗して酷い目に遭い、もうやらないと思うことと覚えておきましょう。

凝ると懲るの英語表記の違い

凝るを英語にすると「stiff」「elaborate」「be particular about」となり、例えば上記の「足が凝るのでマッサージをしている」を英語にすると「I’m doing a massage because my legs get stiff」となります。

一方、懲るを英語にすると「learn a lesson」となり、例えば上記の「彼女はお酒に懲りた」を英語にすると「She learned a lesson from liquor」となります。

凝るの意味

凝るとは

凝るとは、ある物事に熱中して打ち込むことを意味しています。

その他にも、細かい部分まで工夫すること、血行が悪くて筋肉が張って硬くなること、ばらばらのものが集まって固まること、冷えて固まることの意味も持っています。

凝るの使い方

「彼はサッカーに凝っているので毎週試合を観にいっている」「最近は釣りをするのに凝っている」などの文中で使われている凝るは、「ある物事に熱中して打ち込むことや」の意味で使われています。

一方、「彼女は服装に凝っているのでとてもお洒落な格好をしている」「首がよく凝るので病院に行くことにした」などの文中で使われている凝るは、「細かい部分まで工夫することや血行が悪くて筋肉が張って硬くなること」の意味で使われています。

凝るは複数の意味を持つ言葉ですが、主に使われているのは、ある物事に熱中して打ち込むこと、細かい部分まで工夫すること、血行が悪くて筋肉が張って硬くなることの三つの意味になります。

表現方法は「肩が凝る」「首が凝る」「料理に凝る」

日常生活とビジネスシーンの両方で使える言葉ですが、どちらかと言えば日常生活で使う言葉になります。特に、「肩が凝る」「首が凝る」「料理に凝る」「〇〇に凝っている」「凝った〇〇」などはよく使われるフレーズです。

凝るの対義語

凝るの対義語・反対語としては、同じことが長く続いて嫌になること意味する「飽きる」があります。

凝るの類語

凝るの類語・類義語としては、一つの物事に熱中することを意味する「耽る」(読み方:ふける)、理性を失うほど夢中になることを意味する「溺れる」、一つのことに夢中になって他のことを顧みないこと意味する「耽溺」(読み方:たんでき)などがあります。

凝るの凝の字を使った別の言葉としては、凝り固まったものを意味する「凝塊」(読み方:ぎょうかい)、熱心に相談を重ねることを意味する「凝議」(読み方:ぎょうぎ)、目を凝らして見つめることを意味する「凝視」などがあります。

懲るの意味

懲るとは

懲るとは、失敗して酷い目に遭い、もうやらないと思うことを意味しています。

懲るの使い方

懲るを使った分かりやすい例としては、「三度の失敗でもう懲りました」「この結果に懲りることなく頑張りたい」「今回の件で懲りたので人を馬鹿にするのは」「模試の結果に懲りずに勉強した結果志望校に合格することができた」などがあります。

懲るは懲りるの文語形、つまり書き言葉になります。また、失敗して酷い目に遭い、もうやらないと思うことなので基本的にはマイナスなイメージで使われています。

しかし、「懲りずに」「懲りることなく」「懲りないで」のように、打消しの言葉を使っている場合は、諦めずに続けるというプラスのイメージで使っています。

懲るの類語

懲るの類語・類義語としては、制裁を加えたりして二度としないようにさせることを意味する「懲らしめる」、すっかり懲りて嫌になることを意味する「懲り懲り」などがあります。

懲るの懲の字を使った別の言葉としては、一度ですぐ懲りてしまうことを意味する「懲り性」、悪を懲らしめることを意味する「懲悪」、不正な行為に対して制裁を加えるなどして懲らしめることを意味する「懲戒」、懲らしめのための罰を加えることを意味する「懲罰」などがあります。

凝るの例文

1.最近頻繁に肩が凝るので、休みの日に病院へ足を運ぶことにした。
2.ゴルフに凝っているので、毎週打ちっぱなし場に通っている。
3.部屋の内装に凝る性格なので、部屋中がとても素晴らしい。
4.この彫像はとても凝った作りをしている。
5.彼女は毎日凝った料理を出してくれるので、良いお嫁さんになるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、ある物事に熱中して打ち込むことを表現したい時などが挙げられます。

その他にも、細かい部分まで工夫すること、血行が悪くて筋肉が張って硬くなること、ばらばらのものが集まって固まること、冷えて固まることを表現したい時にも使います。

例文1は血行が悪くて筋肉が張って硬くなること、例文2はある物事に熱中して打ち込むことの意味で使っています。また、例文3から例文5は、細かい部分まで工夫することの意味で使われています。

懲るの例文

1.酒の席で暴れたのに懲りたのか、あれから酒を飲んだ姿を一度も見たことはない。
2.もうガチャ課金には懲りたので、課金しないことを誓った。
3.こんなことで懲りてはレギュラーになれないと思い、さらに練習量を増やすことにした。
4.彼は女の子に騙されたこともあるのに、懲りることなくナンパを続けている。
5.毎年書類選考で落としているが、彼女は懲りずにオーディションに応募してくる。

この言葉がよく使われる場面としては、失敗して酷い目に遭い、もうやらないと思うことを表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文2はマイナスのイメージで懲るを使い、例文3から例文5はプラスのイメージで懲るを使っています。

凝ると懲るは意味が異なるので、使う場合は注意してください。凝るはある物事に熱中して打ち込むこと、懲るは失敗して酷い目に遭い、もうやらないと思うことと覚えておきましょう。

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