【エモい】と【やばい】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「エモい」と「やばい」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「エモい」と「やばい」という言葉は、どちらも感情の起伏を表すという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。







エモいとやばいの違い

エモいとやばいの違いを分かりやすく言うと、「エモい」とは感情が動かされた様子を示す言葉であり、「やばい」とは感情だけでなく出来事などについて程度が過ぎている様子を示す言葉であるという違いです。

また、エモいとはプラスの意味で使われる言葉であり、やばいとは前後の文脈によってプラスにもマイナスにも捉えられる言葉であるという違いもあります。

「エモい」というのは、英語の「Emotional」(読み方:エモーショナル)という言葉の略語です。エモーショナルというのは、感情的であるという意味を持つ言葉です。元々「エモい」というのは、音楽用語として使われていた言葉でした。

音楽のジャンルに「Emo」(読み方:イーモウ)というものがあり、これは哀愁的であったり感傷的な音楽を示すものでした。そこから、精神的に哀愁がある状態、なんとなく切ない雰囲気がある状態などを「エモい」と表現するようになりました。

エモいというのは、上記のように、感情に訴えかける状態である場合に使われる言葉です。言葉で表現するのが難しいほどに繊細で情感的である様子を、どうにか相手に伝えようとする際に「エモい」という言葉が使われます。

一方の「やばい」というのは、危険なことや不都合なことが起こりそうな時に使われる言葉です。感情の面でも使われますが、感情だけではなく出来事に対しても使われるのが「やばい」という表現です。

また、やばいというのは程度を示す言葉でもあります。何かの出来事が言葉で表現できる範囲を超えてしまっている場合にも「やばい」と表現します。この場合の「やばい」というのは、文脈によってプラスの意味でもマイナスの意味でも使われるものです。

やばいという言葉の語源については、様々な説がありますが、江戸時代あたりには既に使われていた言葉だと言われています。元々は「厄場(やば)」と呼ばれる牢獄を示す言葉を、泥棒たちが隠語として「やばい」と呼んでいたのだと言われています。

泥棒にとって、牢獄は危険な場所です。そういった身の危険がある場所のことを「やばい場所」と呼んだり、捕まりそうな状態を「やばいことになった」と表現していたことが、現在の「やばい」という言葉の元になっています。

近年では、身の危険を覚える状態だけでなく、良い意味で程度が行き過ぎている状態のことも「やばい」と表現します。例えば「やばいくらい面白かった」「美味しすぎてやばい」などのように使われます。

やばいという言葉は、前後の文脈によって様々な意味を持つ言葉です。その時々の状況によって、どのような意味で使われているのか判断する必要があります。

エモいとやばいを使い分ける際には、感情に訴えかけている様子を示す時にはエモいを使います。出来事について表現する際にはやばいを使うと覚えておくようにしましょう。

また、エモいというのは、感傷的であったり、少しナイーブな印象を与えるもの、じっくりと浸ってしまうような様子を示す際に使います。感傷的ではありますが、やばいとは違って、プラスの意味でのみ使われる表現です。

やばいについては、前述の通り、前後の文脈によってプラスの意味でもマイナスの意味でも使うことが出来るものであると覚えておくようにしましょう。

エモいの意味

エモいとは、英語の「Emotional」(読み方:エモーショナル)を由来とした言葉であり、「感情が動かされた」という意味の形容詞を意味しています。

エモーショナルとは「感情的」という意味を持つ言葉です。この言葉を省略して「エモ」とし、そこに形容詞の言い切りである「い」を加えて「エモい」という言葉が出来上がりました。

形容詞というのは「美しい」「楽しい」などのように「い」で終わる言葉であり、物事の状態を詳しくする補助の役割をしている言葉のことです。エモいというのも、感情を表す補助をする役目を持っている言葉であると言えます。

エモいという言葉は「感情が動かされた」「感情が高まって心が動かされた」というような意味を持ちます。日本語的な感性で言うところの「哀愁を帯びている」「いとをかし」「もののあわれ」と同じような意味を持つ言葉です。

エモいというのは、主にSNSなどで頻繁に使われている言葉であり、微妙な感情の動きや、言葉では表現しにくい曖昧な心持ちを表現します。基本的には、筆舌し難いのだけれど、とても感動した、というようなプラスの意味で使われるものです。

エモいという言葉は、本来は音楽用語でした。音楽のジャンルのひとつである「Emo」(読み方:イーモウ)からきている言葉です。このEmoというジャンルは、メロディアスで哀愁のある音楽と切ない感情を表現した歌詞が特徴的な音楽です。

そこから派生して、感情的であったり、感傷的であったりして心を揺さぶる音楽についてエモいという表現を使うようになりました。現在では、音楽だけでなく、日常生活の中でも心が動かされるようなことがあった場合に「エモい」と使われています。

