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【音読み】と【訓読み】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「音読み」(読み方:おんよみ)と「訓読み」(読み方:くんよみ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「音読み」と「訓読み」という言葉は、どちらも漢字の読み方を表すという共通点があり、本来の意味は違いますが混同して使われる傾向があります。




音読みと訓読みの違い

音読みと訓読みの意味の違い

音読みと訓読みの違いを分かりやすく言うと、中国から伝来した読み方か、日本独自の読み方かの違いです。

音読みと訓読みの見分け方

辞書でカタカナで表記されている読み方か、ひらがなで表記されている読み方かの違いもあります。

音読みと訓読みの由来の違い

音読みとは、漢字を字音で読むことを言います。この字音というのは、中国から伝わった言葉の音のことです。日本の漢字の読みは、中国から伝来した音を当てはめていることが多くあります。

音読みには、様々な種類があります。古い時代に伝わった音なのか、比較的新しい時代に伝わった音なのか、その新旧によって言葉の音は変化します。場合によっては、中国の方言のようなものが伝わって、そのまま音読みとして定着したものもあります。

同一の漢字に、様々な読み方があるのはこのためです。字音には、呉音、漢音、唐音などの種類があります。

呉音とは、古い時代に日本に入ってきた音です。元々は和音と呼ばれていましたが、平安中期以降には呉音と呼ばれるようになりました。この音は、中国の南方系の発音であると言われています。仏教関係の言葉の読みとしてよく用いられている読み方です。

漢音とは、平安時代に遣唐使などから伝えられた読み方であり、中国の北方系の発音に基づくものであると言われています。

唐音とは、江戸時代に長崎を通じて伝えられた読み方で、長崎の貿易商や禅僧などから伝えられたと言われています。

このように、中国の言葉が音として伝えられ、漢字に当てはめられたのが「音読み」です。一つの漢字に沢山の読み方があるのが特徴であり、辞書では主にカタカナで表記されています。

また、元々は中国の読み方なので、その漢字の読み方の音だけを聞いた時に、意味が伝わりにくいものが多くあります。例えば「山」という字は、音読みで「サン」となりますが、「サン」と聞いただけでは、意味を捉えにくいものです。

次に、訓読みについて考えます。訓読みとは、日本語での漢字の読み方のことを指します。中国からの伝来ではなく、日本独自の読み方です。この訓読みというのは、漢字の意味に由来する読み方であることが多いのも特徴です。

例えば、「山」という漢字は、山々が連なっている様子を字形で表しているものです。山が連なる様子を形にして「山」という漢字が作られ、そこに「やま」という読みを付けたものです。これが訓読みの作られ方です。

他にも「花」を「はな」と読んだり、「草」を「くさ」と読んだりするのも訓読みの読み方です。辞書では一般的にひらがなで表記される読み方で、元々が日本語なので、音を聞いただけでも意味がわかるものが多いです。

「やま」と聞いたら「山」であると想像出来ますし、「はな」と聞いたら「花」、「くさ」と聞いたら「草」と想像できます。訓読みである「ソウ」と聞いても「草」を連想するのは難しく、同じように「カ」と聞いて「花」を想像するのは難しいものです。

音読みの意味

音読みとは、中国から伝わった音での漢字の読み方で、辞書ではカタカナで表記されているものを意味しています。

音読みとは、中国から伝わった言葉の音を、漢字に当てはめたものです。伝わった時期によって様々な読み方があり、ひとつの漢字に沢山の読み方があるのはそのためであると言えます。

日本に伝わった時期によって、呉音、漢音、唐音などの種類があります。中国語を日本語に変換したものなので、その読みだけでは意味が伝わりにくいものが多いのが特徴です。

漢字二文字の熟語で、最初の漢字を音読みし、二文字目を訓読みするものを「重箱読み」と呼びます。重箱とは「ジュウ」(音読み)、「ばこ」(訓読み)という読み方をするので、それと同じように音訓読みをする熟語を重箱読みと呼びます。