エモいという言葉で表現される感情というのは、悲しいや寂しい、切ないといった言葉で表現しきれない部分であることが多く、一言で表現出来ないために、複雑な心境であることを伝える意味で「エモい」と使用されることもあります。

多様な感情が嵐のように渦巻いている状態であると言うこともできます。はっきりと言い切れない感情について「エモい」と使うのだと覚えておくようにしましょう。

他にも、懐かしい物事に触れた時や、心に染みる出来事があった際に「エモい」という言葉を使ったり、あまりにも尊く素晴らしいものに出会った際に「エモい」と使ったりします。

やばいの意味

やばいとは、危険で不都合な状況に置かれることが予測される時に、その危なさを示す意味を持つ形容詞を意味しています。また、文脈によっては「最高であること」「素晴らしいこと」「すごく良いこと」を意味することもあります。

やばいというのは、身に危険が迫っていて危ない様子を示したり、不都合なことになりそうであると予測されたりする場合に使われる言葉です。

例えば「ここはやばいから、逃げよう」などと言った場合、それは「ここは危ないから、逃げよう」という意味になります。他にも「遅刻は連絡しないとやばいよ」という文章は「遅刻は連絡をしないと不都合なことになるよ」という意味で使われています。

やばいという言葉の語源は、諸説あります。ひとつの説としては、江戸時代、牢屋や牢屋を警護する看守のことを「厄場(やば)」と呼んでいたのがその語源だと言われています。

江戸時代の泥棒は、自らの身が危険な状態になった時や、危険な場所に盗みに行く時に、「やばいことになった」や「やばい場所に行くぞ」と使っていたとされています。

これは、牢屋を意味する「厄場」を隠語として「やばい」として使っていたものです。泥棒の危険な状態というのは、捕まりそうな状態という意味であり、厄場に連れていかれそうになる、ということを「やばい」と呼んでいました。

本来の意味としては、上記のように、危険が迫っている様子などを示すために「やばい」という言葉が使われていました。しかし、近年使われている「やばい」は、出来事を強調する意味が強くなってきています。

例えば「このパンケーキ、やばいくらい美味しい」というようにプラスの意味でも使われます。このように、やばいというのは、程度が過ぎている様子を示す言葉でもあると言えます。

「やばい」という言葉は、危険である様子や、不都合な状況に陥っている様子、またはやばいという言葉の前後の文脈にある出来事を強調して表現する言葉であると覚えておくようにしましょう。

「エモい」というのが、表現しきれない感情を表しているのに対し、「やばい」というのは物事の程度が行き過ぎている様子を示すものです。

エモいの例文と使い方

1.昨日友達に勧められたバンドの音楽が、あまりにもエモかった。
2.大好きなイケメン俳優の写真集が、ものすごくエモい。
3.同級生と10年ぶりに卒業アルバムを見て、大変エモい気持ちになった。
4.この本は展開がものすごくエモいから、みんなにも読んでもらいたい。
5.夜空に白い鳩が飛んでいる写真を撮ったら、すごくエモいものになった。

この言葉がよく使われる場面としては、切なく心に染み入るような出来事があった際に、その時の感情を上手く表現しきれない場合などが挙げられます。エモいというのは、エモーショナルという言葉の省略形を形容詞化したものです。

エモいという言葉は、繊細な感情の動きを表現しています。筆舌し難いような感動や甘く切ない曖昧な感情を表現したい時に「エモい」という言葉を使います。本来は音楽用語であり、メロディアスで哀愁のある音楽のジャンルを示していました。

現在では、様々な場面で「エモい」という言葉が使われるようになっています。例文3のように、昔懐かしいものを見た時や、例文5のように心に訴えかけるような写真が撮れた場合などにも使われます。

やばいの例文と使い方

1.来週はやばいくらいに忙しくなりそうだ。
2.あの人はいつも危ないことにばかり手を出すからやばいよ。
3.そんなことしたらやばいって、絶対怒られるよ!
4.週末に行った水族館、やばいくらい楽しかったね。
5.テストの点数、そんなに悪かったの!?やばくない?!

この言葉がよく使われる場面としては、何か危険な状況が迫っている時や、起こった出来事が表現しきれないほど、程度が行き過ぎていることを示したい時などが挙げられます。前後の文脈によってプラスの意味にもマイナスの意味にも使える言葉です。

やばいというのは、元は牢獄や看守を意味する「厄場(やば)」という言葉が語源となっています。江戸時代では、危険な場所を示す意味で「やばい」という隠語が使用されていました。

現代では、隠語ではなく、SNSや話し言葉で使われる言葉になっています。現代で使われているやばいという言葉は、その前後の文脈により、意味が異なるもので、出来事の程度が言い表せないほどに凄いことを示すものだと覚えておくようにしましょう。