訓読みの意味

訓読みとは、日本で付けられた漢字の読み方で、辞書ではひらがなで表記されているものを意味しています。

訓読みとは、漢字に日本語の読みをつけたものです。漢字の意味に合った読み方を後から付けたものなので、読み方を聞いただけでも意味が伝わりやすいのが特徴です。

漢字二文字の熟語で、最初の漢字を訓読みし、二文字目を音読みするものを「湯桶読み」と呼びます。湯桶とは「ゆ」(訓読み)、「トウ」(音読み)という読み方をするもので、それと同じように訓音読みをする熟語を湯桶読みと呼びます。

音読みの例文

1.音読みとは中国から伝わった読み方です。
2.音読みは辞書ではカタカナで表記されているものです。
3.音読みは、その音が日本に伝わった時期によって様々な読み方がある。
4.音読みは元々は中国の言葉の発音なので、音読みだけでは意味が伝わりにくいことがある。
5.音読みの一部は遣唐使などから伝えられたものらしい。
6.日本語は同じ音読みをする同音異義語が多く、文字で見て初めて意味を理解することも多い。
7.男の名は秀真で、もともとは「ひでまさ」だったのだが、今では「シュウマ」と音読みで好んで名乗っている。
8.中学生の時にクラスメイトの大村君は音読みで、「ダイソン」と呼ばれていた事を思い出しました。
9.生物を音読みでは「セイブツ」だが、訓読みでは「なまもの」と読み、意味が全く違ってしまうケースがある。
10.清水は「セイスイ」と音読みすることは殆どなく、「しみず」や「きよみず」と呼ばれることが多い。

この言葉がよく使われる場面としては、漢字を中国から伝わった音で読む時などが挙げられます。音読みとは、辞書でカタカナで表記されている読み方のことです。

中国の言葉の音をそのまま日本語として定着させたものなので、音を聞いただけでは意味が分からないことが多いのが特徴です。伝来した時代によって、様々な読み方があるので、音読みは種類が多くあります。

辞書を引いて、カタカナで表記されている読み方が音読みであり、中国から伝わった読み方であるということを覚えておくようにしましょう。

訓読みの例文

1.訓読みは、日本で作られた漢字の読み方です。
2.訓読みは辞書ではひらがなで表記されているものです。
3.元々が日本語なので、読みを聞いただけで意味が理解できることが多いのが訓読みです。
4.訓読みは漢字が先にあり、そこに意味のある読み方をつけたものだよ。
5.「牧場」という字は音読みだと「ボクジョウ」だけれど、訓読みだと「まきば」となるから印象が違うね。
6.私の名前は友子と書いてゆうこと読むのだが、人名だと訓読みが普通だと思われるのかだいたい「ともこ」さんと呼ばれる。
7.この段落にある「人気のない場所」は、ニンキではなく、ひとけと訓読みで読むべきでしょう。
8.日本語の愛に訓読みがないのは、むかしの日本人は愛するという直接的な表現を好まなかったのだろう。
9.漢字の訓読みは、もともと「大和ことば」としてあった発音に漢字を充てたものが多く存在しています。
10.若者たちが「本気」と書いて「マジ」と振り仮名をつけるのは、現代における訓読みと言っていいだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、漢字を日本で作られた読み方で読む時などが挙げられます。訓読みとは、辞書ではひらがなで表記されている読み方のことです。

例文5のように、音読みと訓読みでは印象の変わる熟語も多くあります。例えば「明日」という漢字は中国の読みである音読みでは「ミョウニチ」と読みますし、日本の読みである訓読みでは「あした」や「あす」と読みます。

他にも、「人気」などの言葉は、中国の読みである音読みでは「ニンキ」と読みますし、日本の読みである訓読みでは「ひとけ」と読みます。

辞書を引いて、ひらがなで書いてある読み方が訓読みであり、音読みと訓読みの読み方により印象が変わるものであると覚えておくようにしましょう。

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